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2004年11月27日

ニュースメモ(2004/11/21-2004/11/27)

News

【2004/11/27】
一葉は「負け組」のヒロイン?
「負け組」と「負け犬」を意図的に分けて使っているのか混同しているのか微妙ですけど、(何度も書きますが)「負け犬」は前向きな言葉ですし、より正確には「負け組」と直交している(犬と組の勝ち負けで2x2=4パターンある)のですから論旨がブレてる気が。

家族を殺したい気持ち
「時間が止まっている」という言葉は印象的ですね。恐らく非モテにおける恋愛観、ニートにおける仕事観についても同じことが言えるんだろうなぁ、と。

【2004/11/26】
「立場」のBTO、あるいは1億2千万人の人間宣言
これほどリーダーシップの研究や研修が行われているのも、モデルがなくなると同時に威光を感じる人がいなくなってしまったからなんですね。

ちなみに、様々なリーダーシップ論を俯瞰するには「経営革命大全―世界をリードする79人のビジネス思想」とかいかが。あらすじで読むマネジメント論文、みたいな感じですが、ちゃんと筆者の意見も入っているのがいいです。

ニートになりたい僕たち2 (via 圏外からのひとこと)
興味深い。雇用維持や人件費削減目的じゃない、ワークシェアリングを行う企業に対して税制上の優遇措置を設ければ状況が変わるのかも。あるいは以前にNHKでもやってましたが「半農半Xという生き方」なスローライフもありか(でも農業は全然ラクじゃあないですよ)。

(パラサイト)ニートは、さしずめ「専業息子」 or 「専業娘」 ってところでしょうか。

【2004/11/24】
消費者を動かす力-脱・安売り競争時代のキーワード- (pdf)
「物語性」「ライフシーン」「学び」が3つのヒント、とのこと。

消費の所得効果に関する一考察
所得が増えた時の消費の伸びよりも、所得が減った時の消費の減少の方が大きい、と。言われてみれば直感的にもそうですね。

○○対策になんと×××億円!の怪
お役所は未知の世界なのでとても勉強になります。

それにしても、予算って企業(のプロフィットセンタ)にとっては何とかして達成すべき利益予算なのに、お役所では獲得し、使い切るべきものなんですよね…。感覚が麻痺するのも無理もないなぁ。

【2004/11/23】
カネで買えないものなどあるわけない なlivedoor Blogで、
しあわせは年収とは無関係。
幸せはカネでは買えないよ、という方、是非。

独居男性に高い自殺危険度 同居者いる人の8・6倍
むしろ女性(同居者の有無や、既婚か独身かの違いで差がない)と男性で違うのは何故か。

結婚したら負けかなと思ってる
リンク&TrackBackありがとうございます。「需給のミスマッチ」だけじゃなくて「親子の共依存的関係」や「親がモデルを示せてない」ことがある、と。全くその通りだと思います、はい。特に母親と娘の友人的な仲良し関係ってのはしばしば見られるような。1つの上の記事と繋げて考えると…。

「就職がこわい」に続いて「結婚がこわい」
こちらも。ライフスタイルの流行語大賞は言いえて妙ですが、真の問題(?)は、流行が一過性で終わらなそうなことで…もはやそれは流行じゃなくて不易語大賞じゃないかと。

あなたの知らない本当の自分
「一見、クール。でも実は情熱家タイプ」でした。「一見、クール。かつ実もクール」な認識だったんですが。(via ARTIFACT@ハテナ系)

【2004/11/21】
京都大のミスコン全面的中止へ
不美人論をめぐって
ミスターコンを併催すればいいって訳じゃ…ないんでしょうね。以前「男性の女性化」ということを取り上げたことがありましたが、容姿の悩みは男性にも広がりそうな気がします。

少子化を考えよう

「少子化問題は何とかしなきゃいけないと思うけど、だからといって自分がたくさん子ども産まなきゃとは思わないでしょ?」 とののざわの質問に全員がその通りとの解答。
少子化問題は深刻なのは分かっているし、何か対策は必要だと思うけれど、個人的なレベルまで下りてきて、自分が産むとなると話は別だという考え方ですね。
これは、現代の産まない選択をする方々の多くが持つ意見なんじゃないでしょうか?

全く持ってその通りなんですが、そうするとこれもやはりフリーライダー(ただ乗り)の話になるんですよね。

Posted by seraph : 01:57 | Comments

2004年11月24日

なぜあの人だと話がまとまるのか?

Book | Communication
なぜあの人だと話がまとまるのか?
田村 洋一
明日香出版社
2004-01


by G-Tools

ファシリテーションの本ということになっているが、「会議を上手くまわす」という意味でのいわゆる狭義の(?)ファシリテーションのノウハウ本というよりは、もっと根源的に「物事を思うように進める」ためのガイド。まずビジョンを描き、将来から現実を展望することを説く(この「バックキャスティング」は一般の経営の話でもしばしば見かける。ついこの前にも読んだな、と思ったらユニクロの人が推薦している「プロフェッショナルマネジャー」に全く同じことが書いてあった)。

この本で印象に残るのは「相手主義」という言葉。これは引用すると「相手のことを考えるのではなく、相手の立場になりきり、相手の視点で物を考えること」だが、必ずしも自分を疎かにする訳ではなく、自分が望むことや自分の価値を認識した上で一旦それに「けりをつける」ことを勧めている。「オレオレ」時代になかなか実践できないスキルだが、是非身につけたいところ。全体的に、ポジティブシンキングができないとかなり難しそうなんだけどね。

チームをまとめる、ということでは今月の「ハーバード・ビジネス・レビュー 12月号」はちょうど「チーム・ビルディング」がテーマだった。成果主義の導入が進む企業において個人主義が跋扈する中、「成果主義が『チーム力』を強化する」といった一見逆説的な論文もあるので興味があれば。

Posted by seraph : 08:10 | Comments

2004年11月20日

ニュースメモ(2004/11/14-2004/11/20)

News

【2004/11/20】
ペットクローン・ビジネス
非婚化・少子化の中で、新たなパートナの投資先としてペットのニーズは高まりますので、ビジネスも広がりそうです。

【2004/11/19】
女性の「あたりまえの生き方」が変わる
コメントと合わせてどうぞ。日本は「あたりまえ」とか「普通」とかに入らないものに対して非寛容的ですから規定してしまうのは危険でしょうね。

少子化対策ここだけの話
そういうことか!

脅威のお手伝いさん募集
月給35万かー。がんばろー。(via 各所)

30代以上の女性が12〜18か月の間に理想の結婚相手を探すための15のステップ
プログラム―ハーバード大学MBAメソッドによる30代からの結婚へのステップ15」の紹介記事。人間系マーケティングの参考に買ったけどまだ読んでない。他のことと比較してそこまでやるかに尽きる訳ですが…。

専業主婦は近代の産物
いや、誰も伝統的なものなんて思ってないんじゃ…?
(参考)現代家族論

【2004/11/18】
モテない女子大生2人がクリスマスまでに彼氏をつくるために奮闘します!
「モテない」中にも、大きな格差がありますよね。

女性に慣れている人が好き-職業編-
もともと得意な人がやっているという部分もあるでしょうけど、仕事に必要なスキルセットに異性とのコミュニケーションが含まれているのは、スキルの獲得という意味で無駄がないと言えます。

非婚化とニート
非婚化と「雇用のミスマッチ」というのは、根っこが同じ気がします。どちらも、ミスマッチを起こしている「双方」が以下のような考え方をしているのではないでしょうか。

  • 自分が相手に何を与えられるのかを考えるのではなく、相手が自分に何を与えてくれるのかを考える。
  • 相手に合わせて自分を変えようとするのではなく、自分にぴったり合った相手がいるはずだと考える。

少子化問題を直視すること
個人には「スローライフ」という発想の転換で幸福になる方法もある訳ですが、問題は企業に「スロー経営」という転換があり得るのか、ということですね。

日本の就職システムは面倒過ぎる気もする
法律上一旦雇用したら正当な理由がない限り自由に解雇できないことになっているので、慎重にならざるを得ないということではないかと…解雇もメール1本でできれば、また変わってくるんでしょうけど。
(参考)解雇に関する法律的な基礎知識

【2004/11/17】
企業の求める人材像についてのアンケート結果 (pdf)
コミュニケーション能力について企業の期待とのギャップが見られるとのこと。「奉仕」の授業もいいかもしれないけど、「コミュニケーション」の授業も必要なんじゃないでしょうか。

【2004/11/16】
ネットでの出会いの真髄!
それにしても無茶一杯あるんですね。メタ出会いサイトとかないのかなー。

2.19人 ワーキングマザーが産む子どもの数が専業主婦のそれを上回る謎
「経済的に大変だから」、不景気が少子化に拍車
子育てバンザイ(II)
最初のワーキングマザーの方が多いというのは、両方稼いでる方が経済的に育てる力があるからかも?

冷戦後政治の対決軸図式
昨日のに関連して「小さな政府」「大きな政府」の明解な解説。(via ayuayu01の日記)

フリーターが語る渡り奉公人事情
こころを揺さぶられるものがある。誰もが「自分が一番大変だ」と思っているため、異なる立場・環境の人には想像力が及びにくい。マネジメント側になればいかに原価を下げて生産性を上げるかということが問題意識になるのは無理もない。(via オリーブの牧杖(セプトル))

【2004/11/15】
ゼロ金利解除は「リストラ解除」が先決 (pdf)
企業の収益力は回復しつつあるが、賃金が下げ止まっていない。これは、フリーターなどの人件費を圧縮できる形態に労働力を移行しつつあったり、成果主義という名の人件費削減などもあるだろう。レポートでは「ダイエットのし過ぎ」にいつか気づくことになるとしているが、むしろその可能性は低いかもしれない。収益の分配を従業員から内部留保、そして株主に移しつつあり、バランスを変えてきていると考えた方がいいのではないか。

長引く高失業問題と新しい雇用政策の必要性

日本政府のいまの経済政策、雇用政策には、高失業問題を主体的に解決しようと言う雇用ビジョン、理念が欠けていると言わざるを得ない。これまで培ってきた高い就業意欲、仕事に対する日本の勤労者のモラールは、この高失業の継続、政府の雇用政策の弱さ、そして企業の安易な短期雇用重視策により、いまや危機的な事態に立ち至っている。グローバル化のなかで日本が勤労者を統合した福祉社会、産業立国の道を進んでいくためには、高失業を解決できないこれまでの雇用政策を根本的に再検討することが必要である。労働組合、政府、経営者はそれぞれが2007年から始まる人口減社会を見据えて、仕事を大事にする考え、および就業率の回復により失業を解消する政策を柱に据えた新たな雇用政策、雇用方針を早急に確立することが求められる。

雇用の不安定性から、個人の側でも消費手控えが起こり、内需拡大による地に足着いた景気回復に水を差すという悪循環。ただ政府が「主体的」に雇用政策を行うというのもピンと来ないものもある。「大きな政府」に逆戻り?
(参考)
「小さな政府」の真実
新自由主義の「小さな政府」論は破綻しつつある

近年企業の社会的責任(CSR)の重要性が叫ばれているが、CSRの一環として、企業や自治体には従業員の2%前後の障害者を雇用する義務がある(→障害者雇用2004)。ニートを「労働意欲障害者」と捉えるとどうなるだろうか。

【2004/11/14】
「ええじゃないか」と「NEET」の関係
昔の日本人も、勤勉じゃあなかった。

Posted by seraph : 17:22 | Comments

2004年11月13日

ニュースメモ(2004/11/7-2004/11/13)

News

【2004/11/13】
次世代育成支援計画策定委員会のくだらない議論
延長保育と夜間保育
20時どころか最低でも24時までやってくれないと…。

自己喪失の時代
「不本意な新卒正社員」がもっとも理に適った選択肢
いやだからこれは企業の正社員需要がない限り解決になってないような。

「本当の自分」の話はこの辺。
ジョハリの窓と「本当の自分」という幻想
本当の自分ってどんな自分?  なぜ探そうとするの 夢中になること。
26歳のハローワーク 「仮の自分」に彷徨う私たち (再載)

仕事との向き合い方
仕事はカネを稼ぐものというワリキリはある意味重要。
その一方で、楽しい仕事とつまらない仕事があるんじゃなくて、どんな仕事でも楽しめる人と、楽しめない人がいるということかもしれません。「3人のレンガ積み職人」の逸話は有名ですね。

つまらない出会いとくだらない結末
いい話。(via オリーブの牧杖(セプトル))

【2004/11/12】
少子高齢化の国際比較 マッピング
オーストラリアやニュージーランド(への移住)はいいかも。

20代おおう「心はニート」 自分探し世代の憂鬱
ニートになりたい僕たち
専業主夫希望者は結構多いみたいですけど、仕事で活躍されている女性の方、是非いかがでしょう?

NEET、自分探し、自己責任、ボランティア
ニートについて(小論文入試に出るキーワード)
入社試験や入試にも出る?

男にも種類がある

【2004/11/11】
「美人だね」か「可愛いね」どっちが嬉しい?
何か、株式投資の場面で言われる「美人投票」を想起したり。「他の人が美人だと思う人に投票する」、ってヤツ。時代によって「美人」の定義は変わるでしょうけれど、いつも「他の人もそう見るだろう」というのが「美人」にはある。間主観的ってもいいのかも。逆に、「可愛い」は主観的なものですね。
(関連…?)美人(ブス)投票入門 / 秋の学園祭 ミス&ミスターコンテスト写真特集

はてなダイアリーゼロ年代MAP
読む方は全体に散らばってるかな…。loveless zeroをマッピングするとどの辺ですかね。

深刻20代しゃべり場「社会人って何?」

「会社に入る」ことを「社会に出る」っていうけど,へんな言葉だと思います.「社会に出る」とか「社会人」とかって言い方,世界中で日本にしかないらしいよ!
人は誰だっていつだっていろんな人に助けられ助け合って相互作用の中で生きているのであって,誰の支援も受けずに「自立」している,なんて実際にはあり得ないと思います.
「親」や「国家」の財産を使っているかどうかで「自立したかどうか」「社会に出たかどうか」に一線をひくっておかしくない?

もちろん、会社に入らなくても自営業でも起業してもいいんですよね。食べ物は食べ物のプロが、住居は住居のプロが、衣服は衣服のプロが、といったように、あらゆるものを自分だけでまかなうことはできないし効率も悪いので、社会全体で分業している訳で。他の人に何を提供しているか(物質的なものとは限りません)、ということで考えればよいのではないかと。
(via Freezing Point)

ちなみにALCの英訳

ワークス・ユニバーシティ
労働政策講義。かなり読み応えありますが、これで「基本」ですか。当サイトに特に関係しそうなところでは、第13回講義 ジェンダー&ファミリーフレンドリー政策とか。

最先端のマーケティング戦略が民主主義を危うくする?
どうもここで「民主主義」という言葉が出てくるのが唐突な感が拭えませんが、セグメント化が進んで互いに仲良くできなくなってしまうってことでしょうか。マーケティングは差異化を志向しますが、そもそもそれはみんなが望んだことな訳で…。
(参考)マーケティングとは
コトラーみたいにぶっとい本も持ってますが、この辺でも入門的には結構押さえられるかも?

【2004/11/10】
働かないってワクワクしない?
「時間はあるがお金がない」というのも結構辛い
ダウンシフター」ねぇ。カネは十分にあってやりたい仕事だけ適度な時間でやるのが一番な気がするけど、あれもこれもは贅沢だからカネを諦めるってことでしょうか。現実の問題は、裁量労働の拡大で無賃金残業が正当化され、時間はなくカネもない、ってのが年収300万の姿になりそうなことですが…。

自分が人生において何を重視しているのか、という話は、「パーソナル・バリューを考える」が参考になります。

なぜ少子化対策が効果をもたらさないか: 一番の問題は労働慣行
「頑張りすぎる人」が会社をダメにする―部下を無責任にしてしまう上司の法則―」は上に立つ人が抱え過ぎるという話ですが、無賃金残業に支えられているのが現在の企業の姿ですから全体についても言えるのかも。

子育てが余りに合理的に語られ過ぎている
経済面だけで考えちゃいけないのはそうなんでしょうけど、これ、少し間違えると賃金を上げないでいかに生産性を上げるか、というモチベーション論と同じ方向性になりそうな気が。

【2004/11/09】
love code
b--…げほごほ。…ってのは冗談として(?)、基本的には出会いサイトのマッチングと同じじゃないですかね。「素直に」属性の表記ができれば良いかも。

子育て費用月4.6万/養育費をください。
お金をくれたら産む、などと考えるような奴の遺伝子なんて
さぁ、どっち?

てか、1人当たりの教育費が遥かに増えているので昔と比べてもしょうがないですね。現代日本の親は子供に膨大な教育費を投じ、数よりも質を高める傾向にある。それが子供の数の減少に結びついているとか。
(参考)家計における教育費負担の実態調査

企業や学校にとってみれば、少子化の中で成長を維持するために、子ども1人当たりの売り上げを上げる努力を行うことは当然です。しかし、その結果として、家庭では子どもを増やすことを躊躇してしまうのも無理はなく、企業も家庭もそれぞれの立場では「合理的な判断」をしているにも関わらず、全体としては更に少子化スパイラルが進むことになります。

もちろん、以前にも触れていますが、実際には平均予定ども数はそこまで急には減っていません。晩婚化・非婚化の進行の影響が大きい訳で。これも個人の「合理的な判断」なんですけどね。

この辺の話は今やネットで大体調べられますが、まとまったものとしてはこの辺をお勧めしときます。

データで読む家族問題
湯沢 雍彦


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毎日小学生新聞にもニートが登場
ルビ(ブラウザが対応していれば)で文字づらは読めるようにはなっているかもしれないけど、無業者とか就労支援策とか内容は難しいままなような…。

「荒れた」中学校の記憶
自分は田舎で平和そのものだったのでなかなか想像力が及ばない部分もあるかも。

【2004/11/08】
結婚に「お試し期間」があるスウェーデン
何のことはない、お試し結婚期間の復活をで書かれているように、昔は日本でもやっていた、と。ただ、今復活すると「夫の試用期間」ということになりそうですけど。

利己的諸個人を前提としたアダム・スミスの「共感」と今日の「協同」 (pdf)
他者への「共感」なくしては利己心に歯止めが利かない、と。

「団塊の世代」の退職と労働供給の変化 (pdf)
「団塊の世代」が退職しても、労働需要が維持されなければ失業率はカイゼンしないよ、と。そりゃそうだ。一方で、年金における「逃げ切り世代」っぷりは間違いないんでしょうけど。

【2004/11/07】
求人広告屋が語る、若者を採用して困ったら読むメルマガ
若い人向けではなく、雇用側(若くてもいいですが)向け。

「物事の変化に臨機応変に対応することができる=仕事ができる人」という新しい基準でサラリーマンが縛られ、それにそぐわない人には制裁が発動するという状況になっています。

これは非常に厳しい「私的制裁」であると思います。真面目に働いていようが、一生懸命に頑張っていようが「結果が出せなければ全く意味が無い」ということを制裁発動基準にして「村八分」という状況が起こっているからです。このことは日本中の人達が認めているにもかかわらず学校では教えないことです。なぜならば学校は白か黒を決めるところではないからです。

しかし社会にでると、圧倒的に白か黒かを問わされ続けます。ですから、学生と社会人の間であるフリーター層が強烈なスピードで拡大しています。

学校では教えないこと、その2(その1は社会ではコミュニケーション力で序列が決まること)。
それにしてもこの毎日ぶつ切りな構成は異様に読みにくいんですが…。

大学は詐欺師
小学生から大学生で仕事観が変わってない、って学校で仕事について学ぶ機会なんてほとんどないですから無理もありません。大学は大学で職業訓練校じゃないんだから、という気持ちでしょうし…。

ペットの数より、子供の数のほうが少なくなった!?
学校こそ大変な時代ですね。ペット向けの保育園・学校に切り替えて行くことを考えるべきかも?

妊婦らしくない妊婦さんと、妊婦らしい妊婦さん
たまごクラブ」(ひらがなが正しいみたい)なんてその立場にならないとなかなか知らないでしょうね。マタニティマークはこの辺? 本家はこちらでしょうか。

これもある意味「気づきの仕組み」。大手小町にはたまごクラブの妊娠してますマークの付録というトピックもありますが、強要しているって感じじゃないと思います。

Posted by seraph : 13:53 | Comments

2004年11月06日

ニュースメモ(2004/10/31-2004/11/6)

News

【2005/11/06】
モテるためには、モテろ!
難しく考え過ぎずに、好きな人にアタックする前に、みんなから好かれる人になれ、って考えればいいような気が。プッシュ型セールスに対するプル型マーケティングといいますか。

早晩、告白という様式が死滅するのも時間の問題だといえるでしょう。
「いい男」はおらず「いい女」だらけの男女の需給バランスが壊れているという話のスレッド。やはり通い婚か。

結婚制度は将来どうなるか

《遊び》としての《恋愛》と《労働》としての《結婚》が異質である以上、両者を調和させようとすることに無理がある。もしも「愛し合っているから生活を共にしている」のなら、「愛し合わなくなった時には生活を共にはしない」ことになるはずなのだが、いったん結婚すると、そしてとりわけ子供ができると、有形・無形の多大なサンクションなしには婚姻関係を解消することはできない。恋愛結婚では、遊びが労働を吸収したのではなくて、労働が遊びを吸収したのである。経済学的に見れば、恋愛結婚は、無責任な出産を減らし、確実に人口を量産するシステムを作って、産めよ殖やせよの資本主義の発展に貢献したのである。

高機能自閉症とニート
一括りにしてしまうことがいかに危険かが分かります。

農業や製造業が比較的高度なコミュニケーションを要求しない仕事を提供してくれるのは、確かなのですが、問題は国際化された市場では、日本の高賃金は全く競争力がなく、高度なコミュニケーションを要求するハイタッチなサービス産業以外ことごとく海外に出て行ってしまうということです。

【2005/11/05】
すっぴんって、好きですか?
んー。もしかしたら「すっぴんの子が好き」というのは、「すっぴん(でも見られる年齢)の子が好き」ということだったりして?
女の人ってメイク次第で全然見違えますから、大人なのにちゃんと手入れがされていないとまたどうかという気もします。

対象異性に対して直接働きかける恋愛技術群
コミュニケーション能力(バーバル、ノンバーバル、身だしなみ、ファッション、セックス)、チャネル(ツール)選択、環境選択について。長文なのでインデックスとかグラフィカルに見られると更に良いかも(図解大好き人間)。

「自分探し」の果てに
「個性という悪夢」はまさにその通りですね…個性はまず人並みのことが普通にできるようになってからで十分なのかも?

フリーターよりやっぱり正社員!?

「働きがいや適職を見つけることが大切で、仕事に対する意識が高まればフリーターも減る」といった意見をよく聞きます、私はこれには異議があるからです。

私に言わせれば「働く前から適職なんて分かるはずがない」と思います。それに「働く前から適職(と信じるもの)を固めてしまうと自由に仕事を得るチャンスを狭めてしまう」危険性のほうが高いのではないでしょうか。それに「適職なんていうものは一生探し続けるもの」ですし「働きながら適職を見つけていけばいい」と思います。

どこかで見たような話。

【2005/11/04】
お金にしたら自分っていくら?
今月のテーマは市場価値、ですか。終身雇用が崩壊した今、確かに常に意識している必要があるのでしょう。

「オフィスでストレス感じる」87% 首都圏OL調査
ストレスを感じるかどうか、と聞かれれば「感じる」という答えが多くなるのは容易に想像されることですが。「冷暖房が利き過ぎ」は何というか…経費削減で真っ先にカットされるところで、ちょっと贅沢な悩みかも。

「ニート」の増加に対して9割を超える人が危機意識! 〜 NRIが行ったアンケート調査では、90%近くの人が、今後、「ニート」は増加すると考え、92%を超える人が「ニート」の増加が社会に大きな影響を及ぼすと回答 〜
野村総合研究所調査。原因として「不況等の経済状況」を挙げるのであれば(しかも回答が一番多い)、取り組みとして景気対策というのがあっていいはずなのに、ないのはなぜ? 買い手市場を売り手市場に変えればまた違ってくると思いますが。

【2005/11/03】
「不登校の子ども、不良品」PTA大会で福井県副知事
この言葉だけ切り離してもいけないんでしょうけど、凄いなぁ。まさに人とモノとの区別ができないというか…。確かにそういった意味での企業経営の徹底的な合理的思考が導入されると怖いことになりそうな気も。

ひきこもりのネット無料相談 東京都ひきこもりサポートネット
(via プリキュア様崇拝日記)

【2005/11/02】
小中生1割強に抑うつ傾向、自殺願望も2割 北大調査
増加する高齢者の自殺~うつ対策 (pdf)
学生から高齢者までうつと自殺の話。

高校生のための知的生産の技術
(via www.textfile.org)

総合研究開発機構(NIRA)からの提言:「人口減少と総合国力に関する研究」最終報告について
国力といっても市民にはどうもピンと来にくいものはありますよね。各自が子供を持たないという「合理的な判断」を行うと全体では不幸になるゲーム理論の話だということは分かりますが…。

少子化抑制対策で挙げられているのは「結婚力向上」「子育て費用軽減」「家族形態の多様化」の3つ。カネはあるけど恋愛力がない人よりも、恋愛力はあるけどカネがない人を支援する方が、政策として合理的。経済格差の問題よりコミュニケーション格差の方が深刻になるのも時間の問題ですね。

【2005/11/01】
内気か対人恐怖症か?
いくら拝金主義でも人の弱みにつけ込む商法は馴染めませんね。
ただそもそも定義として線を引くのは意味があるのかなぁ、という気が。内気も程度によっては、仕事や恋愛の場面で不利になることが少なくないでしょうし、やはりあくまで行動とその成果で見た方がいいのでは。
(via hotsumaのURLメモ。)

【2004/10/31】
子育て支援の落とし穴
つべこべ言わずに産んでよ
当事者たちは忙し過ぎて参加できず、外野だけの会議で話が進んでは、実態にそぐわない対策になるのも無理もありません。もちろん、何の問題にしても当事者以外は一切口出すなというのも乱暴だと思いますけど。

オンナとはおそろしきもの

Posted by seraph : 00:25 | Comments