Society Archives
透明で受け入れ可能なルールと厳格な運用
限定正社員を始めとする雇用規制の改革は、実際の企業現場での運用面の不安から多くの懸念が投げかけられています。 はてなブックマーク - 解雇規制緩和がブラック企業激増を招く――NPO法人POSSE代表 ...
2013/07/15
労働力ジャストインタイム化の外部性
成長戦略の1つとして、一部の企業経営者や経済学者からは、雇用規制緩和、特に解雇規制の緩和が繰り返し求められています。実際、大企業において、無限定社員の判例ベースの実質的な解雇規制感の強さはあるのかもし...
2013/07/09
ストーリーとしての国家戦略
タイトルは「ストーリーとしての競争戦略」からの「インスパイア」ですが、経営戦略あるいは事業戦略において、様々な施策に筋の通った繋がりが重要であるのと同様に、国の様々な政策も、実現したい社会のビジョンに...
2013/07/05
ブラックソーシング問題の射程
ブラック企業問題に対する有効な対応策の1つとして、企業と労働者間の情報格差をなくすこと、つまり、離職率や平均勤続年数を始めとした情報公開を企業に求めていくことで、ブラック企業を掴まされる労働者を市場的...
2012/11/27
「40歳定年制」はどう運用されるのか
政府の国家戦略会議「繁栄のフロンティア部会」が7月に提言した「40歳定年制」が話題になっています(繁栄のフロンティア部会報告書 ~未来を搾取する社会から、未来に投資する社会へ~ (pdf))。特に、雇...
2012/11/05
公害としてのブラック企業
雇用問題、就活の文脈をはじめ、ネットで広く使われるようになり、NHKでも扱われるようになったブラック企業を、「公害」と捉える考え方が出てきています。 [society] はてなブックマーク - 湯浅 ...
2012/10/24
理論、感情、価値観、ポジション
政策に対する賛成や反対、あるいは政策群の中での優先順位は、人々の頭の中でどのように決まっていまるのでしょうか。政策選択の背景を分解して考えてみると、4つの要素、すなわち「理論」「感情」「価値観」「ポジ...
2012/07/14
顧客の言葉で語る
顧客に商品の価値を分かって買って貰うためには、顧客が分かる言葉で、顧客にとって「何が嬉しいのか」を説明するのが基本です。消費者向けのB2C企業であれば、広告などを通じてその商品を買うことで、どれだけ幸...
2012/07/05
50代の「若者たち」の行方
「絶望の国の幸福な若者たち」をようやく読み終わりました。やや物足りなかったですかね。 以前の対談での指摘と被る部分があるかもしれませんが、若者たちの「生の声」は興味深いし、現在の若者の実像を俯瞰する分...
2012/02/27
長期雇用と年功序列は別の問題
[society] はてなブックマーク - Joe's Labo : 経団連、ようやく公式に「長期雇用のメリットはないです」と認める 城氏は自身が雇用が安定していないので皆を同じ状況に陥れたいのか、昔...
2011/12/27
「どうなる」ではなく「どうする」
野田首相は来週にもTPP参加を表明することになりそうです。 [society] TPP参加問題、首相10日にも決断 「国益を実現」 :日本経済新聞 TPP参加で、日本がどうなるか、という議論が各所で...
2011/11/04
CSRとしての雇用と人材育成
イオンの人事担当者の「40代以上の日本人男性社員はもういらないんですよ」という発言がネットで話題になっていました。 [society] はてなブックマーク - 「40歳以上の日本人男性はいらない」:日...
2011/09/09
高齢者向けイメクラサービスの有効性
総務省が5/17に発表した家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成22年平均結果速報-(二人以上の世帯)によれば、日本の貯蓄全体の約6割以上を60歳以上の世帯が保有しており、その割合は1年前よりも更に増えて...
2011/05/22
無縁社会の何が問題なのか
昨日NHKで放映された「日本の、これから 無縁社会」が、Twitterの自作自演疑惑を含め、評判が悪いようです。 [society] はてなブックマーク - 池田信夫 blog : 「無縁社会」キャン...
2011/02/13
コミュニケーション能力のスキルツリー
新卒採用(2010年3月卒業者)に関するアンケート調査結果の概要をはじめとして、企業が新卒採用に求める能力として毎年「コミュニケーション能力」が1位になっている訳ですが、そもそも企業が求めている「コミ...
2011/02/05
「婚活」の成功と限界
以前、「婚活」ブーム、ホント? を書いたときは、「婚活」は単に、結婚情報サービス企業のマーケティングに過ぎないのではないかと、正直なところ斜に構えて見ていた。しかし、昨今の自治体などにおける出会いイベ...
2010/05/20
過当サービスの本質
[society] はてなブックマーク - 日本の「日常生活の質の高さ」の裏にあるモノ。 ニートの海外就職日記 いつもながら海外ニート氏が舌好調。日本は消費者でいる限りは最高。高いサービスレベルを求め...
2010/04/19
企業の社会的責任(笑)
金融危機後の不況下において、利益確保を優先することからしばらくトーンダウンしているものの、企業にとってCSR(corporate social responsibility; 企業の社会的責任)は、重...
2010/04/13
何故カネが動かないのか
日本の内需(もしくは投資)を活性化させるための課題の1つとして挙げられるものに、シニアの金融資産をどう活かすか、ということがしばしば挙げられる。個人の金融資産は株価の下落で毀損しているとはいえ約140...
2009/11/28
持つべきか持たざるべきか
先日、ワールドビジネスサテライトで、ブランド品のレンタルサービスが流行っている、というニュースをやっていた。不況だなぁ、ということであるのだが、socioarcではこれまでにも、「持たない人生」などの...
2009/11/23
社会保障システムの連立方程式を解く
世代的に近い人が多いためか、はてなブックマークでロスジェネ世代の介護の問題が大きな反響を呼んでいる。 [society] はてなブックマーク - いわゆるロストジェネレーションは親の介護をどうするのか...
2009/10/20
「地域間格差」の再設計に向けて
[society] はてなブックマーク - アゴラ : 「地域間格差」はもっと拡大すべきだ - 池田信夫 個人的に地方によく旅行に出かけるので、どんな辺鄙なところであっても民家が遍在していることには確...
2009/09/24
「閉塞感」の正体
2003年にゴールドマン・サックスが発表したBRICs経済の予測(*1)では、2015年頃に中国のGDPが日本のGDPを抜く、というものであったが、日本の経済成長率が低迷し、金融危機を超えて中国が成長...
2009/08/19
雇用の「流動性の罠」
タイトルは釣り。正規雇用と非正規雇用の2極化や、新卒採用偏重、多くの産業で見られる多重請負構造、いわゆるブラック企業が淘汰されない、といった、企業や雇用の諸問題の元凶、諸悪の根源が正規社員の解雇規制に...
2009/07/10
人口減少を前提とした社会
団塊ジュニア世代が30代後半となり、出生率反転のラストチャンスが消えつつある中で、少子化対策がもう手遅れという専門家の指摘が紹介されている。 [society] はてなブックマーク - 痛いニュース(...
2009/07/07
「進み過ぎている」日本
残念ながらWebでは公開されていないが、IT系調査会社のガートナー社が提供しているレポートの中で、気になる「予測」を見かけた。「2013年までにはほとんどのソフトウェア開発者は、企業や政府機関のIT部...
2009/07/03
経済成長や雇用を支える産業はどこにあるか
「産業のサービス化」ということが、「脱工業化社会」以来数十年繰り返し指摘され、特に最近は「モノからコト(体験/サービス)へ」「所有から利用へ」ということが言われるが、次の経済成長や、雇用を支える産業が...
2009/06/15
晩婚のリアルオプション
はてなブックマーク > 学院標語と結婚の条件 (内田樹の研究室) 「異性が10人いたらそのうちの3人とは『結婚できそう』と思える」のが成人の条件であり、「10人いたら5人とはオッケー」というのが...
2009/04/10
持続可能な年金の財源はどこにある?
60歳以上の高齢者が金融資産を6割も持っている(*1)中で、溜め込んで墓場まで持っていく(そして相続される側もすでに高齢者になっていていつまでも使われることがない)大きな理由として、年金などの社会保障...
2009/03/27
政治におけるインセンティブの設計
急激な景気悪化の中で、定額給付金はようやく決まったものの、今からようやく専門家の意見を聞くといったように、追加の経済対策は遅れている。政府は「100年に1度」の文句を繰り返す割には動きが遅いし、だから...
2009/03/17
「草食系」と「恋愛に積極的でない」の差分
あちこちで「草食系男子」が取り上げられているが、だんだん本来の定義が分からなくなってくる(これが手垢がついてくる、ということかもしれないが)ので、整理しておきたい。 流行りのモテ系、「草食系男子」って...
2009/01/16
スクールカースト指数テストはじめました。
すでに「スクールカースト」の概念が世に出てから時間が経っているので、どこかに似たようなのがあるかもしれませんが、当サイトのテストは概ね20歳以上を想定していたので、中高生向けということで思い立って作っ...
2009/01/05
専門家の「コミュ力」
政治、社会、経済、科学など、あらゆる領域において、研究が深まり、細分化し、専門化が進む中で、普通の人が専門でない領域について理解することは難しくなる一方である。タイトルが全てであるが、そのような中では...
2008/12/09
希望を語る国、危機を煽る国
米国の大統領選でオバマ氏が選ばれてから1ヶ月が経った。オバマ氏の演説「Yes, we can」は日本でも、共感を呼び、希望やビジョンを語る米国に対して、「この国には何でもあるが、希望だけがない」を挙げ...
2008/12/07
「カエル!ジャパン」は広がっているか
内閣府が今年6月から、ワークライフバランスを推進するため、「カエル!ジャパン」キャンペーンを展開しているが、半年ほど経って、これは果たして企業に広がっているだろうか。 ワークライフバランスは働き方の自...
2008/11/25
期待値マネジメント―3つの戦略
店に行けば手にとって確かめられる、カネを出したらあらかじめどんなものが手に入るかがほぼ分かるモノ売りのビジネスと異なり、生産と消費が同時に行われる同時性を持つサービスビジネスにおいては、顧客の期待値を...
2008/09/25
ワークライフバランスが新手の「リストラ」になる
タイトルはやや釣り気味だが、メンタルヘルスの問題が従業員の生産性に影響し、仕事と家事育児の両立を支援することで、女性の継続的な雇用を広げることが必要になっている中で、ワークライフバランスは、マネジメン...
2008/09/23
「婚活」ブーム、ホント?
社会学系のネーミングセンスに長けた山田昌弘氏が名づけた「婚活」だが、本当にブーム、なのだろうか。J-CASTニュースのコメント欄には男性と思われる怨嗟の声が怒涛のように連なっており少々引くが、「あなた...
2008/09/11
顧客満足疲弊のデススパイラルは止められるか
製品・サービスが成熟し、機能による差別化が困難になる中で、デザインやサービスの体験といった機能価値から体験価値による差別化を狙うことはごく普通になりつつある。中でも顧客満足、顧客満足を超える顧客感動を...
2008/09/09
グローバリゼーションへの対応は何のため?
韓国と日本の、此彼の実力差は、いつ、どのように生まれてきたのか? 実は、このことを考えることは、オリンピックの野球だけに止まらず、日本の経済、社会の本質を考えることにもつながる。 結論からいえば、優勝...
2008/08/29
持たない人生
「持たない生活」という考え方あるいはライフスタイルは「持たない生活」「『持たない!』生き方―気楽でシンプルな人生のススメ」といった書籍の発売年を見ると数年前に流行ったようだが、類似の言葉である「シンプ...
2008/08/26
次の企業のモデルあるいは企業の次のモデル
毎日新聞の炎上騒動は、どうやら「ヒトデはクモよりなぜ強い 21世紀はリーダーなき組織が勝つ」が指摘する中央集権型(クモ型)組織と分権型(ヒトデ型)組織の戦いの、新しい事例の1つに加えられることになりそ...
2008/08/15
イノベーションから最も遠い「イノベーションの国」
日本は世界でも最も「イノベーション」が好きな国である、というと、「ガラパゴス」だの「パラダイス鎖国」だのと言われている中では余りにも意外な気がするが、コンサルティング会社の調査によれば、どうもそうらし...
2008/08/10
「ミスマッチ」の2つの理由
昨今「高学歴ワーキングプア」という言葉も登場した一部の高学歴者の就職難、厳しい業種や中堅以下の企業における求人に対する応募不足、晩婚化・非婚化といった社会現象の背景にはしばしば需給の「ミスマッチ」があ...
2008/07/31
日本は「社会主義」というより「嫉妬主義」
#タイトルでほとんど言い尽くしているが。 「日本は最も成功した社会主義国である」ということがしばしば言われるが、果たしてそうだろうか。皆が等しく豊かさを享受できたのは、高度経済成長のもとで一億総中流社...
2008/07/24
江戸になった結果がこれだよ!
現代日本を江戸時代に喩える言説をしばしば見かけるが、個人的にもっともだと感じる部分があるのは確かである。iPhoneの発売が騒がれたのも記憶に新しいが、ケータイなどの情報通信分野で「パラダイス鎖国」だ...
2008/07/22
「属性論」は間違いか
「男性/女性は~だ」とか「団塊/ロスジェネ世代は~だ」(世代論)とかいった「属性論」で考えることは間違っているだろうか。間違っているだろうか、と言っている以上は、必ずしもそうではないのではないか、とい...
2008/07/08
承認フレームワークの拡張
1ヶ月ほど前に「国民総幸福量の増大には価値観の真の多様化が必要」というエントリを書きかけて放置していたところ、例の秋葉原の事件が起きてぎょっとした。「価値観の多様化」という言葉はモノやサービスが大量に...
2008/06/30
コンビニが支える「安心社会」
タイトルの「コンビニ」は現代の(フランチャイズなりチェーンなりで)全国展開している企業の象徴としてのものであり、特にコンビニだけを指している訳ではない。「安心社会」というのは「安心社会から信頼社会へ」...
2008/02/17
サイレントテロに「対策」はあるか
若者を中心に、現代日本の社会現象として広がる、ニート、ひきこもり、非婚、自殺など、社会の生産活動からの撤退により、長期的なスパンでの社会の自壊を意図する(非)行為を総称するのが「サイレントテロ」である...
2008/02/05
お笑いコミュニケーション化社会
正月番組におけるバラエティ番組の多さには毎年うんざりさせられるが、ドラマも音楽もスポーツもそれぞれ興味関心が異なる中、老若男女の家族が集まる団欒の場において、概ね共通して観られるジャンルがお笑いである...
2008/01/06
お客様は「参加者」です。
[society] はてなブックマーク > 集中治療室といつてもそれほど必死に治療をしてゐるわけでない:イザ! 「お客様は神様です」という言葉があるが、この言葉はあくまでもサービス提供側の心構え...
2007/12/23
「大切なもの」はあるか
[society] 「酔って暴れない。大切なものがあるから。」JRがポスター - MSN産経ニュース 最近JRで見かける「酔って暴れない。大切なものがあるから。」というポスターに、どうにも落ち着かな...
2007/12/21
想像力の源泉
先の首相もそうであったが、政治家や学者先生の中には、市井の生活者に対する想像力が欠けているのではないかと思わざるを得ない発言が見受けられる場合が少なくない。自分の周りにいる人の話だけを聞いているのでは...
2007/11/05
「空気読み力」の構成要素
これまで、「空気の読める社会(1)」「空気の読める社会(2)」で、外国に比してハイコンテクストなコミュニケーション環境であるとされてきた日本においても、次第に価値観やライフスタイルが多様化する中で、言...
2007/09/11
「市場」が機能するための条件
最近になってあらためて中国産の様々な食品の安全性が疑問視されるニュースが流されている。「市場」が機能して生活者が利益を得られるためにはどんな条件が必要か。一言で言うならそれは「(実際上)選択できるかど...
2007/07/15
家庭のサービス化と残される課題
socioarcではこれまで「サービス化する社会」「ホスピタリティ・DNA (続・サービス化する社会)」「モジュール化する社会」といった一連のエントリで、社会の様々な機能がサービス(言うまでもなく「無...
2007/06/21
エコシステム・マーケティング
日本企業で初めて2兆円の営業利益を発表し、目下絶好調のトヨタだが、国内では販売台数の減少に悩んでいるらしい。 [business] はてなブックマーク > J-CAST ニュース : 国内で車売...
2007/05/21
「ネクスト・マーケット」の日本への示唆
以前から読もう読もうと思っていてようやく読んだのだが、「ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略」(原題: 「The Fortune at the Bottom of th...
2007/05/01
「良い格差・悪い格差」を超えて
近年、格差の拡大や格差社会化が語られる中で、「格差には良い格差と悪い格差がある」といった話がしばしば議論になることがある。つまり、格差が固定化している社会、既得権が強く、健全な競争が行われない、機会不...
2007/03/13
差別と選抜
[society] 政府・与党が求人年齢差別禁止を義務化方針 バブル崩壊後の不況期にしばしば中高年層のリストラが行われ、リストラされた人たちがその後安定した職に就き難くなっていることや、超就職氷河期と...
2007/02/21
社会現象のハイプ曲線(2006-2007)
socioarcでは2004年、2005年と、年末に「社会現象のハイプ曲線」というエントリでその年のsocioarc的トピックを振り返りながら、今後話題になりそうなトピックを挙げてきたが、2006年末...
2007/01/23
ホワイトカラー・エグゼンプションに必要な2つの条件
少々寝かせ過ぎた感もありますが。あとスパムが多過ぎてプロバイダから高負荷になっていると注意を受けているため全エントリでコメントとトラックバックを使えなくしています。ご了承ください。 --- socio...
2006/12/19
「サービス」は「サービス」か
これまでsocioarcでは「サービス化する社会」「ホスピタリティ・DNA (続・サービス化する社会)」で社会のサービス化について、また、「消費者天国のカラクリ」では消費者がサービス提供者に対して想像...
2006/11/21
格差意識格差
総中流意識が崩壊し、「希望格差」といった言葉が話題に上った2005年を格差元年とすれば、2006年も後半を迎えて、一段と様々な方面で格差論議がかまびすかしい。原油価格の高騰や米国経済の減速といった不安...
2006/08/24
モジュール化する社会
以前、「サービス化する社会」では、サービス産業の占める割合などから社会のサービス(もちろん「無償の」という意味ではなく)化について書いたが、表側でサービス化が進んでいる裏側では、「モジュール化」が進ん...
2006/08/08
「生きやすさ」のトランプ的非対称構造
男女間の「生きやすさ」の違いについて、トランプ的非対称構造が発生しているのではないか。
2006/06/22
恋愛市場におけるロングテールの可能性とその限界
恋愛市場におけるロングテールの可能性とその限界について考える。
2006/05/25
消費者天国のカラクリ
ウォルマートは環境保護の前に人間と地域社会を保護すべき 「もっぱらウォルマートの買い物客であり、かつそれ以外の何物でもない者」の利益 モノ・サービス余り(=提供されているモノ・サービス量に対して、消費...
2006/05/16
モチベーションと職業教育
「兵士としての教育」が隠蔽され、誰もが「将軍の夢」に酔っている異常 ある種の業種では、「練兵所」なんて要らない。必要なのは「弾薬工場」と「鉄砲玉」だ! いつもながらシビアで身も蓋もないエントリであるも...
2006/05/03
「一瞬で勝負が決まる」社会
就職サイトにおける学歴による入手可能な情報量格差の話や、ビジネスパーソンにおいて高い外見力がビジネスの場面で成績に影響し、年収に有意な差を生むという話はより俯瞰的な視点でみると、大きな1つの潮流を示し...
2006/04/26
「誰でも恋愛できる」は幻想か
ここのところニュースエントリしかないので軽いところで。 一部で人気沸騰中の「年収と結婚の知られざる関係」(どちらかという誰でも知っている関係)シリーズの3/24の記事、「『誰でも恋愛できる』という幻想...
2006/03/25
流動性と「即戦力」の関係
長期的な関係を想定するほど潜在能力を重視し、流動性が高いほど「即戦力」を重視する、という現象について。
2006/02/20
ホスピタリティ・DNA (続・サービス化する社会)
前回、サービス化する社会では、サービス産業の拡大や、その他の産業にもサービスの要素が大きくなり、感情(共感)的な能力が要求されてくるということを書いた。今回、「サービス」をひとくくりにするのではなく、...
2006/02/13
「社会人基礎力」を巡る議論
http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20060207#p1 「社会人基礎力」を巡る議論が興味深い(是非コメント・トラックバックを含めて読んでみて頂ければ)。「社会人基礎力」...
2006/02/10
As-IsとTo-Be
#3週間ぐらい寝かせてあったエントリですが、良くならなそうなので。 遅まきながら先日手にした「フリーターにとって「自由」とは何か」は、「魂の労働―ネオリベラリズムの権力論」以来の衝撃だった。冷静な現状...
2006/02/06
空気の読める社会(2)
前回の「空気の読める社会(1)」は大きな反響を頂いた。いかに多くの人が、「空気を読む」ということに対して思うところを持たれているかということを示していると思う。そこで、コミュニケーションの形態によって...
2006/01/09
幸福拒否症時代の処方箋
2006年の初エントリということで、今年もよろしくお願いします。いつもは斜に構えたsociologicですが、年初のエントリぐらいはスーパーポジティブ(超建設的)路線でお届けします。 昨年末に読んだ「...
2006/01/02
社会現象のハイプ曲線(2005-2006)
2005年に話題になった社会現象をハイプ曲線を使いつつ振り返る。
2005/12/31
サービス化する社会
現代先進国の飽食・モノ余りの時代にあって、コモディティ化するコンテンツ(製品や情報)を差別化するポイントは何か。その重要な1つは「サービス」である。そして、「サービス」はコンテンツの善し悪しとは別に、...
2005/12/19
ソサエティ・アウトソーシングの地平
企業において、低コストの労働力や広大な市場を求めて、中国などへの製造拠点のオフショア化(海外移転)による国内の空洞化が語られて久しいが、この10年は戦略アウトソーシングとかBPO(Business P...
2005/11/04
ロングテールと総幸福量最大社会
近年、Amazon.comの成功によって、ロングテールということが広く語られるようになっている。ロングテールをもし聞かれた事がなければWikipediaなどを参照して頂きたいが、シンプルに言えばインタ...
2005/10/30
空気の読める社会(1)
以前、子どもたちの間では「空気が読めないこと」が最も嫌われる、という話があったが、これは、大人の間でも共通しているようである。価値観が多様化した、とされる社会では、「素直に」考えれば、ハイコンテクスト...
2005/08/24
ベーシックアクノリッジメント(基本的承認)
#どうも面白くならないのですが、いじっていても改善しなさそうなので(2ヶ月ぐらい寝かされているので旬を過ぎてますが)ポストしてしまいます。 グローバリゼーションや情報化が進む中、コミュニケーションコン...
2005/08/22
ラブキャズム
新しいコンセプトの商品やサービス、あるいは社会的現象などの市場ヘの受け入れられ方がモデル化されるとし、ロジャースが著書「Diffusion of Innovations(邦訳: イノベーション普及学)...
2005/07/11
格差社会の希望マネジメント
「『社会化装置』化する大学」、「『ゲームのルールを変える』ゲーム」と2つ関連するエントリを続けたところで、補足的なエントリを起こしておきたい。それは、格差/階級社会化(*1)が進むこれからの日本におい...
2005/06/09
「ゲームのルールを変える」ゲーム
新たな種類の「ゲームのルールを変える」動きがしばしば見られるようになってきた。つまり、ゲームはゲームでも、「内なるゲーム」のルールを変える、という戦略である。
2005/05/29
「社会化装置」化する大学
先日の「内田樹の研究室: 資本主義の黄昏」がブログ界隈で反響を呼んでいるらしい。 た、魂の労働? 労働は神聖なもので、対価を求めるなんて意地汚いとおっしゃる? やばいなあ、この考え方こそがニートやひき...
2005/05/23
マイクロテロリズム待望論
昨年末からの多忙月間も一区切りついたので、久しぶりにニュースでないエントリを、最近1文コメントしか書いておらず、まとまった文章が書けない身体になっているので、リハビリがてらひとつ書いてみる。 一昨日、...
2005/04/11
社会現象のハイプ曲線(2004-2005)
2004年に話題になった社会現象をハイプ曲線を使いつつ振り返る。
2004/12/31
退却マップ
退却マップについて考える。
2004/10/18
少子化時代の子どもビジネス
少子化時代の子ども向けビジネスについて。
2004/09/19
格差ゲーム
「00年代の格差ゲーム」を読む。
2004/09/04
欲求データベース説(後編)
前編に続き、欲求データベース説について。
2004/08/13
欲求データベース説(前編)
マズローの「欲求5段階説」について考える。
2004/07/29
論争・少子化日本
「論争・少子化日本」を読む。
2004/07/12
負け犬マトリクス
「負け犬」の条件とは何か。マトリクスを用いて説明を試みる。
2004/07/05
恋愛の格差…?
村上龍の「恋愛の格差」が文庫落ちして安かったので購入してみた。
2004/06/30
ベーシックラブ
馬の名前ではない。
2004/05/28
マス政策の限界
問題作「少子」もとに、マス政策の限界を考える。
2004/05/25
一億総恋愛社会から恋愛階層化社会へ
先日の「2004年、"恋愛バブル"も崩壊する…?」について、補足しておく。
2004/05/13
私的領域と公的領域
社会系の書籍から「ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊」と「自己コントロールの檻―感情マネジメント社会の現実」を紹介。
2004/05/11
「選ぶ側」と「選ばれる側」
「男性の女性化」について考える。
2004/04/25
出会わない系
「恋愛のグローバル化」について若干補足しておきたい。
2004/04/11
マイノリティと正論
「ある種のマイナーな趣味」を持つ人が反社会的行為を行った際に、マスコミなどがそれを恣意的に取り上げ、同様な趣味を持つ人がそれに対して反論と正当化を行うという構図は度々繰り返されてきた。そしてほとんどの場合、そうした反論は、少なからず論理的に筋が通るものであり、科学的(統計的)にも正しいにも関わらず、それが届くべき人たちに全く届いていない。
2004/04/04
オタク論と資本主義
loveless zeroは世間的にはオタクサイトに分類される訳だが、いわゆるオタク文化に全面的にコミットしきれていない部分を抱えており、特に近年の記事は、大半の観点が社会やコミュニケーション、あるいはビジネスに集中している。
2004/02/16
ラブハラスメントの「発見」
今、ハラスメントがブームである、などと言うと不謹慎かもしれないが、ラブハラスメントの「発見」について。
2003/12/14