> 月日の経つのは早いですが、こうして先生をずっと覚えている人間もきっと > 沢山居るんでしょうね。 > 御本はまだ読んでおりませんので、いずれ拝読しようと思います。
えーっと、順番で言えば「定本:頼藤和寛の人生応援団」、「わたし、ガンです、ある精神科医の耐病記」「人生応援団、さいごのあいさつ」の順に読まれる事をお勧めします。
何故かは読めば判っていただけると思います。
ちなみにワタシが頼藤先生に出会ったのは。先生が地方公務員を辞められて、神戸女学院大学に移られた頃です。
著書に書いておられますが、先生の診察時間は午後と夕刻にわかれており、大抵の場合、午後の部の最後の患者がワタシでした。
午後の部の診察が終わって先生が煙草を吸いに出てくる時間と、ワタシがクスリを貰い終わって、病院のエントランスでとりあえず一服する時間が大抵同じになりました。
先生はいつも「どうして医者が患者に隠れて煙草を吸わないといけないのか理解に苦しむ」と言いながら紫煙をくゆらせていらっしゃいましたが、その合間に聞いた膨大な雑学、人生の切り口は今でもワタシの中で生きています。
せめて先生の100分の1でも悩める人の愚痴を聞いて、抜け道を示せれば。
それが居酒屋「腐海」主人としてのワタシの望みです。
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