龍蓋山威徳院
本尊 准胝観音
旧の威徳院を再興したるなり、威徳院は金鑚山白蓮寺と号し、天授年間の開創と伝う。中世の開山玄正は天正9年4月25日示寂、元亀元年と宝暦6年の再度回祿に遭い、旧記什宝等悉く烏有に帰し、開基その他のこと詳しからず。降て明治維新の際廃寺となりしを、明治17年10月8日檀信徒の発起に依り再興を出願し、翌年3月4日埼玉県知事の名を以って許可せられ、尋で寺号改称の許可を得たり。境内354坪。
旧金鑚山威徳院白蓮寺の建物としては、金鑚神社境内に大門が残ります。これは総欅造り、十六菊花紋入りの瓦葺で、文化11(1814)年の建立と伝えられます。
境内には高尾山が祀られています。真言宗智山派大本山高尾山奉安所と称し、本尊は飯縄大権現です。