こーじの映画日記


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Title(Japanese) Title(English) Date Type Comment
ラッシュ・アワー Rush Hour 99/01/24 movie  ジャッキーチェンの、USで大ヒットした映画。ようやく日本にも来た。

 今回は監督は別の人間に任せていているためか、ちょっと「らしく」ない感じがした。普段よりもアクションシーンが少ない。その方がハリウッド向けなのかもしれないけど。

 でも、ジャッキー演ずる刑事の役柄も、話のまとまり方もやはりジャッキーならでは。悪くはないという感じかな。
メリーに首ったけ There's samething about Merry. 99/01/31 movie  USでこれも大ヒットしたという、ラブコメディ、かな。ちょっとコメディ色が強い気がするけど。

 キャメロン・ディアズ演ずる完璧な女性、メリーに男が群がるという趣旨。メリーが、またこんな素晴らしい女性はいないだろうというくらい完璧。ま、映画だから(笑)。でも、もてるのはなぜかちょっとあぶないストーカーチックな男性ばかり(笑)。

 結構下ネタ満載で、そういうのが嫌いな女の子には向かないかもしれないけど、そうでなければ十分楽しめる映画。最後の最後でちゃんと救いがあるし。オチもあったけど(^^;。
アンナ・マデリーナ Anna Madelena 99/02/06 movie  金城武、フェイ・ウォン主演のラブロマンス。雑誌などで見る限りは純粋なラブロマンスかと思ったけど、実際に見てみるとやっぱり「香港映画」という感じでした(笑)。とちゅうの挿入部分が特に。

 しかし、フェイは綺麗だね〜。ポップスシンガーだと思っていたけど、演技もしっかり出来ているし。ちょっと驚き。

 話全体はちょっぴり寂しい恋物語なんだけど、さわやかといえばさわやかにまとまっていて、良い映画でした。
ユーガットメール You've Got M@il 99/02/24 movie  メグ・ライアン、トム・ハンクス、ノーラ・エフラン監督のロマンティックコメディのトライアングルによって作られた話題作。これは本当に良かった〜。

 ストーリーは、まぁ3人の映画が好きな人じゃなくてもだいたい想像つくのだろうけど、やはりそのプロセスが絶妙。特にメグは本当にキュート!。子供がいるお母さんとは思えないくらいかわいいわ。

 最後の最後がなかなか泣かせてくれます。トム、そう来るか、という感じ。一歩間違えるとふられてしまうようなやり方だけどね。
踊る大走査線
99/02/26 movie  テレビで大人気だった刑事ドラマの映画版。テレビ版を全部ビデオで見てから見に行きました。

 これまた面白かった〜。絶妙の間合い、笑わせどころなど、随所に盛り込んでいて、それでいてちゃんと決めるところは決めているという。すばらしいですね。ちゃんと映像効果などはテレビとは違った味をだしているし。よく練られていると思います。

 これ、続編は出るんでしょうかね。結構期待しているんですけど。そういえば、ゲスト的に出てくるタレントの中で、今回は小泉今日子だったのだけど、かなり怖かったです。そして老けてしまったなぁ、という感想を抱いてしまいました。そういうメイクなんだろうけど、ちょっとショック。
アルマゲドン
99/03/14 movie  ブルース・ウィリス主演の、いわゆる自然災害型アクション映画、と思いきや、これがヒューマンドラマの側面が強くて泣きました。いや、ほんと。

 ブルースと娘役のリヴ・タイラーとの親子愛、そして主題歌を歌っていたエアロスミスのスティーブン・タイラーとリヴとの親子愛。すばらしいですね。単なるアクションモノではないので、本当に良い映画でした。
パッチアダムス Patch Adams 99/04/10 movie  ロビン・ウィリアムズ主演の、ヒューマンドラマ。今年一押し!、です。

 ほんと、こういうのうまいですね、ロビンは。小さい頃の父の死からずっと引きずっていた重荷を下ろして、奔放に行き始めたところで、挫折し、そしてまた立ち上がる。これは絶対おすすめです。

 なんといっても、これが実話で、まだそのお医者さんががんばっていらっしゃるのが良い。原作を読みたくなりました。詳しいことは是非劇場に行って見て下さい(笑)。
エネミー・オブ・アメリカ Enemy of the State 99/04/17 movie  ウィル・スミス主演のサスペンスドラマ。最初から最後までかなり緊張したシーンが続いて、時間を感じさせません。

 なんといってもこの映画の悪役はNSA(National Security Agency)。国家の安全のために個人のプライバシーなどお構いなしに、あらゆるハイテク手段を使って個人を追いつめるという、めちゃくちゃ怖い話。

 ま、実際にはそこまでやるのは難しいでしょう。技術的には可能でも、責任問題やコストの問題があるだろうし。と思いたい(^^;。
恋に落ちたシェイクスピア
99/05/23 movie  今年のアカデミー賞を受賞した作品。シェイクスピア役の名前は忘れた。ヴァイオラ役は今年注目を浴びている、グィネス・パルトロー。スレンダーで綺麗な女優さんです。

 思ったよりも感動した、というのが正直なところ。面白そうだとは思ったけど、まさか映画の中で「ロミオとジュリエット」を演じているシーンで、感動して泣いてしまうとは思わなかったです、自分でも(^^;。でも、とっても良い作品。

 絢爛豪華な衣装なども注目。そして、このころはたとえ有名であっても身分の差を乗り越えられない時代であった中で、シェイクスピアの立場というのも、注目。かわいそうです。
カラーオブハート PlesantHill 99/06/09 movie  あまり大評判、というわけではなかったけど、個人的に見たかった映画。白黒の世界に少しずつ「色」がついていくというデジタル処理をふんだんに使った、面白い趣旨の映画です。

 簡単に筋書きを書くと、モノクロテレビ自体のドラママニアの男の子がそのテレビドラマの世界にとあることから投げ出されてしまう。しかも全く関係のない妹を連れて。最初は何もかもが「ドラマ」のままで、その世界の中では決まった「役割」以外になんにもしない人々が、兄弟と出会ったことによって少しずつ「変化」していく。その変化によって少しずつ町や人々が「色づいて」いって、最後にはフルカラーの世界になるという物語。

 予想以上に面白くて、おすすめです。最後に、遊び好きの妹は男遊びに飽きてその世界の中で大学に進み、一方その世界のマニアだった兄貴の方は元の世界に戻って行くところがちょっとほろりとさせられました。
奇跡の輝き
99/06/26 movie  ロビン・ウィリアムズ主演の映画。もちろん、ハートフルストーリー。

 この映画の見所はなんといっても特殊効果による、死後の世界。これが、油絵の世界なのだ。あの独特の“質感”をコンピュータグラフィックで再現してしまうとは、すごい世の中になったものです。

 ストーリー的にも、なかなか面白い。ちょっとした伏線がいろんなところに張られていて。でも、とっても良い!とはいえないな。まぁ、予想通りの展開に、結末、といった感じですね。
交渉人 The Negotiator 99/07/19 movie  サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシー主演のサスペンス映画。

 警察の年金不正について知ってしまった、交渉担当の警官である主人公が、逆に自分が人質を取ってビルに立てこもり、自分と同様に交渉を担当している隣町のケビンを指名して、彼を利用しながら真犯人を捜すという、面白い視点の映画。

 最後の最後まで、犯人は別の人間だと思っていたのに、非常に意外な人物が真犯人。面白かったです。手に汗握る、という映画でした。
スターウォーズ ファントムメナス エピソード1 StarWars 99/07/31 movie  説明する必要もない、超話題作。朝9時半から並びに行ったのだけど、予想外に空いていてびっくり。

 前作までの3部作を見ていれば楽しめるけど、見ていなくても単純に楽しめる映画でした。ただし、「タイタニック」などのように何度も見たくなるような映画ではないですね。一回見ればいいや、という感じ。

 しかし、ナタリー・ポートマンは綺麗になりましたね。「レオン」の頃はかわいらしい、という感じだったけど。良い年の取り方をしているなぁと思います。

 結構いろんな所に伏線を残しているので、次作以降を見るにはこれは必見ですね。上手い商法だ(笑)。
ブレークポイント Break Point 99/10/09 video  「ゴースト」のパトリック・スウェイジ主役のアクションもの。でも、キアヌ・リーブスもかなり活躍している映画。

 サーフィンとキアヌが好きな人にはたまらない映画でしょうね。サーフィンのシーンは本当にすごい。しかし、ストーリーの終わり方はちょっと納得行かない終わり方でした。
ノッテイング・ヒルの恋人 Notting Hill 99/10/17 movie  ジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラントによるラブロマンス。噂に違わぬ、そして期待を裏切られなかった良い映画でした。

 ただ、感動する映画、というよりは見ていて幸福を感じる映画、という感じですね。

 ストーリーは、世界的に有名な女優とふとしたきっかけで知り合った、ロンドン郊外のノッティングヒルのさえない本屋のマスターとの、恋物語。この“さえない”役柄をやらせたら、ヒューにかなう役者はいないですね。英国俳優では一番大好きな人です。実際、彼も30歳すぎるまで全然世間の注目を集めなかった平凡な役者だったから、やりやすかったみたいですね。

 ジュリアは、ルックス的には好みじゃないんだけど、彼女の映画は好きなものが多いのです。なぜかというと、やっぱりうまいんでしょうね、芝居が。だから、好みじゃないけど見ていてこちらが切なくなったり、とっても可愛らしく見えたりする。いい役者です。
「秘密」
99/10/28 movie  広末涼子、小林薫主演の、せつないドラマです。単純なラブロマンスではないところが、見に行った理由。

 久しぶりに、邦画で涙が出てきました。とってもせつなくて、良い映画です。広末が演ずるのは、バスの事故で亡くなった母親の意識を持つ娘。逆に言った方がわかりやすいかな、娘もなみの体に憑依してしまった母親なおこの役。で、小林演ずる平介と、親子生活、というか夫婦生活をするわけです。

 もちろん、最後には当然別れがあるわけで、そこでも泣けるんだけど、実はその後にどんでん返しがあって、その場面のせつなさといったら、言葉にはできないくらい。ああ、こういう選択しかなかったんだなぁ、この二人には、という。本当におすすめの映画です。広末ファンじゃなくても、絶対良い印象を持つ映画です。
ブロークダウン・パレス brokedown palace 99/10/29 movie  クレア・デーンズ主演の社会派ドラマ。高校の卒業旅行にタイに来た女の子2人が、旅先で知り合った麻薬の運び屋にだまされて、タイの女性刑務所に捕らえられ、そこでの2人の友情を描いたドラマ。

 と、書くとなかなか興味深そうな内容に見えるけど、実際にはクレアが最終的に友達をかばって一人で罪を背負い込んで映画はおしまいになってしまって、なんとも中途半端な状態で終わってしまった。はっきりいってつまらない映画でした。
プリティ・ブライド Runaway Bride 99/10/29 movie  「プリティ・ウーマン」で主演をした、ジュリア・ロバーツ&リチャード・ギアのコンビによる、ラブロマンス。

 3回結婚式の最中に逃亡した女性を密着取材している元USA TODAYの記者が、取材をしている過程でお互いに惹かれるようになり、4回目の結婚式直前で結ばれる。が、結局4回目の結婚式でも逃げだし…、という物語。

 最終的にはハッピーエンドなんだけど、どうも歯切れが悪いというか、なんというか。式を逃げ出す理由がいまいち納得行かない。「ノッティングヒルの恋人」の方がいい映画でした。
インアンドアウト In and Out 99/10/30 video  ケビン・クライン主演のコメディ映画。自分ではノーマルだと思っていた高校教師が、教え子による「カミングアウト」で芸だと言うことに気がつく、というストーリー。

 最後の最後まで、自分はノーマルだと言い聞かせていたけど、結婚式で自らカミングアウトしてしまうところがかなり笑えました。
君のいた永遠 Tempting Heart 99/11/14 movie  金城武、ジジ・リョン、カレン・モク出演、「レッド・バイオリン」などにも出演し、かつ監督としてのキャリアも十分なシルビア・チャンが監督の、ラブ・ストーリー。

 正直なところ、香港映画らしくなくって、ちょっとびっくり。香港映画ならかならずどの映画にも少しはおちゃらけたシーンがあるのに、この映画は本当に純粋に三角関係の恋愛の20年の歳月を追いかけています。良い映画です。

 シルビア・チャン自ら演ずる映画監督が、自分の体験をモトにした恋愛映画を企画、それを脚本家に伝えていく。そういう形をとって、20年分ものラブストーリーが流れていきます。

 結構シーンの切り替わりが激しく、パンフレットや雑誌で読んでいないと、実のところどれだけ時代が変わっているかわかりにくいのだけど、またそれもいいのです。香港と日本を中心にした、お互い惹かれあっているのに最終的には一緒にはいられない。そんなせつない物語でした。
梟の城
99/11/20 movie  中井貴一、鶴田真由主演の邦画。ちょっと暗い感じの映画でした。

 中井演ずる甲賀の忍者、葛重蔵が、秀吉暗殺の仕事を請け負い、かつての仲間や伊賀者を敵に回しながら仕事を遂行しようとする。

 結局、重蔵としては幸せな人生を送るのだけど、やっぱり口八丁で暗殺を免れた秀吉の方が重蔵よりも一枚上手だったか、という感じでした。

 原作は司馬遼太郎。司馬さんの本、実は未だ読んだことがないので、これを機会に読んでみようかと思ってます。
フー・アム・アイ? Who am I? 99/11/26 movie  ジャッキー・チェン主演のアクションムービー。今回のキャストは山本寛斎の娘、山本未来と、CNNヘッドラインなどにもでている、フランス人のクォーターのミッシェル・フェレ。ミッシェルは日本語、英語、フランス語のトリリンガルで、髪は本当は黒いのだけどジャッキーに言われて金髪にしてます。

 「プロジェクト・イーグル」の時のような、自然の中でのシーンから始まり、カーチェイスではジャッキーの大好きな三菱車のオンパレードで、ランエボでオランダを駆けめぐったり、ビルの窓を駆け下りたりと、年を感じさせないシーンばかり。さっすが。

 この映画、実は97年の作品で、アメリカではとっくに上映済み。で、アメリカのマーケットを強く意識していて、全編英語。山本未来が一部日本語をしゃべるくらいで、ジャッキーは広東語をいっさい使わない作品。せりふは結構多いのだけど、しっかり英語を話しています。それでも、「ラッシュアワー」まで彼はアメリカでは売れなかったみたい。残念なり。

 ストーリーは相変わらずのジャッキー節、という感じですね。最後のシーンでミッシェルのアクションがあるのはなかなか良いかも。
もういちど逢いたくて Moonlight Express 99/12/05 video  レスリー・チャン、常盤貴子主演のラブストーリー。日本語と広東語でストーリーが展開します。

 恋人を結婚目前で失った瞳が、彼と住むはずだった香港に行ったとき、恋人そっくりの家宝と出会う。彼は麻薬の進入捜査官だった…、というお話。

 ベースが湿っぽいものなので、ちょっと暗めですけど、最後にはハッピーエンド。随所随所に香港の名所がでてきて、香港大好き人間にはたまらない映画です。

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