e託販売サービスという販売方法

今日は、このサイトの「Amazonで販売中の本」てページを作るのに四苦八苦したわけですが、この、「未入籍別居婚」「稀人舎通信6号」「稀人舎通信7号」「稀人舎通信8号」「稀人舎通信9号」「稀人舎通信10号」「稀人舎通信改1号」「稀人舎通信改2号」の8冊プラス、今は売り切れて絶版になっている「稀人舎通信5号」も、e託販売サービスっていうシステムでAmazonとの直取引で販売しています。(絶版になってもマーケットプレイスがあるので、販売ページはそのままっていうのがAmazonのいいところだなあと思います。こっちには一銭も入ってきませんがね。宣伝にはなるじゃないですか)

【稀人舎】を始めた12年前は、今うちも利用しているような個人でやれる販売サイトもなく(もしかしてあったのかもしれませんが一般的ではありませんでしたし、そういうところから物を買う人は少なかったと思います)、自分で注文フォームを設置し、自分で郵便局の振替口座を開設し振替用紙を作って、注文された本と一緒に送って後払い、という方法でやっていました。っていうか、ついこの間まで「飲んだくれてふる里」はそうやって売ってました。

先にお金を振り込んでもらって、入金を確認してから商品を発送という方法でもよかったのですが、ネット通販が今ほど普及していなかった当時、どこの誰ともわからない個人(私のことです)にいきなりお金を振り込むことはハードルが高いのではないかと思ったし、「本」というものは生活必需品ではない嗜好品であるという考えから、後払い方式にしました。後払いなので回収できないことも覚悟の上だったのですが、実際何度か未払いの目にも遭っています。

2007年から始まったAmazonのe託販売サービスは、そんな私にとっての救いの神でした。

それまで、Amazonで新刊本を売るためには、出版取次会社という、いわば本の問屋さんと契約がないといけませんでした。この取次会社というところは、まず個人とは契約してくれません。絶対にできないというわけではなく、誰かの紹介があったり、よほど売れる見込みのある出版物を作っていたりすれば「話を聞いてくれる」こともあるということですが、まあ、契約に漕ぎ着けるまでには高いハードルがいくつもあるわけです。

そんなハードルを飛び越える力も度胸もコネもなかった【稀人舎】がAmazonで本を売るためには、すでに取次と契約のある販売会社に高い委託料を払って販売委託をするしかありませんでした。「飲んだくれてふる里」はそうやってAmazonで販売を始めたのですが、全然売れなかったせいか今は絶版扱いになっています。販売会社とももう連絡を取っていません。どうせ売れないし。

それが!! e託販売では、本に出版者記号(ISBNというやつです)を付けて、年会費さえ払えば、誰でもAmazonと直接取り引きをして本を売ることができるというのです。Amazonから提示されている規約を守り、年会費(9000円)さえ払っていれば、よくわからない理由で絶版扱いになることもありません。どれだけ売れたかセントラルページで細かくチェックすることもできます。

しかも、本はAmazonからの納品依頼に従ってAmazonに送っておけば、購入者へはAmazonが発送してくれます。自分で「住所に間違いはないか」「商品の入れ忘れはないか」「振替用紙の間違いはないか」とか、いちいちびくびくすることもないんです。これは私が小心者なせいなんですが、でも、とても安心。

購入する人も、どこの誰ともわからない個人サイトから買うよりも、いつも本を買っているAmazonなら安心ですよね。

当然、e託販売サービスが始まってすぐに【稀人舎】は登録し、今に至るわけです。

でもまー、10年ひと昔とはよく言ったもので、時代は代わり、ネット通販は普通のことになり、個人でもネットを通じてバンバン物を売るようになりました。個人が利用しやすい販売サイトもいくつもできましたしね。

そんなわけで、現在e託販売サービスに登録している8冊の本はそのままAmazonで売り続けるつもりですが、これ以降に発行する【稀人舎】の本はAmazonではなく、ネット販売サイトのSTOES.jpを利用して販売しようかなと思っています。お客さんが支払い方法をいくつか選べるというのも便利ですし。コンビニ決済とか安心ですよね。

 

【稀人舎】をやってきた12年の間に「本を売る」仕組みはどんどん変わってきました。電子書籍も普及してきていますし、以前と比べて個人でも本を売りやすいようになってきていると思います。このあと、さらにどんなふうに変わっていくのかはわかりませんが、【稀人舎】はその都度、うろうろと試行錯誤しながら本を売っていくことと思います。

 

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