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2007年03月25日

ニュースメモ(2007/03/25-2007/03/31)

News

【2007/03/25】
間開きましたが先週分。

[society] 外国人材受入問題に関する第二次提言 (pdf)
「高度人材」に加え、現場の技術・技能者に不足感。
関連: [society] 2006年度 労働力需給の推計―都道府県別将来推計―
高齢者・女性・若年層の労働市場への参加が進む場合と進まない場合で。

[society] 少子化問題への総合的な対応を求める~人口減少下の新しい社会づくりに向けて~ (pdf)
経団連提言。育児支援、労働市場改革、教育改革など。

[society] BRICs需要の拡大が食料危機を招く恐れ (pdf)
食肉需要増加や代替エネルギーで穀物需要が増加。世界的な食料不足は、農業にとってみれば朗報? もっとも小麦や大豆、トウモロコシは余りやっていないと思いますが。

[society] 赤木さんへの一年遅れの応答──論座論文の検討へ向けて
[society] 「勝ち組」からの応答──赤木論文を検討する
[society] 「勝ち組」が「勝ち組」に向けて語る
古いですが、あるゲームの言葉、「おのれを棄て 大儀の為のいしずえとなれ 現実をきちんと見すえて、よりよい選択肢をえらぶのだ おまえは 次の世代のために道をつくるだけでよい(Tactics Ogre)」を思い出した。もっとも、普通の人にはそれは難しいです。子どもがいれば子どものための礎となるぐらいの覚悟はあるかもしれませんがそうでなければ尚更。

[society] 初任給ってもうあんまし意味ないよな
確かに。Googleとかの外資みたいに明らかに最初から大きく違えば別ですが、入ってからの上がり具合が全く会社によって違うので、30歳、40歳の賃金分布とかがない限り何の参考にもなりません。

[society] はてなブックマーク > 農業体験実習生 怒りの“告白”【2007/02月号】 ┃北海道経済┃
こじれてるから酷い話になっていますが、これは「20-40歳(独身)」を募集している時点で想像力を働かせる必要がある気もします。他にどんな目的があって余り戦力として期待できない「実習生」を受け入れる必要があるのか…。声が上がりにくい国際結婚ではどうかというのもあります。そういえば以前NHKの「ご近所の底力」でも、農家の嫁探しとして、農業体験&お見合いを紹介していたような。プロセスの違いや双方の納得性に違いがあるにせよ紙一重かも。もし上手く行って新たな道を見つけることができるのなら機会としてのこうした取り組みはありだと思いますし、そのためにも結局のところ受け入れる側の人の人間性が重要なんだろうなと。
関連: [society] 美深町農業体験実習生募集案内
関連: [society] 「農業体験」についてググってみた
関連: [society] 痛いニュース(ノ∀`):役場ぐるみで騙す「農業体験」という名の「花嫁斡旋」、実習生怒りの“告白”

[society] 築地(TSUKIJI)の豊洲移転に断固反対する
築地ってそんなことになっていたんですか。あの雰囲気が好きという「単なるノスタルジー」以上のものはないですが何か残念です。

[business] 中小公庫レポート『中小サービス産業の動向とその成長戦略』について
人材サービス、情報通信、フィットネスクラブ・エステティックサロンが取り上げられている。

[business] 「人材求心力」の時代
「成果主義」の次ということで「人材求心力」。

[communication] リベラルアーツへの道~ビジネス雑談力に自信ありますか?
ビジネス相手との雑談のコンテンツの構築法。

[communication] できる人はみんな正装
技術があるのは前提で、身なりや振る舞いに気をつける。入社の始めの頃は技術者にスーツなんて必要ないだろと思ってましたがいつの間にか違和感ないですね…お客さんと話す時間が増えたからということもあるでしょうけど。

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2007年03月20日

ニュースメモ(2007/03/18-2007/03/24)

News

【2007/03/20】
[society] 働き方の多様化とセーフティネット―能力開発とワークライフバランスに着目して―
いつもながら力作ですが、アンケート集めるのも大変なんですね。自由コメントがことごとく酷いこと書かれてるのが。

[society] 長時間労働者比率(推移、職業、男女年齢)
どの仕事でも軒並み伸びてます。

[society] フラット化する世界から「ずり落ち」ないために。
「自由」が格差を生み出した。

[society] 雇用が奪われる? BRICsホワイトカラーたちの台頭
ま、昔から言われていることではあります。単純な仕事か高度な仕事かどうかというより、やはり顧客接点が少ない仕事が辛いでしょうね(日本の顧客サービスは少々特殊な感があるので)。研究系とか。

[society] 豊かな人生のために~「デート法」の可能性
「デート法」、取り上げ損ねてました。もちろん、自由時間があればいいってものでもないですが。

[communication] 「電車の中で、決して女性に謝ってはいけない」(阿川弘之)
うーん…仕事のトラブル対応でも共通すると思いますが、どうなんでしょう。相手によって違うということなのでしょうけど、法律的に言質を取られるのがマズいから絶対謝らない、というの重要な考え方ではありますが、さらっと謝っておけば済むのに頑な態度を取る余りかえって感情を逆撫でさせて問題をこじらせる場合もあるような。

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2007年03月17日

ニュースメモ(2007/03/11-2007/03/17)

News

【2007/03/17】
[society] 人手不足下で下落する賃金 (pdf)
人手不足感は強いが、給与は逆に低下しており、景気回復によって家計に及ぶ時代ではなくなっている。
関連: [society] 月例経済報告(平成19年3月)-景気は、消費に弱さがみられるものの、回復している。-

[society] バレンタイン商戦から占う今年の消費~2月チョコレート売上高と年間消費の意外な関係~ (pdf)
バレンタイン消費と年間個人消費が関連しているという仮説。

[society] 平等の結果の不平等。
差別と選抜の学歴版。もっとも、学歴フィルタは何を今更で、むしろ可能性がないのを初めから教えてくれて親切ですねという感じですが、「大人の配慮」のはずのウソ「満席」は、こうやってネットで情報が共有されてしまう時代にはちょっと印象悪いかも。

[business] 接客仕事人! no.28「接客マニュアルの超え方は」
マニュアルを超えた接客には経営理念を通じた価値観の共有が重要。

[business] 農業への企業参入低調、規制残り負担が重く、全要素生産性の低下が続くニッポン農業
先生なので結論ありきではありますが。
参考: [business] 環太平洋諸国の生産性比較研究(ICPA)プロジェクト

[communication] 究極の勝ち組女性とは?
…ツン? てか、普通に感じ悪いだけなような…。

【2007/03/16】
[society] ネットは「就職氷河期世代」の孤独をいつまで癒せるか
ガス抜きとしてのネット、というヤツですか。ネットだけでは辛いとは思いますが、リアルへの起点としての可能性は十分にあるのでは。
関連: [society] ネットカフェ難民のサロン

[society] 小学校の壁について考える
こういう声こそが届いていって欲しい。

[business] なぜ、サービスの生産性は上昇しにくいのか (pdf)
i)就業者増加の大きい福祉・介護領域は労働集約的で生産性を高めにくいこと、ii)「サービス」に対して対価を払うという概念が日本で成熟していないこと、はよくある話。iii)製造業が派遣等の活用による「プロセス・イノベーション」で「生産性向上」してる、ってのは要は非正規雇用化による人件費削減ということですね。

[work] To Doリストなんか書いている時間がない
時間がない=自分にとって優先度が低い、というのは膝打ち。

[communication] 常に意識しておきたい『ほかの人に好かれるための9か条』
むしろ全然できてないことにガクゼン。

[technology] P2Pネットワーキングの現状 (pdf)
よくまとめました、という感じ。

【2007/03/14】
[society] 「出生等に対する希望を反映した人口試算」の公表に当たっての人口構造の変化に関する議論の整理
2055年に日本人口が9000万人になるとした、日本の将来推計人口(平成18年12月推計)では生涯未婚率を23.5%というかなり踏み込んだ(現実的な)数字で出している。

[society] 導入の是非が問われるホワイトカラーエグゼンプション--調査では約7割が反対
業種別の回答人数はどうなんでしょうね。見た感じむしろ飲食店の労働時間が突出してますが。

[society] 政治ポジションテスト
リベラル+3、小さな政府+2でした。基本的にポリティカルコンパスと同じですかね。

[business] 新商品開発における「差別化」を問い直す~主流の「逆」から商機を探ろう~
要素を分解した上で逆張りする。

[business] 新しい事業の構築に向けて~人口減少時代における新事業戦略~ (pdf)
商品、生産技術、市場、材料、産業組織の視点。

[business] 失敗を祝う会社の理念
うーん…日本では非常に考えにくい。フラット組織も難しいですよね。普通の人が見られる部下は5-10人程度ですから。

[education] 生徒の人間関係を把握したがる先生たち
へぇ、ソシオメトリというのか。そういうようなアンケートみたいの、あったような気がします。個人的には、クラス文集の「何でもbest3」も何か、嫌な感じでしたが。
参考: [communication] 卒業アルバムによくある「クラスの何でもBEST3」は大体こうなる

[partner style] セックスレス:夫婦の3割 年々増加、少子化の一因?--厚労省調査
一因って、相関はあるかもしれませんが、明らかに擬似相関では…。

【2007/03/12】
[society] 「格差社会」に関するアンケート
20歳代、30歳代へのアンケート。男性の方が比較的格差を容認する傾向。

[society] 地域景気の格差要因を探る (pdf)
輸出産業が回復を牽引しているため、産業構造の違いが地域格差を生んでいる。

[society] 老人が尊敬される時代は終わった
高齢者こそサバイブするためには「カネが全て」ということになりそうですね。
関連: [society] 老後に必要なのは、お金だけではない。

[society] 都道府県別の入院患者数
この地域による違いの原因は何でしょうね。

[society] はてなブックマーク > YouTube - ネットカフェ生活者と日本の雇用環境
1ヵ月の収支構成がどうなってるかも気になりますが、社会との繋がりが失われるのが一番の問題。

[partner style] 浮体
気持ちは浮いていない?

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2007年03月13日

「良い格差・悪い格差」を超えて

Society

近年、格差の拡大や格差社会化が語られる中で、「格差には良い格差と悪い格差がある」といった話がしばしば議論になることがある。つまり、格差が固定化している社会、既得権が強く、健全な競争が行われない、機会不平等な社会が悪い格差(社会)であり、挑戦の機会が誰にも開かれており、努力した人が報われる社会が良い格差(社会)である、という訳である。

しかし、こうした議論は、課題設定が間違っており、結論を誤った方向に導く可能性があるのではないだろうか。というのも、既得権が強く格差が固定化したピュアな「悪い格差」社会であればありえるが、逆にピュアな「良い格差」社会、というのは非常に考えにくいからである。2世議員が闊歩している政治家からしてもそうだが、都市部を中心に私立学校志向が強くなっており、学校教育にカネがかかるために、教育を通じた格差の再生産(=固定化)が進んでいるといった指摘があったり、人脈や教養など、家庭が保有する社会資本の差が社会における成功に有意な差を生み出しているという話もある。「良い格差」社会ですら、ある程度は「悪い格差」的な要素が含まれることを避けることは難しい。もちろん、リスクテイクして挑戦し、成功した人がリターンを得られるようにする中で、結果的に格差が生まれることは積極的に進めるにしても、「格差社会はいいことだ」というのは順番が逆である。

「良い格差」「悪い格差」議論は、結果的にしばしば、開かれた自由競争の社会→既得権の破壊→規制緩和、ということになるだろうが、マスメディアのような本当に見直されるべき一部の既得権・規制は残り、多くの一般市民の労働条件を悪化させる方向に繋がる可能性の方が高い。むしろ格差問題についての議論は、「良い格差」「悪い格差」よりも以下の2つのポイント、

i)日本は将来に向けて成長路線を目指すべきか
ii)絶対的な貧困にどう対応するか(どのような再配分モデルを目指すか)

といった、日本の将来の社会のグランドデザインとして、どういった社会を目指すのか、といったことを中心に深めることが必要と考える。

i)については、人口構造の高齢化や人口減少社会の中で、あくまでも(資本)生産性向上を狙えば、様々な軋みや歪みが生まれ、労働時間の長時間化といった労働強化に繋がるだけだから、緩やかに経済規模を縮小していくのが妥当だという考え方もあるだろう。また、成長路線は、通常、経済格差を更に広げることにもなる。モノがない時代から次々とモノが買えるようになっていく高度経済成長期とはもはや異なるのだから、現代では富める者が更に富むことでは、単に富める者内での回転が良くなるだけで、下層にまで富が降りてくることにはならない。

ただ、個人的には成長路線の見直しには2つの理由で否定的である。1つは、エネルギーや食料といった、生存欲求レベルの資源が日本においては不足しており、輸入に頼っているが、中国やインドといった圧倒的に人口規模が違う国が経済成長をしていく中で、こうした資源の獲得競争に巻き込まれることは避けられず、それに対して、できる限り競争力を維持していくことが必要と考えられるからである。また、2つ目の理由として、対外的な経済力を持ち外国の企業との強いビジネス関係や経済支援能力を保っていくこと自体が、テロは別として戦争に対する抑止力や、政治的な発言力として機能し、日本の平和に寄与すると考えるためである。

もっとも、圧倒的な中国やインドの成長の前では多少の成長は誤差であっていずれにしろ時間の問題であり、経済的競争力を前提としない形での持続可能な日本社会の姿を描いて行くべきだという考え方もあるだろう。

ii)については、これまでにも触れてきているところでもあるが、「良い貧困」「悪い貧困」を分ける意味がないことから分かるように、「絶対的な貧困」に何も対策を打たない、というのはもはや社会保障の放棄でしかない。そして、今、この絶対的な貧困が問題になりつつある。ミドルからアッパーミドルクラスを想定読者としているであろう東洋経済の2/24号の総力特集「貧困の罠」が先月話題になったが、これはこうしたアッパーミドル層ですら貧困層に陥るリスクが高まりつつある社会を示している。すでに7年近く前に、「Ethico-Economics 英エコノミスト誌・米国の貧困問題」といった記事が出ているが、今の日本をぴたりと予想している。企業や家族、地域社会の福祉的機能がワークし、格差が小さい時代に構築された、セーフティネットの仕組みは、企業、家族、地域社会の福祉機能が低下し、個人を単位とした現代社会においては必ずしもそぐわなくなってきているし、社会保障費の増大という意味でも限界があるため、再構築を検討すべき時期に来ている。

考えられる1つは「収入が低くても生きやすい」社会を目指す、ということだろう。最低限の生活のためのコストが高い社会では、社会保障に頼らざるを得ない人が増大し、セーフティネットも高いレベルで必要となるため、トータルの社会保障費が爆発的に大きくなり、社会保障の破綻に繋がる。最低限の生活のためのコストをいかに下げるような支援をしていくか、ということを考える必要がある。

この辺りの議論では「世界一受けたい授業と格差社会」が良く、ほとんど付け加える必要がない。「最低限の生活」で必要なのは、衣食住に加え、育児、教育、医療、介護ということになってくるだろうか。マズローであれば安全欲求+社会的欲求の水準である(ネットカフェ難民と呼ばれる人たちに顕著なように、社会との繋がりが失われることではセーフティネットの網からも漏れることになるため、企業や家族に依らない繋がりの仕組みの再構築も求められる)。

このうち、「食」は時間単金とマクドナルドの比率の比較からも分かるように、日本はかなり低い水準にあるし、「衣」についても、ブランドにこだわらずユニクロや無印でOKなのであれば、十分リーズナブルである。しかし、その他の「住」「育児」「教育」のコストは日本では高い水準にあるし、「医療」「介護」についても、継続的に保険料が払えない中では、病気や要介護状態になることが大きなリスクとなり、安心して生活できる社会には程遠い。こうした商品・サービスの利用に対して重点的な支援が必要だろう。汎用的な生活保護よりも、利用用途を明確化するためのバウチャーチケット化や、サービス提供側の支援を強化することで教育など商品・サービス価格を押さえることも1つだろうし、消費税の比率について贅沢品や嗜好品と生活必需品・サービスの濃淡をつけて行くことも効果が期待できる。これらの原資としては、スタート地点の機会格差を軽減する意味でも、相続税の累進性を高めることも考えられる。

これらのi)経済成長に対する考え方、ii)再配分に対する考え方を2軸にマッピングすると下図のようになる。就職氷河期世代が放置され、ワーキングプアの増加が社会問題化する中、もはや、「良い格差・悪い格差」の言葉遊びをしている余裕はないはずだ。

日本社会のグランドデザイン
図1 日本社会のグランドデザイン
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2007年03月09日

ニュースメモ(2007/03/04-2007/03/10)

News

【2007/03/09】
[society] 都知事選を前に
引用されてるのが事実とすると微妙かも。

[business] 第10回 生活者の"企業観"に関する調査報告書 (pdf)
企業側でもCSR意識はここ数年で急激に高まった気がしますが、どんなに経営が苦しくてもあくまでも倫理を最優先にできるか、というところが分かれ目になるのかなと。

[education] 習い事をしている小学生は85%以上!
水泳が意外に多いですね。

[communication] 聞き上手マニュアル
これはシンプルにまとまってる。「結論付け」とか「言い換え」はよく使ってしまいますね。

【2007/03/08】
[society] 不平等がもたらす本当の問題とは
以前「熱狂する社員」を紹介しましたけど、社会全体としても当てはまるのかもしれませんね。平等というよりも「公平感」とか、人を人として接することとか。

[society] 賃金が上がらない理由~グローバル競争・賃金硬直性・資本収益率要因~ (pdf)
[society] 賃金上昇と労働ビッグバン
ある意味「双方から歩み寄る」格差是正。
関連: [society] 正社員の採用、4社に1社が増加の見込み~ 団塊の世代の大量退職が後押しするものの、中小企業・地方圏は依然として低水準 ~

[society] 銃口を突きつけられているのは「彼等」ではない。「貴方」だ。~「論座」4月号『「丸山眞男」をひっぱたきたいへの応答』雑感
[society] 論座 4月号――赤木「丸山」論文への応答に関して
言論人として既得権益化してしまってるのがズレ(回答になっていないこと)に気づけない理由か。

[society] 日本の美しき伝統「働けない奴は死ね」
[society] 労働への努力
美しい国、日本。

[work] Q: 残業続きの毎日にうんざり。もっと楽な仕事に就きたい。
いや、ん、これは、問題解決の助言というよりも、転職したら、という背中を押してくれることを期待しているような気もしますが。(それに時給換算うんぬんは若干ウソがありますよね。時給1000円で年間5000時間労働でも年収500万円にしかならない訳で、せいぜい数年目ぐらいまでの人にしか当てはまりません。)

[mental] 「ポジティブ心理学の第一人者が教える楽観主義の勧め」 その1
「自己責任」時代には楽観主義を。

【2007/03/06】
[society] 長時間労働とワークスタイル
長時間労働と様々な要素との相関関係について。

[society] 実感の信頼性
とは言っても心理的な効果として名目賃金低下は辛いですよね。デフレ型景気回復が実感できないのはそこか。
関連: [society] 常識を覆した景気回復
関連: [society] ニッセイ景況アンケート調査結果 全国調査結果 2006年度下期調査 (pdf)

[society] 出生率の鍵を握る30代女性の出生力 (pdf)
高学歴化によって子どもを欲しいと思う時期と身体機能にズレが出来ているということ。

[communication] 「静かに激化」するサイバーいじめ (pdf)
サイバー…ですか。 とにかく、人格否定の言葉がきつい。

[subculture] 国立新美術館で「20世紀美術探検」を見てきた。これは厳しい酷評。「20世紀~」の方は見てないから分かりませんが、肝心の展示室が汎用性を求めるためかハコそのものになってるという指摘は確かに。フロントの空間は嫌いじゃないですが…。

【2007/03/05】
[society] ライフステージ別にみた家計の赤字転落リスク~生涯消費額は2億円超、50歳前後に大きく膨らむ家計消費~ (pdf)
子どもが大学時代の負担が大きい。

[society] 消費回復へ3つの朗報
「原油価格の下落」「賃上げ」「団塊退職のプラス効果」。団塊効果ってそんなにあるかな。
関連: [society] 団塊の世代

[society] 民主党、最低賃金1,000円を主張
一見社会的に容認されやすい主張ではありますが、仮に実際に実行された場合にどんな波及効果が生まれるのかは想像つかないところです。
関連: [society] 朝日社説 最低賃金 生活保護を超える水準に

[society] 商店街に関するアンケート調査報告
駐車場の確保や商品の充実が求められている。

[society] 春は来る
よく分かる医療崩壊までの経緯。コメント欄も白熱。

[partner style] 配偶者や恋人に癒して貰いたいのは中年男
そう言えば子どもの数よりペットの数の方が多くなったという話もありました。「少年意識調査:父親の4分の1、平日の接触ほとんどない」とかにも通じますが、日が変わっても最後の一稼ぎとタクシー乗り場にズラり並んだタクシーを見てると何とも言えない思いが込み上げて来るんですよね。

[partner style] 団塊世代層と団塊ジュニア層 男女400名に聞いた「夫婦の空気に関する調査」結果発表
心理的な体感温度って技術革新で解決できるものかな。

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2007年03月01日

ニュースメモ(2007/02/25-2007/03/03)

News

【2007/02/29】
[society] 長期の景気低迷が少子化に与えた影響~男性の就業環境からのアプローチ~
90年代以降の男性の就業率の低下が有配偶率の低下に繋がり、結果として合計特殊出生率にして0.12押し下げたという分析。就業支援施策が出生率改善にも効果を生む可能性。

[society] 負け犬が妬かない少子化対策私案 富裕世帯が3人以上子どもを持ちたいと思う施策を
これは逆のアプローチ…ですがどちらかというと何じゃこりゃ。

[society] 世界各国人口規模地図の推移
人口変化を大きさで表現。アジアの存在感がいかに大きくなっているかが分かる。

[society] 「仕事と家庭の両立支援にかかわる調査」結果報告 (pdf)
回答回収率が10-15%ですから、そもそも関心の高い人が回答している、ということが言えるのでしょうけど。

[society] はてなブックマーク > 狂童日報 - 集団主義的な自己責任
日本における「自己責任」についての的確な分析。

【2007/02/28】
[society] 「団塊の世代」の就業と生活ビジョン調査結果―「団塊の世代」の就業・生活ビジョンのベンチマーク―
先日のニュースリリースの本体。団塊世代調査関連としてはかなり詳しい。

[society] 仕事も家庭も充実・・
自社内で採用説明会を行うことはある意味では「実態」が垣間見えてしまって良くないのかもしれません。

[society] NNNドキュメント07 孤独死・・・生活保護の闇
事実上、行政がもはや個人の生活を保障できない、ということを認めていると言えます。地方を切り捨てたくてたまらない感が見え見えな三位一体改革からしてそうですし。生活保護についてはWikipedia、セーフティネットについては格差社会ノート(2)──解雇規制とセーフティネットも合わせて。

[society] 若年認知症「ピック病」で万引き 厚労省が調査
「ピック」って人の名前ですか。てっきり「盗む」の方かと。

[society] 「クロ現」人手不足:ニッポンはロボットに過大な期待を持ちすぎではないだろうか?
高度な技術を駆使すれば自動化できるかもしれないけど、人間の常識的な判断力・能力を使えばもっとシンプルに安くできるじゃん、というアプローチがAmazonですよね。物流センターもですが、Amazon Mechanical Turkとかがまさに。

[business] 2月の提言:『水面下で進む多角化路線を考える』
「選択と集中」と「多角化」は流行りが行ったり来たりしますね。

[work] 若者はキャリアをどう築くべきか? -学校から職業(企業)への移行(4)
社会で求められている能力とは。

[subculture] 折田先生 2007
今年は看板含めて良く出来てますね。まさにアート。

【2007/02/26】
週末は東京都現代美術館で 「中村宏・図画事件 1953-2007」「MOTアニュアル2007 等身大の約束」「邱黯雄展」を観て来ました。

[society] 成長を未来につなぐ-生産性向上による豊かな国民生活の実現-
経済同友会提言。生産性向上のための様々な施策について。

[society] 団塊世代 60歳以降の人生設計 (pdf)
ネットが男性で5割、女性で4割と多いけど、ネットの調査なので。

[society] 「ケモノの社会」を生きるフリーランスは社会の縮図
インディペンデントコントラクターなんて言われますが、名前で指名されるブランドがあるとか、需給バランスが売り手市場とかでないと容易に買い叩きになってしまいます。

[society] ファッションモデルの世界もフラット化
…こちらはファッションモデルですか。なりたい人が多くて、グローバルでの競争が容易なものはフラット化が避けられない、ということですかね。

[business] イノベーションの4つの条件(メモ)
まとめ。やはり「実行力」ですよね。偉い人たちがずらりと並んで事業プランの説明をしないといけないとそれだけでオーバーヘッドでか過ぎ。

[work] 2人に1人は「やりたい仕事とギャップあり」--求められるキャリア形成支援制度
制度というよりはやはりコミュニケーションなんでしょうね。

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