こーじの映画日記


1997年鑑賞分( )|1998年鑑賞分|1999年鑑賞分2000年鑑賞分2001年鑑賞分2002年鑑賞分

Title(Japanese) Title(English) Date Type Comment
セブン・イヤーズ・イン・チベット Seven years in Tibet 98/01/05 movie  ブラッド・ピット主演の文芸大作。第二次大戦中にチベット登山隊に参加したハラー氏の実話を元にしたらしい。

チベット登山の最中イギリス軍に捕虜になったが、脱走してチベットに逃げ込む。そこで前例のない特例処置でチベットに住まわせてもらったハラーと、同じ登山隊にいた友人。ハラーはダライ・ラマの覚えも良く、またハラーはまだ見ぬ故郷にいる自分の息子とダライ・ラマをオーバーラップさせてチベットで過ごす。戦争が終結し、中共軍がチベット制圧に来る頃に故郷のオーストリアに戻っていく。

ダライ・ラマを演じていた子供の英語が非常にわかりやすくて英語の勉強になるかも(笑)。しかし、この手の映画でありがちなんだけど、なんでチベット人もドイツ人も英語なんだ!?(笑)。チベット人でも、一般庶民は英語をしゃべれないんだけど、ダライ・ラマをはじめとしたチベットの高位の僧や高官たちはみんな英語で話してた。

揚げ足取りはおいといて(^^;、これは深みがあって良い映画でした。ハラーの心の成長過程もよくわかるし。なにより今なお実在するハラー氏とダライ・ラマとの友情が変わっていないとのメッセージがエンディングのスタッフロールにでてきたけど、人種を越えたこの友情はとっても素晴らしいと思うし、非常によく描かれている。ただチベット入りするまでは少々冗長すぎるきらいがあるけど。
タイタニック Titanic 98/01/08 movie  ご存じレオナルド・ディカプリオ主演の恋愛悲劇映画。競演したケイト・ウィンスレットはイギリス系の顔をしていたけどイギリス人なんだろうか?ともかく、この映画によってクレア・デーンズのように一気に売れると思うな。

3時間あまりの超大作で、長いは長いけど、時間を感じさせない映画でした。最後の最後ででてくるシーンは、ずるい。絶対泣かされてしまうよ(笑)。実際泣いちゃったけど。

結局ケイトが演ずるローズはタイタニックの悲劇から生還し、結婚して子供を産んでいるのだから、本当に女は強し、というのを実感しました。愛する人に生かされて、愛する人を失っても生きていけるのだから。人間そのものも強い生き物です。
ピースメーカー The Peace Maker 98/01/21 movie  ジョージ・クルーニー、ニコール・キッドマン主演のサスペンスもの。非常に哀しい命題が含まれていて、印象の強い映画だった。

端的に言えば、アメリカが、テロリストがロシアから盗み出した核を追いかけて、守る、というもの。しかし、一般的なテロではなく、最後まで核を持って逃げて、NYの国連ビルで爆破させようとした人物は、冷戦後の東欧の混乱のなかで家族を失った人だった。そのため、単に金儲けのためとかいう理由ではなく、家族を失った者の復讐として核を盗んだのだった。

最後にその人が追いつめられたときに、「貴様らの国は、インクと我々の血で国境を引いたの!」と訴える。これは本当にその通りだと思った。非常に深く哀しい命題を抱えた映画で、一応核爆発を逃れて、ハッピーエンドのように思えるけど、最後まで「ハッピー」には感じられなかった。

この映画の監督、ミミ・レダーはジョージが主演だったテレビシリーズ「ER」の監督を務めていて、映画はこれが初作品らしい。初作品でありながら素晴らしい映画を作ったなぁ。
天河伝説殺人事件
98/01/24 video  内田康夫さん原作の小説が原作。原作とはかなり違ったな。

 しかし、主人公の浅見光彦役の榎木さんはなんだか頼りない。もう少ししゃきっとした人に演じてもらいたい気もする。

 それから、財前直美も出ていた。今はものすごくきれいなお姉さんって感じなのに、この映画の中ではあまりかわいくないし、幼い。何年前の映画か忘れたけど、僕が中学生か高校生の頃劇場上映していたと思う。もう7年くらい前かな。だとしたら財前さんも20歳前後。幼いと感じるわけだ(笑)。

 ま、ビデオで見れば良いや、という映画ですね。
エイリアン ALIEN 98/01/25 video  今年エイリアン4が封切りになるというので、おさらいをかねて見てみた。

 かなりグロい映画だと思っていたけど、それほどではなかった。子供の頃なんとなくテレビで見た覚えがあったので、所々見た気がするシーンがあった。

 この映画がシガニー・ウィーバーの出世作で、当時新人起用でかなり大胆な配役だったらしい。確かに、このころのシガニーはまだまだ子供っぽくて、演技もうまくないわ。
エイリアン2 ALIEN2 98/01/25 video  2は、1と監督が違う。「タイタニック」の監督であるジェームス・キャメロンが監督をしていて、SFXなどもかなり前作よりも進歩している。エイリアンのグロさ全開って感じですね(^^;。

 映画に出てくるエイリアンは、作品ごとにキャラクターが違うのが面白い。1は丸ごと人を喰う、2は繭にして保存食にする、3は脳味噌だけ喰らう…。監督がかわるせいかな、キャラが違うのは。

 2では小さな女の子も最後まで生き残る。あぁ、良かったと思う結末でした。
エイリアン3 ALIEN3 98/01/26 video  これはシガニー・ウィーバーが頭を剃ったポスターが宣伝として使われていて、かなり目をひいたけど結局劇場には見に行かなかった。

 これは最初から衝撃的なシーンで始まる。2で脱出したと思った小型船にもエイリアンが乗っていて、そのせいで結局囚人の惑星に不時着するというもの。うーん、むちゃくちゃな。せっかく生き残った少女もあっけなく死んでしまう。

 しかも、シガニー演じるリプリーの中にはエイリアンが寄生していることまでわかる。最後には自ら死んでしまうのだけど、ここからどのように4につなげていくのか、楽しみだ。
コップランド COPLAND 98/01/28 movie  シルベスター・スタローンとロバート・デニーロ主演の警察ものの映画。相変わらずスタローンは寡黙な役だ(^^;。

 これはNY市警の不正を、NY市警が多く住むニュージャージーの保安官が、暴くというもの。最初は事なかれ主義でやり過ごそうとしたけど、最後には立ち上がる。ホントにそんな正義心で動くことが出来るんだろうか、とちょっと疑問に思ったけど、まぁ映画だから良いか、と納得。

 特に見所というのは無いですね。たんたんと進むシナリオだし。
リング/らせん
98/02/10 movie  話題の小説の映像化。「リング」の方は一度ビデオになっているけど、それとは別物。一本1時間40分ほどあって、かなりしっかり作ってありびっくりした。

 「リング」は、さすがに怖い。うまく小説の世界をリアルな映像に還元している。原作者の鈴木光司さんの頭の中ではまさしく映像が浮かび、それを文字に変換していったのではないかなぁ。

 しかし、松嶋奈々子が主演なのはちょっと疑問。小説の中では主人公は男だから。映画だけしか知らなければ、それほど違和感は無かったかも知れないけど、小説を最初に読んでいるから、どうしても納得できない部分があった。松嶋奈々子は大好きなんだけど(^^;。

 「らせん」では怖いと言うよりも気持ち悪かった。それも監督の意図しているところなんだろうけど。

 全体的には、小説にはあったけど映画で省略した部分もあるが、それでも流れに無理が無くて、十分楽しめる映画だった。2本で1500円なら、高くない映画料金だと思う。
ゲーム The Game 98/02/26 movie  マイケル・ダグラス主演の、サスペンス映画。妻と別れ、心を閉ざした投資会社のCEO(らしい)で、仕事一筋になっているニコラスが、弟から誕生日プレゼントをもらう。これが「ゲーム」だった。この「ゲーム」を始めてから、彼には災難が降り注いでいく…。

 最後の最後で、大どんでん返しがあるのだけど、それはもちろんここではかけない(笑)。これはなかなか面白かった。見てない人にはあらすじさえ言えないくらい、面白いです。
フェイス/オフ FACE/OFF 98/03/18 movie ニコラス・ケイジ、ジョン・トラボルタ主演のサスペンス映画。FBI捜査官とテロリストが、手術によって顔を入れ替える、というのが話のミソ。しかし、さすがにこんな技術はまだまだ実現不可能だろうけど(^^;。

この映画はケイジがとっても美味しかったと思う。最初は極悪非道の悪役で、顔を入れ替えてからはFBI捜査官。トラボルタよりもカットも多かったから、演技も非常に難しかったと思う。

ちょっとハイテク、と思ったのは、爆弾の暗証番号を入れるのが、これまでの映画なら単に10キーがついているだけだったのが、この映画の中では液晶ディスプレイにタッチパネルだった…。壊れるとわかっているモノにわざわざこんな高価な装置を使うなよ(笑)。
ナイスガイ The Nice Guy 98/03/26 movie  相変わらずのジャッキー映画。ほとんど英語のセリフという、ハリウッドを意識した映画。

 ちょっと死人が多く出る映画で、「らしくない」といえばらしくない。監督は確かサモ・ハン・キン・ポー。映画中にも何度か出てくる。

 所々コメディチックなシーンも多いし、笑わせるのをねらっているのもわかる。だけど、ちょっと商業的成功は難しい映画だなぁ。 
グッド ウィル ハンティング Good Will Hunting 98/03/27 movie  マット・ディロン主演の、ヒューマンストーリー。助演ではロビン・ウィリアムズがきらりと光る演技をしていた。

 とはいえ、主人公の屈折した性格が、「セブンティーン」にかなり似ている。家庭環境のために素直に自分を他人にさらすことが出来なく、嘘を付いたり、周りを拒絶したりする。「セブンティーン」を見たために、その後のストーリーが完全に読めてしまっていて、ちょっとつまらなかった。「セブンティーン」を見ていなければ、もっと感動していたかも知れない。
フラバー
98/04/11 movie  ロビン・ウィリアムズ主演のディズニーコメディ映画。最新のCG技術を駆使して、アニメ映画を実写に置き換えたもの。

 このCG技術、すごいです、本当に。フラバーが本当になめらかに、くるくると動く様は圧巻。ストーリー自体はそれほど素晴らしいモノではないけど、笑える映画でした。あ、ちょっぴり泣ける部分もあるけど。

 アニメの時にはヒロインの設定は学長付き秘書だったらしいけど、時代の流れから実写版では学長になっていました。女性の立場が男性と変わらなくなりつつある証拠ですね。
初恋
98/04/19 movie  ウォン・カーウェイがプロデューサーをし、金城武が主演の映画。監督の名前を忘れてしまったけど、様々な肩書きを持った(歌手、俳優、タレントなどなど)この監督が全面的に出てくる映画で、面白い趣向だった。

 まず、この監督がウォンに監督を頼まれてから、どんな映画を作ろうかとしたかを、ダイジェストで映像化し、さらに、その話の途中で金城武主演のショートを1本入れ、その後また監督の話が続いたあげく、監督が主演のショートをさらに1本入れてあった…。

 かなり変な作りだったけど、面白かった。映画の最後に監督が「この映画を作ることが、僕にとって初恋かな」と問いかけて終わるのが印象的。

 映画の舞台は香港なんだけど、この映画は非常に香港敵だった。非常に雑多で、ごっちゃまぜな状態。再び香港に行きたくなったなぁ。
マッドシティ The Mad City 98/05/11 movie  ジョン・トラボルタとダスティン・ホフマン主演のシリアスドラマ。マスコミの行き過ぎた報道姿勢をモチーフにしている。

 最初はジョン演ずる失業したガードマンがコミカルに描かれていて、その上ダスティン演ずるレポーターがジョンをけしかけるように見えるが、周りのマスコミが騒ぎ出すにつれて、ダスティンが「マスコミのあり方」を憂い、ジョンを助けようとし、逆にジョンが行き場を失い、マスコミに対する信頼をなくしていく。

 最後にはジョンは自殺してしまう。その時ダスティンは「我々が彼を殺したんだ」と言う。これは非常に重い言葉だと思う。マスコミによって彼が踊らされ、追いつめられたのは間違いがないから。これはダイアナ妃の死にも通ずるものがあると感じた。マスコミ関係者には是非見て欲しい映画ですね。
恋愛小説家
98/05/17 movie  ジャック・ニコルソン、エレン・ハント主演のコメティロマンス映画。ジャックといえば、僕の中では「バットマン」しか思いつかないんだけど(^^;。エレンはこの映画でアカデミー女優になりましたね。

 毒舌で、潔癖・偏執の恋愛小説家が、行きつけの店のウェイトレスに恋をする物語。小説家の隣人がゲイで、彼をも罵倒しまくっているのに、最後には彼にも優しく接する。恋が人を変える、というのを映像化している。

 最後の最後まで本心を素直にうち明けられないこの小説家、喜劇のようだけど本人にしてみれば悲劇なんだろうなぁと思いながら見ていたけど、最後にはきちんとハッピーエンド。良かった良かった。なかなか良い映画でした。
絶対×絶命
98/06/07 movie  マイケル・キートン、アンディ・ガルシア主演のサスペンス映画。「クローンズ」ではめちゃめちゃ笑わしてくれたマイケルが、今回はめちゃめちゃ怖い脱走囚人をやっている。

 アンディ演ずるFBIの警官が、自分の息子の白血病を治したいがために、凶悪囚人であるマイケルに骨髄移植を頼む。マイケルはこれを良い機会に、脱走を謀るのは誰でも分かりそうなもの(笑)。

 脱走した後に、アンディはどうしても生かしてマイケルを捕まえたい固めに、味方である警察をも敵に回すはめになる。ここらへんは、組織への服従よりも、息子への愛が全面に出ていて、マイケルも心を動かされる。

 最後に何とか生かして捕まえるが、最後の最後のオチで、やってくれました、という感じ(笑)。これは見てからのお楽しみだけど、なかなか楽しい映画だった。
追跡者
98/06/17 movie これは、以前ハリソン・フォード主演の映画だった「逃亡者」の続編です。「逃亡者」でハリソンを追う側だったジェラード警部が、今回の主役。もちろん演ずるのは、トミー・リー・ジョーンズ。渋い役者さんです。

「逃亡者」でもしつこいしつこい警部さんだったけど、今回はさらに輪をかけてしつこい(笑)。しかも、口の悪さにも磨きが掛かる(爆)。部下との掛け合いが漫才のようで笑えます。

今回の犯人も、前回同様濡れ衣だったりして、真犯人がいるのだけど、それも結構大どんでん返し的。まぁ、途中で何となく分かってくるけど。それでも最後の最後には我らがジェラード警部はきちんと犯人を見つけてしまうのだけど。

時間を感じさせない、かなりスピード感のある映画でした。結構お薦めですね。
ジャッカル
98/07/05 movie  リチャード・ギア、ブルース・ウィリス主演の映画。アクションモノかな。

 どちらも、他の映画では善玉や、コメディの役ばかりなので、今回の映画では全然印象が違います。2人とも悪役だから。どちらかと言えば、リチャードの方が善玉だけど、どちらにしても迫力ある表情のシーンが多い。

 特にこの映画では、ブルースのキレぶりが何とも言えない(笑)。しかも、20面相ぶりも楽しいです。見事に使い分けているというか。役者だと、本当に変装がうまいのかも知れない、なんて感心してしまった(笑)。

 最後には一応善が勝つのだけど、なかなか最後まで気が抜けないです。楽しかったな。
ディープ・インパクト Deep Impact 98/07/18 movie  ドリームワークス、第二弾。ミミ・レダー監督の第二弾でもあるこの映画、やはり今までの映画と少々違う感性が働いている気がする。それは、たとえば大統領をモーガン・フリーマンが演じているところなど。黒人への差別が減ってきた世の中とはいえ、映画の中とはいえ大統領役に黒人を持ってきたのは、今までの映画ではほとんど見ることがなかったので、素晴らしいと思った。現実も、そのくらいに進めばいいのだけど。

 前置きが長くなったけど、映画の中で、人類の彗星への反抗がことごとく、あっさりと失敗するのが笑えたりする(^^;。最後の最後には人類が、というかアメリカが勝つんだけどね(笑)。ま、頭を使わないで見るという点では、「インディペンデンス・デイ」と同じかな。こっちの方がもう少し家族愛などが絡んでいるので、泣けるけど。実際、映画館のそこかしこですすり泣く声が聞こえました。ミミ・レダー監督のこれからにも期待ができますね。
リーサル・ウェポン4
98/08/01 movie  初めて封切り当日に映画を見ました。早めに行っただけあって良い席で見れたけど。

 これは、メル・ギブソン主演のコメディ・アクション映画。もう4作目なので結構有名でしょう。アメリカでも人気の高い映画です。前作からは6年ぶりらしい。

 本当に細かいところでも笑わせながらも、結構シリアスな面もあるという、なかなか良い映画でした。今回は移民の話も絡んでいたし。

 今回のアクションは、悪玉が中国人ということで、カンフーばりばりというのも、個人的には楽しかった。ジャッキーとは違った意味で、素晴らしいカンフーでしたね。
大いなる遺産 Great Expectation 98/08/04 movie  イーサン・ホーク、グウィネス・パルトロウ主演のちょっと暗めの映画。イーサンはかっこいいよね〜。映画上映後にも、女の子達が「あの主演の男の人、かっこいい」って言っていました。注目するのが遅いよ。「リアリティ・バイツ」で結構有名だと思うのだけど。って、男優にそんなに力入れて書いてどうする(笑)。

 最近はアメリカ的勧善懲悪映画ばかりみていたので、こういう心理葛藤の多い映画は久しぶり。グウィネス演ずるヒロインが、とっても男をじらすのが得意で、見ていて本当に腹が立った(^^;。それだけじらされても、最後までイーサン演ずるフィルは、想い続けていたんだけど。ハッピーエンド、なのかな。

 しかし、フィルの足長おじさんが彼だったなんて(映画を見てのお楽しみね)。結構びっくり。そして、フィルの驚きも大きかったことでしょう。運命って、分からないモノです。
レインメーカー The Rain Maker 98/08/05 movie  マット・ディモンと、クレア・デインズ主演の、ローサスペンス、か。心優しき弁護士が、悪徳企業を相手に苦戦しながらも、なんとか勝利を収める、というのが基本構図で、それに家庭内暴力で苦しむクレアと恋に落ちる、というおまけ付き。

 CMなどではかなり期待できる映画だったんだけど、実際にはあまり面白くなかった。基本的なストーリーは「ファーム」に似ているから。裁判で負かした保険屋が倒産して、結局実質的には勝てなかったと言うところも、ちょっと寂しい。
スプリガン
98/09/11 movie  今年最初の日本アニメ、かな。大友克洋監督作品ということで、非常に注目を集めていました。

 アニメの原作である漫画の作者さんが、今少年週刊サンデーで連載している漫画「ARMS」がとっても好きだったので、映画を見に行ったのだけど、迫力があって面白かった〜。キャラクターデザインは原作とは違って、むしろ「AKIRA」っぽかったけど(笑)。
ティファニーで朝食を
98/09/11 video  オードリー・ヘップバーン主演の映画。ビデオで見たんだけど、それほど好きにはなれそうにないなぁ。「ローマの休日」しか見たことがなかった〜かな。オードリーに対する先入観を持ってしまって…。
ニューヨーク・ディドリーム
98/09/15 movie  金城武、ミラ・ソルビーノ主演の、NYCを舞台にしたブラックユーモア系の映画。映画が始まる前に金城武自身が宣伝フィルムの中でそう言っていた。

 確かに、結構ブラックな感じの映画でした。それほど暗くはないのだけど。金城武は、思っていたほどは英語がうまくなくてちょっと仲間意識を(笑)。僕とは比べモノにならないのは言うまでもないけど。日本語もあまりうまくなかった。日本で出ているドラマはかなり頑張っているのだろう。

 映画自体は、それほど面白いモノではないね。ミラはそれほど出てこないし。金城武の映画だな、こりゃ。彼のファンなら必見でしょう。
あぶない刑事Forever
98/10/04 movie  おなじみTVシリーズの、一応完結編。完結編ということで見に行ってみた。よく考えたらほとんどテレビシリーズも見ているし、映画も全部見ているんだよね〜。タカさんと大下さんはかっこいいわ〜。映画は基本的にはじけすぎだけど(笑)。

 これで最後かと思うと寂しいですね。ま、刑事課長役だった中条静夫さんが無くなった時点で、もう終わりかなと思っていたので、その後引っ張りすぎている感もありますが。

 あぶデカファンだったら見逃せない映画ですね。この映画、かなり好評らしくてかなりの売り上げらしい。
シティ オブ エンジェル City of Angels 98/10/07 movie  ニコラス・ケイジ、メグ・ライアン主演のラブストーリー。しかし、前評判ほど面白くなかった。筋書きが読めすぎた。

 配役はよかったんだけどね〜。そういえば、「フェイス/オフ」で主演を張っていた2人共がそれぞれ別の映画で天使を演じるというのは面白いね。対照的だけど、役柄は。

 なぜか天使はみんな黒い服を着ていて、図書館に集まり、朝日を見に海岸に行くという設定が面白かった。なぜそういう設定なのか理解できないけど。図書館に天使がうようよいるというのは結構不気味かも(笑)。

 最後の最後に、天使をやめて人間になったケイジは、やっぱり人間になって良かったというのだけど、ちょいチープすぎ。もうちょっと最後の展開にひねりがほしかったなぁ。
マスク オブ ゾロ The Mask of Zorro 98/10/24 movie  アンソニー・ホプキンス、アントニオ・バンデラス主演の、有名な映画ですね。何度も映画化されているようだし、テレビでも放映されていると思います。

 アントニオは、この映画の中では二代目ゾロなのだけど、結構笑わせてくれます。そのちょっと間の抜けたところと、しめるところはしめるところがとっても似合っていて、かっこよかった〜。

 そして、二代目がちょっと抜けているが故に、アンソニーの演ずる初代ゾロがめちゃくちゃかっこいい!。それぞれの役柄もはっきりしたキャラクター分けがなされていて、わかりやすいし。なかなか痛快活劇という感じで、楽しい映画でした。
モンタナの風に抱かれて The Horse Wisperer 98/11/02 movie  ロバート・レッドフォード監督、主演作品。この映画にはかなり自信があるみたいで、インタビューでもとってもあつく語っていました。

 ストーリー的にはそれほど強烈に惹かれるわけではないけど、とにかく自然が美しい!。途中で画面サイズが変わる趣向になっていて、前半の導入部分はNYでの場面が多く、小さいサイズで、途中から大自然の仲のシーンが多くなるので大きなサイズに画面が変わります。これもおもしろい仕掛け。

 草原の中で走っている馬の姿は、それだけで感動的。本当にきれいに撮っているなぁと思いました。この映画を見たら、馬が好きになるかも(笑)。競馬に行こうとは思わないが。

 最後に少女の母親が、ロバートとの恋には決着をつけて牧場を後にするシーンは、結構泣けると思います。強い女性の役柄だけに。
マーキュリー・ライジング Mercury Rising 98/11/13 movie  ブルース・ウィルス主演のサスペンス物。NSAの暗号を偶然解いてしまった、自閉症の少年を、精神不安定気味のFBI捜査官が守る、という筋書き。

 NSAが暗号の強度を確かめるためにクロスワード雑誌に暗号を載せる、というところがかなり無理があるけど(^^;。あまりおもしろい映画ではなかったです。ひねりがないねぇ。
トゥルーマン・ショー The Truman Show 98/11/20 movie  ジム・キャリー主演の映画。主人公が実は生まれたときから全世界に生中継されていて、住んでいる世界も本物そっくりのセットの中、という設定。

 これって、SFではよくある話で、誰もが考えたことがありそうですね。これを映像化し、かつ本当のリアリティを与えることができるようになったのは、もちろん技術の進歩のおかげ。本当にこの映画のようなことが実際にできそうだもんね、今の技術なら。

 最後までトゥルーマンはすばらしい笑顔を見せて、前向きに生きていました。あれは、本当にかっこよかった。で、トゥルーマンが終わった後、チャンネルを変える視聴者の姿というのは現在の象徴かもしれない…。あ、これは映画を最後まで見ないとわからないね。これはおもしろい映画なのでおすすめです。ビデオで見るのも良いかも。
セブンデイズ・シックスナイト Sevendays Sixnights 98/12/20 movie ハリソン・フォード、アン・ヘッシュ主演のアクションモノ、だと思ったら、実際にはラブロマンス、というところ。

アクションシーンはあるにはあるけど、それがメインではなくて、あくまでも味付け。「スピード」の恋愛部分を大きくしたような感じかも。ちょっと違うか。

ま、ハリソンが好きなら、見る映画という感じですね。

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