安養院

若泉山無量寺

本尊 無量壽如来、脇立観音・勢至菩薩

当所古城主本庄宮内少輔信明弟本庄藤太郎行重、入道して名を伊安という。領内富田村に庵室を結び、安養庵と称し居住す。文明7年上州沼田の奥、迦葉山龍華院三世玉岑慶珠を招き開山と為し、安養院と改称し今の地に移し、諸堂を造営せり。而して伊安は境内に東陽軒と称する別庵を営み宴息の地と為す。敷地全部は宮内少輔の寄附する所なり。宮内少輔は延徳2年逝去、法号安養院殿瑞室和光大居士と称す。伊安は文亀2年11月13日卒去、法諱を心空伊安庵主と称す、その墳墓霊牌正に存し之を当院開基家と為す。開山は明応4年10月29日示寂す。その後慶安2年11月徳川家光より境内高25石と改め、朱印を賜りたり。

本庄七福神の毘沙門天です

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