和綴じ本制作

小杉朋子さんという写真家の方の写真集「田園 PASTORALE」を和綴じ製本で制作しました。

色が決め手の写真ということで、プリントは小杉さんの手元のインクジェットプリンタでプリントしていただき、それを私が製本する、という工程でした。やはりインクジェットプリンタは発色がいいです。全部で50部制作しました。

 

ざっとですが、和綴じ本の工程。

順番に重ねて揃え、ずれないようにクリップで止めて、目打ちで穴を開けます。
裏からも目打ちを通します。
一旦表紙を外して本文だけを揃えてクリップで止め、角紙を貼ります。紙は「揉み紙」という和紙です。
角紙を貼った糊がある程度乾いたら、表紙をもとに戻してクリップで止め、糸で綴じていきます。
最後は二重に玉結びにして、手芸用のボンドで固定します。
糸を切って完成。

 

糸はシルコートというポリエステルの20番手の手縫い糸を4本取りにしています。刺繍糸のほうが手軽にできると思いますが、今回はこの色の糸が使いたかったのでこのようにしました。

このタイプの和綴じ製本は、いわゆる平綴じの製本となるので、開いたときのノドの部分がこんな感じになってしまうのですが、著者の方はこちらの製本方法のほうがいいということで、このようになったのでした。

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