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Columns: Partner Style

結婚の「ビジネス」化、そしてフェミニズムの死

Partner Style

いくつかの前提を説明しないままではあるが、旬の話題だったので軽く。

パートナスタイルが多様化している、とは言うものの、実際にパートナの見つけ方としてはコミュニケーション能力が最重要視される恋愛への依存度が圧倒的に高くなっている(愛と性と結婚の一致結婚と恋愛は別も参照)中で、新しい動きがでてきているという。それが結婚の「ビジネス」化。

BOOKアサヒコム 結婚の条件
結婚の条件と、社会の階層化

詳細はリンク先を読んでいただければ幸いだが、外資系金融ビジネスパーソンやベンチャー起業家など、20代後半から30代前半で年収が数千万円から数億円という新たな階層社会の勝ち組が出てきており、結婚が「永久就職」から容易に「転職」ができるようになった現代、望ましい(結婚用の)パートナとして求められているという。そこではもはや職業における男女平等など不要であり、性差を利用して専業主婦としてカネを手にした方がいい、という訳だ。

恋愛ができない30代男にとっては、結婚はパートナを見つけるための最後にすがるべき先ではあるものの、年収が数百万程度では相手にならず、どんどん機能しなくなってきている。そこで起こっているのは、あらゆるレイヤでのニーズ-サプライギャップである。

コミュニケーション能力を改善するのが難しければ、年収1億稼げばいい。
何となく「パンがなければケーキを食べればいい」の論理のような気がしないでもないが。

Posted: 2004年01月15日 00:00 このエントリーをはてなブックマークに追加
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コメント

いつも拝見させて頂いています。
まったくその通りだと思います。

しかし、逆説的ながら、お金があればその
コミュニケーションスキルの整備にも投資できる
んですよね。
それと、一部のプログラミング関係やネットだけを
用いた取引のような例外はともかく、それ以外の
多くの場合はサクセスするには一定以上の
コミュニケーションスキルが必須で、ゆえにこそ
彼らの成功が現実のものとなっているという事例が
多いように思えます。
 商売柄、若くして成功しながら、働きすぎて
症状をきたした人とかにも出くわしますが、
そういう人でコミュニケーションが下手な人って
まだ見たことがないです。むしろ、人を食ったような
人物や好感の持てる表情の表出、服装などに
おけるセンスの上品さや洗練を感じさせる人が
非常に多いように見られます。
まあ、これはあくまで一診療室における観察に
過ぎませんが... 。

まさに、パンがなければケーキを食えの世界と
思います。

第一ネットやプログラムで大成功するにしたって、
そういうもんで大成功するからには、他人様には
ないようなポテンシャルが必須となるでしょうから、
コミュニケーションスキルの多寡はともかく、その
人物は面白い人物である可能性が高いと
推測します。そして、よしんば彼がオタクだったり
非モテだったとしても、そのような人物が不幸せ
だと自分を感じてパートナーがどうのということで
悩んでいるとは非常に考えにくく思えます。

Posted by: シロクマ : 2004年01月21日 15:28

こんにちは。

ですね。わざと婉曲にしか書いていないですが、正直痛切に感じています(SEという接客業に就いているということもありますが)。ビジネスで成功している人、切れるなぁと思う人は大体バーバル、ノンバーバル、容姿の3つのコミュニケーションが出来ていて、人間的魅力が高いと感じます。

Posted by: 秋風 : 2004年01月22日 02:06

こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま~す。よろしくお願いします
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Posted by: MONCLER ダウン : 2013年01月14日 20:48
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