Columns: News
ニュースメモ(2006/01/08-2006/01/14)
News【2006/01/14】
[society] 就職内定率、大卒77.4%に改善 高卒も70%台
この景気回復+2007年問題で改善しない訳はないでしょうけど、それにしてもたった1年でも年度によって運不運が大きいですよね。正直。
[society] フリーターやニートを定職に就かせても解決できないこと
生活者としては安い商品、安いサービスの恩恵を受けていますが、働く側は当然その分厳しくなっている訳で(その点で「働いたら負け〜」はある意味正しい)。家庭の収入と支出を比較して、デフレの中で結局のところ、どこからどこへ富が移動してるのかを考えてみると。
[society] 金持ちになるには宝くじ
宝くじよりはまだ競馬やパチンコの方がリターン(還元率)いいですし、技術が反映される分まだマシか。投資するリソース(時間や能力、経験などを含む)がないほど「一発当てる」バクチに走りやすくなり、そして統計的に搾取される構造。もちろん胴元は絶対儲かる(ってもtotoは大赤字出してるようですが…何やってるんだか)。
[communication] 銀行の知られざる採用の舞台裏と『採用されるコミュニケーション能力』
面白いアナロジー。人数比とかも人間の部位の大きさと対応してたりしそう。現場のビジネスはしばしば政治力がモノを言う泥臭いものです。
[book] 「人間力」のプロになる—誰もここまで教えてくれなかった仕事ができる人の基本メソッド
「人間力」で思い出したので。昔読んだのですが1)自分の心を「無」にする+2)相手の気持ちを優先するということで、まー間違ってはないでしょうね。「基本」ってもカンタンとは思えませんが。
間連: [communication] 人間力ラボ
本家。「人間力」とは何かが分かります。
[communication] むしろ非コミュ牧場だと思った
「非コミュ牧場」とか「家畜化するポストモダン」とか名キーワード連発。
【2006/01/13】
[society] 団塊の世代が高齢者になる時—何が起こり、どう対処すべきか (pdf)
豊かな老いのためには健康、所得だけでなく、「心のあり方」や「人との関係性」が重要。
[society] 重要になる高齢者雇用
15年後には、主力の20-30代が800万人も減少。
関連: [society] “人口減少元年”が意味するもの 〜複眼思考で“この国のかたち”を考える〜
[society] 高齢運転手のタクシーはヤバス
ということで高齢者に頑張って頂く訳がある訳ですが…笑ったけど笑えん。もともと若い運転手を余り見かけないのはある種の受け皿になっているのか。
[society] 縦並び社会・格差の現場から:やり直すために
最終回。建前としてはやりがいは自分で創るものといっても、どんな仕事でもできる訳ではないのも確かです…。
[society] 意識調査:能力主義減り、終身雇用や給料重視志向
ここでも不安による保守化?
[society] ニートは若者だけの問題ではなく、
年齢以外でニートの定義に当てはまる人は、若者世代と大人世代でほとんど変わらないらしい。
[partner style] 結婚産業も大事だがその前に恋愛産業も大事
へぇ、合コンマッチングサービスですか。
【2006/01/12】
[society] 2006年、若者の二極化は一層深刻化する〜“コミュニケーション能力”が明暗を分ける〜
出ました。というか、コミュニケーション教育については1年近く前にsociologicでも話題に上ってて、シロクマさんが専門家の観点から効果は限定的では、という見解(1/2)を頂いている話で、「天下の日経(BP)さん」なのに掘り下げが物足りないかも。ただ学校が行うかどうかはともかく10代に何かが必要そうなことは言えると思います(ちょうど次のテキストエントリで書こうとしていたところ)。
[society] 雇用の現状 (pdf)
この時期に完全失業者数が増加? と思ったら就業者数も大幅増加してます。
[society] 外国人労働者と雇用税(1) (via yodakaのブックマーク)
日本でも近いうちに現実の話になって来そうなだけに、先行者として非常に興味深いです。
[society] 名前をつけ分類するのが好きな日本人 社会を映すラベリング
取り上げ漏れ。忘れられるのも早いですね。
[communication] 接客力格付け
感動接客、とかそういう感情系サービスの話かと思ったら、もう少し前段階のようにも。苦情対応は簡単ではないですけど。
[partner style] 自信のない男性には惹かれない
自信はどこから生まれるかというと、経験。2極化が起こるのは無理もありません。
[book] 電車の中で化粧する女たち—コスメフリークという「オタク」
「単にウチ・ソトの区別がなくなったからではなく、化粧そのものが変わった」らしいです。興味深い。
【2006/01/11】
[society] 働く過剰—希望学の視点から若者の人材育成を語る— (pdf)
玄田先生の希望学シリーズのまとまったレポートが出てます。うーん、学校はカイシャに備えてワケの分からなさに慣れる場なんでしょうか。例えば、超アツい「知能販のプロになれ!」だとこう。「小さい仕事はない。あるのは、小さい想像力だけ」。常時試験週間のような厳しさがある一方で、やり方や答えは1つじゃないです。
[society] 「世代間の不公平は誤解」の誤解
70年代生まれどころか、何と1965年生まれはすでに払い損?
[society] 親の心、子知らず Part4
団塊世代は豊かなことになってますが、本当に豊かなのは何割か。やはり、世代間格差もあるけど、世代だけじゃないですね、これは。偉い人はもっと高齢者に働いて頂きたいと仰ってる訳ですし。
[work] ポール・グレアム「就職なんてもう古い」
面白いです。要は何で起業しないの? ってことですが。日本だと、どうかな。まだまだ途中から入る方の流動性は高くない、ということは考慮した上でキャリア戦略立ててもいいかも。ポール・グレアムの「不平等とリスク」も合わせて読みたい。
[misc] ウェブの二つの文化圏の衝突【前編】無断リンク禁止問題にみるリンクする側・される側の論理
自分が当然と思ってることが必ずしもそうでないという例。別にWebの原則論や正しさを押し通したい訳ではないので、「目立つところに」無断リンク禁止って書いてて頂ければ敢えて嫌がらせのように張ったりはしないのですが。
[book] ひとつ上のプレゼン。
奇麗に整えた厚いプレゼン資料に慣れてる身からすると、手書きで小枚数なスタイルが多くて新鮮でした。1ページ1文とか、例の高橋メソッドにはびびりましたが、実は広告屋さんは普段からやってることなんですね(必ずしもでかい訳ではない)。
広告代理店やコピーライターの超一流の方だからかもしれませんが、皆揃って自分自身を売り込むとか競合プレゼンが嫌とか仰っているのが面白いですね。ビジネスパートナーとして一緒に考えたいというのは同じです。
[subculture] 紗綾「気持ち悪い」問題 (via 片思い)
ま、「プロ」はサービス(顧客に感動&いい気持ちを与える)に徹してるだけですよね。
【2006/01/10】
「渋谷で出会うポーラ美術館の印象派コレクション展」を見て来ましたが、自然が豊かなポーラ美術館にも行ってみたくなりました。遠いな。あとPOLACARDが面白げなので買ってみた。
[society] 少子化の原因なんて、はっきりしてる
少子化はともかく離婚の理由としては非常に説得力があります。男性は要注意(っても毎日終電+休出とかでは物理的に厳しいかもですが)。
[society] 成人の日のメッセージ
いつもながら渡邉美樹氏はまぶしいぐらいにポジティブ。
[society] また「格差社会」ですか?
格差再生産については例えば「階層化日本と教育危機—不平等再生産から意欲格差社会へ」が詳しいですが、価値観が変わればもちろん話は全く違いますね。
[society] 税財政改革、長期金利で波乱含み、政府内の対立深刻、政局・金融政策も絡む。日本経済新聞
「人口減社会」が最近の新聞のお気に入りの言葉らしい。
[soicety] 人口減社会は明か暗か、という話
社会の捉え方によって見解が真っ向から対立してるのが非常に面白い。不安好きなのが日本人ですが、確かにポジティブに考えられるならその方が良いです。
[book] 貧乏クジ世代—この時代に生まれて損をした!?
70年代生まれは貧乏クジ世代? んー、年金とかだけみればシステムが大きく変わらない限りより下の世代の方がもっと厳しいですが、そういうことではないんでしょう。人数的にだぶついてるとか、初めて本格的に右肩下がり時代を経験することになるだろうとか?
【2006/01/09】
[society] オーエムエムジー、「新成人の結婚・出産・育児・大人・社会参加意識調査」結果を発表
不安だらけながらも明るい意見も。好景気を反映か。
[society] 縦並び社会-誰も格差を埋めてはくれません
「危機感を持つ」ということは「危機に怯える」こととは違う、と。
[society] 斎藤学コラム 大衆社会の主役 東京新聞 1月4日
プラス面を伝えるよりも不安を煽った方が行動に繋がりやすいと言えます。
[soicety] 一番の子育て支援策
こうした生の声が偉い人に届いていないということはないと思うのですが、好景気による人不足で状況の改善はますます難しそう。
[society] 少子化対談野口美佳×倉田真由美
いつものご主張。幸福拒否症時代の処方箋でもそうですが、あくまで自分が何をするか、という視点でなければないものねだりな評論家になる気もしますが…。
[society] 年金や医療漂う不安、年金、資産少ないほど悲観的。 日本経済新聞
新しく収入を稼ぐ手段を持たない人が年金や資産によって第2の人生の捉え方が異なるのは当然とも言えます。