Columns: News
ニュースメモ(2007/02/05-2007/02/11)
News【2007/02/09】
[society] ホワイトカラー・エグゼンプション導入は時期尚早
「若者はなぜ3年で辞めるのか?」著者。「まず求められるのは管理職のマネジメント力」ってのはその通りではありますが、現場のマネジメントをしてるミドルマネジメントの方が、更に激務だと思いますが。
[society] なぞなぞ(地域差別系):専業主婦度は地域によってどう違うのでしょうか?
世帯年収が高いほど専業主婦率も高いって話。税制優遇は追い銭か。ただあくまで専業主婦が実現できるかどうかということで、メディアによる「専業主婦優遇」批判報道の検証 (pdf)のように、税制上は双方高収入な共働きが一番得という論文も。
参考: [society] 減少する専業主婦 (pdf) 年収と専業主婦率の関係とか。
参考: [society] 女性労働が助ける家計所得~配偶者が稼ぐ世帯ほど高収入~ (pdf) 勝者連合。
[business] サービス分野の生産性向上
サービスの生産性向上は「マニュアル化」と「機械化」。医療、介護、保育療育でできるか。対人系はスケーラブルにするのが極めて難しいと思いますが、医療については改革は外からやってくるの「チャート化(つまりマニュアル化により専門家でなくてもできるようにする)」が1つの解なのでしょうか。
[business] 商店街をビジネスの場に変える (pdf)
単純に購買意欲の高い消費者数の問題ということもあるような…東京の下町はワークしてますし。
[business] 人口減少社会の地域活性化を担う移住ビジネス (pdf)
自然豊かな田舎は一見魅力的とはいえ社会福祉サービス力がその自治体がどれだけ豊かかに依ってきますから、どれだけニーズがあるかということですね。
[business] 2007年 バレンタインデーに関する調査 (pdf)
ブランド名ランキングが興味深い。
関連: [business] 「バレンタイン好き? 嫌い?」・米アマゾンでイカすバレンタインフェア実施中
【2007/02/08】
[society] 「格差」から逃げる 安倍政権に身内から批判
これは格差より貧困問題の解決に取り組む方向性で合ってると思いますが。
[society] 少子化対策の切り札は国民啓蒙というサイレント・オピニオン
[society] 少子化問題解決には徹底的な社会政策しかない。
原因がマインドか経済的なものかということでは、恐らく両方があるのでしょうし、人によっても割合が違うのでしょう(高収入ほどマインドが理由になり、そうでないほど経済的理由の割合が大きくなる)が、どちらがより変えやすいか、という視点で見れば、カネのかからないマインドより経済的な理由をシステム的に解決していく方が現実的では、ということですね。あとは移民政策との絡みもあって、「「少子化対策」と「個人の自由」と「小さな政府」はトリレンマの関係にある」というのがそうかも。
関連: [society] 「産む性」について一言・・・
関連: [society] 「頑張っていただくしかない」が問題ならそれは「少子化問題」自体が問題だということ
[business] 高齢者の時間消費型サービスの行方
高齢者の増加により、余暇が増えるが、時間消費型サービスに費やす総時間が必ずしも増える訳ではない。
[education] この忙しさで死にはしないが、この忙しさで見逃すことはある
教育現場で高まる負担感。
[partner style] 体位
対面位が「正常位」なのは一夫一妻制のためという説。ほんとかいな。
【2007/02/07】
[society] 日本経済ウォッチ:2007年2月
1人辺り付加価値の高い製造業は効率化によって雇用吸収力が小さくなっており、労働集役色の強いサービス産業への産業構造の転換によって、経済成長しても必ずしも格差が是正する方向には行かなくなっている。
関連: [society] グラフで見る景気予報
[society] 2007年度の賃金動向に関する企業の意識調査 (pdf)
個人消費の見通しは依然として厳しい。
[society] “労働ビッグバン”が狙う真の標的
机上の空論にならない限りは言ってることはまとも。
[society] 日本のイノベーション戦略~トップがコミットし、自ら実行すべし~
こちらは経済同友会の方の提言。「開かれた社会」「多様性のある社会」「夢のある社会」が3つの戦略。
[society] 2006年度・新卒者採用に関するアンケート調査結果の概要
採用選考時に重視する要素は、いつも通り「コミュニケーション能力」。
[society] 「将来推計人口」の前提と、前提としての「将来推計人口」
「潜在出生率」はあくまでも少子化対策をドライブするファンタジーであって、低位推計よりも低い線で見通しを立てる必要がある、ということ。
関連: [society] 人口の変化等を踏まえた年金財政への影響(暫定試算)
[society] 60歳台は働くのが当たり前に (pdf)
もちろん人口構造変化による社会保障破綻を防ぐにはそれしかありません。心配なのは60歳台でできる仕事が全員分あるか、ということです。
[business] エモーショナル・マーケティング~感情価値をマーケティングに組み込め~
B2C商品・サービスでは今更の話で、B2B商品・サービスでどうコモディティを差別化するかを考えてるんですけどね。まさか営業の「寝技」ってこともないでしょうし。
[business] はてなブックマーク > 木走日記 - IT技術者派遣業~現代日本の「奴隷商人」達
うーん…需要と供給、ということですが。いつもながらITっても自分でサービスを提供するインターネット系と企業向けSI系は別物ですが、企業向けの場合、設備投資なので需要が景気に大きく左右されるのに、日本にはレイオフという概念がないため人を切れない上、もともと残業が前提になってるため残業量での調整も難しい。勢いリソース調整が派遣・請負で行われることになる。インディペンデントコントラクタを大企業が活用できるような仕組みが必要と思われます。
【2007/02/05】
週末は「それでもボクはやってない」を観て来ましたがこれはマジで満員電車乗るのが怖くなります。
ところで、DHBR2006年12月号の記事「まずAクラス人材のメンタル・ヘルスを守れ」では、「きわめて即物的な表現になりますが、忙しくて優秀な人材とは、壊れにくくて稼働率の高いマシンのようなものです」とか書かれてて笑いましたが、こっちはそんなに腹立たないですね。偉い人が機械のアナロジーで捉えるのって普通なんだということかも。
[society] 2007年から始まる家計の増税プラン~5年後の税負担が2-3割増のシナリオも~ (pdf)
昨年末にもほとんど同じレポートが出てますが、総計がある分分かりやすい。年収500万円で25万、900万円で50万円の負担増。ずっしり来ますねこれは。
[society] 日本の姿を考える(1) 市民が考える幸せの構図
経済発展より心の豊かさ。もっともこう聞かれればそういう答えになるとは思います。
[society] 地域間格差:所得格差「小泉政権下で拡大」実証 本社集計
「小泉政権下」ではあるかもしれませんがあくまで時期が同じだけだったような気が。
関連: [society] 地域間格差の是正
[society] 母に成りたい未婚女性
結婚率の向上が期待できない中では、日本においても「結婚しなくても子供はほしい」という声を掬い上げて行く必要があると思われます。
(参考) [society] 「事実婚」は晩婚国ニッポンの少子化対策となるか!?
[partner style] はてなブックマーク > 女性はどうして男性の親との同居が嫌なのか?
いわゆる農家メンタリティですかね。(農家の跡継ぎ男性では夫両親同居+共働きが必然でしょうから…結婚が難しくなるのも無理はありません。) 近所にマンション借りればいい話だと思うんですが。