韓国食い倒れツアーIV 二日目


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Agenda
 8時に起きて、僕はシャワーを。で、一通り着替えて、9時過ぎにホテルを出発。一路「竹森」へ。明洞で美味しいお粥屋としてソウルナビに載っていたので、行ってみた。さすがに朝9時だとドコも開いてない。しかしこのお店は8時から営業。すばらしい。しかし入ってみたら、日本人観光客ばかりでジモティはいない。ちょっと失敗したかな、と思った。

 メニューは当然日本語。値段はやや高め。日本人目当てのお店っぽいなぁ、と思いつつも、まぁ良いかということで、よっちゃんと別々のおかゆを頼んだ。出てきたおかゆはまぁまぁ。この値段ならもうちょっと美味しくても良いかな。

 早々とお店を出て、次はロッテデパートへ。一応免税店を押さえておきたい、というよっちゃんの希望で。徒歩でてくてく歩くと10分程度。デパート自体はあいてないんだけど、免税店は10時半からオープン。ということですぐに入れた。僕は特に見るものもないし、トイレ行きたいし、ということでいったん別行動。トイレから出てから、ちょっと香水を見ているとよっちゃんから電話。一通り見たというので、合流してデパートを出た。

 次は南大門市場。前回の旅行と同じパターンだな(^^;。僕は今回は海苔は買わない予定。その代わり後輩に頼まれていたブツを買うべく、探し歩くことに。何軒か見て、最後に入ったお店で聞いたら、40,000Wと言われたので却下。東大門市場では20,000Wだったからいらない、と言って、店を出ようとしたら、お店のおっちゃんが「仕方ない、今日初めてのお客さんだから負けとくよ!」と20,000Wにしてくれた。ラッキー、というか倍の値段をふっかけるとは、さすが韓国。

 さらに市場を歩いていると、おもしろTシャツを売っているお店発見。ここで太極旗をプリントしたTシャツが5,000Wだったので、後輩へこれもプレゼントしてあげることにした。よっちゃんは海苔専門店で、いくつか試食した後、値段交渉。向こうが用意しているパッケージは量が多すぎるので、半分にしてほしいと。僕の「財布交渉」を見た後だったからか、よっちゃんもうまく交渉してほぼ望み通りの量・値段で購入。交渉してみるものだね。

 さて、荷物ができたのでいったんホテルに戻るか相談。しかしこの程度の量ならOKでしょう、ということで、ホテルには戻らないことに。次は仁寺洞へ行ってみることに。地下鉄で移動。

 11時くらいだったけど、仁寺洞はまだ人が多くはない。フラフラ見るも、よっちゃん的には惹かれるものは無かったようだ。僕は友人へのおみやげを一つ買って、早々に退散。次は新村へ。ここでお昼を食べることにしてたのだ。

 新村で、「高博士冷麺」という、冷麺で有名な老舗のお店に行きたかったのだ。ここは最初のソウル旅行でヤギさんと来たところ。で、場所も覚えていたので地図も見ずにてくてく向かったのだが…、元あった場所には別のお店が入っていた。あれ?と思ってよっちゃんの持っていた「地球の歩き方」を見ると、ちょっと梨大方面へ移転したらしい。そちらに行ってみたが、やっぱりそれらしいお店はない。なぜ?20分くらいうろうろ探したけど見つからず。警察官を見かけたので聞いてみたら、無線まで使って調べてくれた。その結果、「つぶれた」とのこと…。がーん。残念。老舗だからあると思っていたのに。しかし無線まで使って調べてくれるとは、こちらの警察官は親切だ。

 さて、こまった。おなかはすっかり冷麺モード。なんとしても食べたい。僕の持っていたガイドブックで検索。そしたら新村駅近くに2軒ほど、美味しい冷麺屋があるらしい。そちらに行ってみて、メニューを見てからどちらに入るか決めることにした。

 2軒のうち、駅から近い「ユルチョン ネンミョン」しか見つからず。まぁ良いか。こちらに入ってみることにした。特徴は薄氷が張るほど冷たい汁、とのこと。よっちゃんは冷麺(小)で、僕は(大)を頼む。小だとちょっと少なかったみたい。隣のテーブルではチヂミを頼んでいて、よっちゃん「あれも頼めばよかった」。確かに。冷麺はなかなか美味。しかしその場でハサミでジョッキンはしてくれなかった。珍しいお店。

 はてさて、次はどうしよう。二人とも明日帰国だが、よっちゃんは早朝出発。なので、お互い行きたいところに行っておきましょう、ということでここから別行動。19時に、江南駅で待ち合わせし、そこから徒歩5分ほどの「牛皇庭」という焼肉屋へ行くことにした。お互いまだ肉が食い足りないので(笑)

新道林駅

新道林駅
 僕は今回は「猟奇的な彼女」の舞台となった場所を見て回ろうと計画していたので、ちょうどよかった。ここ新村駅から地下鉄で一本で、映画冒頭のシーンに出てくる「新道林」駅へ行く。ここでは主人公・キョヌと「彼女」が出会うシーン。写真撮影し、国鉄に乗り換えて「富平」駅へ。

 「富平」までは各停で40分以上かかった。のんびりソウル郊外へ向かう、といった感じ。ちょっと疲れて眠かったけど、初めて行くところなので睡魔と戦いなんとか起きたまま到着。ここはソウル郊外のそこそこ大きな街みたい。思った以上に大きくて、かつ日本語の案内板などもあってビックリ。日本人ここまで来るの?とりあえず、キョヌと「彼女」が待ち合わせた、駅出口などでも撮影。
富平駅のベンチ

富平駅のベンチ

富平駅

富平駅
 それからショッピングセンターに入ってみる。映画の撮影に使われた訳じゃないんだけど、どんなもんなのかな、と思って。これがめちゃめちゃ広い。しかも迷った(^^;。郵便局を探していたんだけど、案内に従っていたはずなのに途中で案内表示が無くなるし…。あきらめて駅を「探す」ことに。広い上に、とても活気がある。すごいわ。

 なんとか駅を探し出して、帰途につく。滞在時間は40分ほどか(^^;。次はキョヌの家。これが昨日行った弘大近くだったらしい。昨日行っておけばよかった(^^;。新道林駅まで国鉄で戻るのだが、富平の隣駅で停車したとき、目の前にどうも快速らしい電車が停まっている。アナウンスが韓国語だったからわからなかったけど、あっちの方がどうも早そうなので、乗り換えてみた。そしたら大正解。駅をびゅんびゅん飛ばし、20分ほどで新道林駅到着。すばらしい。
「彼女」とキョヌの待ち合わせ場所

「彼女」とキョヌの待ち合わせ場所

キョヌの家

キョヌの家
 ここからまた地下鉄2号線に乗って弘大前で下車。とあるWebにキョヌの家として使われた場所への行き方が載っていたので、それをプリントアウトして持ってきていた。それに従って歩いていくと…、弘大前じゃなくて、その一つ手前の合井駅で降りた方が近かったぞ。しょうがないなぁ。そのままさらに従って歩いていくと、見つけた!今は改装されてイタリアンレストランになっているのだけど、確かにキョヌの家だ。写真撮影開始(笑)

 さて、また弘大前まで戻るか。来た道と同じではおもしろくないので、お店の前の道から坂を下ってみると…、なんと前回すーちゃんと遊びに来たクラブ「Stompers」の目の前!時間にして30秒ほどで着いちゃった…。かなりショック。だったら前回来ておけばよかった…。しかもココに出た、ということは、昨日も通っていたことになる。なんてこったい。しかもWebの行き方通りに来るより遙かに近い道を昨日通っていたのに…。
まさか前回遊んだクラブのすぐ近くとは…

まさか前回遊んだクラブのすぐ近くとは…

 まぁ、ここで落胆しててもしょうがない。戻るとしよう。昨日来た道もつまらないので、また別の道に適当に歩いていると…、迷いました(T_T)。なんか勘が鈍っているのかなぁ。迷ってばかりだ。30分くらいうろうろして、なんとか地下鉄へたどり着いた。かなり歩き疲れてしまった。次の目的地は、キョヌが「彼女」を見かけるシーンで使われた、「プデチゲ屋」。これが新村と梨大の間くらい。地下鉄ではなくてタクシー乗って行こうかと、迷っている間考えていたけど、やっぱりやめておいた。間違ったところに連れて行かれるとつらいし(^^;。

 地下鉄を新村で降りて、昼間来た道を戻る。国鉄と道が平行になったところで、国鉄の高架をくぐって北側へ。延世大学があるのだけど、そこを右、梨大方面へ。しばらく歩くと国鉄側に梨大の関連施設が。かなり大きいのね。延世大も、新しい校舎を建てているけど、めちゃでかい。オフィスビルみたい。お金あるのだなぁ。しかし道を行けども行けども、まったく「プデチゲ屋」らしきものは見あたらず。20分以上歩いてダウン。この道は違うみたいだ。高架をくぐって、国鉄の南側の道を梨大方面に向かうことにした。疲れたよ〜。

プデチゲ屋

プデチゲ屋
 高架をくぐって梨大方面に歩くとすぐに、「プデチゲ屋」発見…。めちゃ近いじゃないか。しかも昼間すぐそばまで来てたのに!!今回はこんなんばかりや。しかし感慨深い。このお店は映画の撮影の通り、今でも普通に営業中。ちょっと覗いてみたけど、特に映画に関連するようなものは貼ってない。お店と、店側から「彼女」を見つけた方向を撮影して、梨大へ向かう。

 むかーし新村から梨大へ歩いたことがあったけど、それはもっと南側の道だったので、国鉄側の道を歩いていくのは初めて。いろいろお店があって、梨大に近づくにつれて若者向けのお店が増えていく。なかなか楽しい。人も多いし。にぎやかで良いね。しかしあまりに疲れたので、梨大近くのスターバックスにて休憩。前に歩いたときもココで休んだっけ。

 ゆっくり休みながら、絵はがき職人と化す。今日はここもとてもにぎわっていて、危うく座れないところだった。30分くらい休憩して、店を出る。いろいろ遠回りしたせいで、かなり時間をくってしまった。これではもう他の場所は回れないなぁ。しょうがない。いったんホテルに戻って荷物を減らして、江南へ向かうことにしよう。

 地下鉄でホテルに戻る。よく考えたらホテルのキーは僕しか持ってなかったので、よっちゃんがホテルに戻りたがっていたら申し訳ないことした。いまさらしょうがないのだが。ホテルで少し休みながらメールを読み書き。18時ちょっと過ぎにホテルを出る。19時待ち合わせだが、江南まで地下鉄で30分ほどかかりそうだから。

 10分前に江南到着。この駅は昨年もりもりと来たなぁ。COEXに行こうと思ったのに間違って降りちゃった。あのときは外に出なかったので地下街しか見てないんだけど。まだ時間があるから先にお店の場所を把握しておこう。2番出口を出て、南に5分ほど歩くとあるらしい。携帯を握りしめながら歩いてみると…、5分以上かかってちょっと不安になったが、「牛皇庭」発見。時間も良い頃合いなので、駅まで戻るか。

 駅に戻って、19時過ぎてもよっちゃん来ない。ま、こんなもんでしょう。ちょっとして、携帯にかけてみたら、地下鉄乗っていてもうすぐ着くとのこと。ガイドブックを見ながら待つことに。

 15分遅れくらいでよっちゃん到着。さ、ご飯だ肉だ。まっすぐ道を歩いて、「牛皇庭」到着。店の中は広くてきれい。土曜の夜の割には人が少ない。ま、いいか。座敷の方に通されて、早速メニューを見る。骨付きカルビはマストでしょう。それ以外に適当にポンポンとオーダー。ビールで乾杯していると、次々に突き出しが。そして骨付きカルビ。うーん、うまそう。焼けるのを待ちながら今日の報告。よっちゃんは、狎鴎亭へ行ってきたらしい。僕は前回行ったところ。実は今回も、「猟奇的な彼女」で使われたロケ地の一つがあるので行きたかったのだけど、いろいろ遠回りしすぎたため時間切れで諦めたのだった。なんせ、最寄り駅から繁華街まで結構歩くからねぇ。よっちゃんもそれがちょっと厳しかったと言っていた。

 肉が焼けて、店員さんがハサミでじょきじょき切ってくれた。うーん、美味しい。これは当たりだわ。ばくばく食べる。2日連続焼肉とは幸せだ〜。食べ終わって、しばらくまったり。まだ21時半くらい。さてどうする?とはいえ、よっちゃんは明日朝イチに出発しないと間に合わないから、昨日のようには遊べない。ということで、素直に部屋に戻ることにした。

 途中コンビニで飲み物を買って帰り、ホテルでのんびり。明日はよっちゃんは7時には出発。寝る前に起こしてね、と言っておいて、就寝。


翌日へ…