中山道の文献資料

名称著者発行年概略資料
野ざらし紀行[のざらしきこう]松尾芭蕉元禄十一
(1698)
芭蕉の初めての紀行作品で、東海道から伊勢、大和、美濃、熱田、伊賀を歴訪した後、京都から江戸へ帰る。中山道は近江路、美濃路が描かれている。
木曽海道宿付須原屋久右衛門宝永以前上段に石川流宣の描く道中図、下に道中記を載せ、江戸から京へと辿る。
更科紀行松尾芭蕉宝永六
(1709)
「笈の小文」の付録として刊行され、名古屋から木曽路を経て善光寺、江戸へ帰る紀行文。
岐蘇路記貝原益軒宝永六
(1709)
駅肝録正徳六(1716)
諸国旅雀享保五(1720)
岐蘇路安見絵図[きそじやすみえず]桑楊宝暦六(1756)見開きの両面に道筋の絵と文で紹介している。http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=HRSL-00121
壬戌紀行(木曽の麻衣)大田南畝(蜀山人)享和二(1802)大田直次郎が幕府大坂銅座御用のため寛政十三(1801)年に大坂に向かい、翌享和二年に中山道を経由して江戸に帰った際の紀行文。
木曽名所図会[きそめいしょずえ]秋里籬島文化二(1805)
中山道分間延絵図(五海道其外分間見取延絵図)[なかせんどうぶんけんのべえず]道中奉行文化三(1806)
続膝栗毛[ぞくひざくりげ]3,4編十返舎一九文化七
(1810)
道中記he13_01164_0028.pdf (waseda.ac.jp)
諸国道中金の草鞋[しょこくどうちゅうかねのわらじ]5木曽路巻十返舎一九
喜多川月麿(画)
文化十一
(1814)
見開きに2,3の宿の絵と共に紹介する観光ガイド的な道中記he13_01346_0004.pdf (waseda.ac.jp)
木曾巡行記天宝九(1838)
中山道宿村大概帳[なかせんどうしゅくそんたいがいちょう]天宝十四(1843)宿駅間の距離、宿駅の戸数、駄賃銭などが記される。
夜明け前[よあけまえ]島崎藤村昭和4(1929)