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2007年06月30日

ニュースメモ(2007/06/24-2007/06/30)

News

【2007/06/30】
[society] 厚生労働省:最近の医療費の動向 平成19年2月号
データからも入院日数を減らす事で医療費総額の伸びを押さえている事がよく分かります。

[society] 基本方針(骨太方針)2007〜注目される成長力拡大の実現性 (pdf)
労働生産性の伸びを5年間で5割増って結構高い目標ですね。人材派遣とか介護とか伸ばし難い領域が広がってる訳で。

[society] 上げ潮政策に冷や水をかける国税収入の予算割れ
景気拡大は期待通りにコントロールできるものではない。

[society] 経済統計は誰のものか
個人が情報発信ができるようになったのがネットの大きな効果ですが、従来型メディアを通じなくても簡単に情報を取得できるようになったことも効果ですね。逆にメディアで取り上げられているのに、元データにネットでアクセスできないとあれ、と思ってします。

[society] クーラーの効き過ぎと「マクド難民」
24時間営業のファストフードやネットカフェの登場によって逆にある意味では「見える化」された、ということもあるのでしょうか。

[society] はてなブックマーク > MyNewsJapan 過酷勤務とパワハラでうつ病になったデンソー社員、トヨタを訴える 「死んでからでは取り返しがつかない」
パワハラと業務上の指示の境界は難しいような。カネを持ってる発注側と受注側の関係は大体そんなもんだと思いますし。消費者と企業もですが。

【2007/06/29】
[society] 平成19年度新入社員「働くことの意識」調査結果
超売り手市場で就職活動の満足感高い。仕事と生活はバランス重視。

[society] 競争のない社会こそ、格差社会ではないですか?
利益を出せるところでは経営のある企業の方が効率いいよ、利益が出ない部分は官でやってね、ということでしょうか。経営(マネジメント)は本来、官にもあっていいはずですけど。

[society] 医療と介護(題名不明)
苦悩する介護施設~医療制度改革の波紋~」について。「家庭のサービス化と残される課題」でも書いたけど、家庭に頼るのは無理でしょう。

[partner style] 相手と出会ったときに「結婚すると思った」、約4割
そういうものですか。

[subculture] 東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』のクリティカル・ポイント
繰り返し読んでもなかなか頭に入ってきませんが、重要な予感。

【2007/06/28】
[society] 年金記録問題だけでなく、医療も参議院選挙の争点に
高齢化よりも医療費が高くなった影響が大きい、と。ここで挙げられてる選択肢では、高度医療を公的保険から外すのが現実的か。

[society] NHKクロ現:「北海道では入院老人の7割が"社会的"入院」(立教大学、髙橋紘士教授)
医療施設のベッドが足りないから介護施設、じゃなくて、ホスピスを増やす手もある、と。

[society] 新聞記事における「ニート」の使用頻度推移
「ニート」は流行モノ。発達障害が増加傾向。これは興味深い。

[society] 連結への抵抗感、親子で温度差
30代の同居、近居は多い。親の育児のサポートがあるとないとでは大きいでしょうね。

[society] あなたのお金は、直接民主主義の一票です
構造的な問題とされている中でどれだけ成果を出せるか。

[business] 米国で進行するROWEという名の労働革命
[business] まずは「部下の出社時間を気にする上司」の根絶から
ホワエグの本来の姿もこういうのじゃないのかな。裁量労働やホワエグで定時出社、定時退社強制は訳分からんですから。もっとも、日本では仕事量が絶対的に多いからどうなるか分かりませんが。

【2007/06/27】
[society] 物価上昇率はなぜ高まらないか?
人々が物価は上がらないと思っている事が値上げを足踏みさせている可能性。

[society] 平成19年版国民生活白書 つながりが築く豊かな国民生活
家族、地域、職場のつながりについて。家族に関して、つながりを持てないキーワードは、「長時間労働」「男性」「独身者」 。

[society] 英国のワークライフバランスから学ぶこと
欧米では日本の正社員のような雇用保障が弱く、フルタイム/パートタイムの違いしかないことが、ワークライフバランスを実現しやすくしている。

[society] 労働と年金問題
個人的な経験で考えるのは危険かもしれませんが、海外の職場と比べると、カンカク的に日本では単純に、仕事量が多いんですよね(2-3倍ぐらい)。だから、海外では余裕で定時に帰れる。この差はどこから来るんでしょうか。製品・サービス価格が安過ぎるためか、どこかに壮大なムダがあるからとしか思えませんが。

[society] NHKスペシャル 30代の”うつ”
これは観ました。物足りない感もありますが、最初としてはこんなものでしょうか。原因が分からないとか言ってましたが分からない方が不思議で、i)人間関係(無能上司で評価されない含む)、ii)仕事量多過ぎが2大要因でしょう。前者は部署変えればという話ですが、やはりここでも仕事量多過ぎをどうするかですね。もちろん人増やすのが一番ですが、人によって限界が違うので、キャパに合わせた調節が重要か。

[business] お客様は神様でない
「お客様は子どもである」(!)。これは目から鱗。子どもを持った事のない人だと実感として分からないかもしれないのがネックか。

【2007/06/24】
終わり間近の「大回顧展モネ」を観に行きましたがとんでもなく混んでて美術館で40分待ちは珍しい。

[society] NHK日本の、これから 働き方
[society] 滑稽な成果主義
働き方はともかく、成果主義は「日本の、これから」で取り上げるようなことかな。あくまで各企業の人材戦略の一環の話では(それに総人件費圧縮以外の効果はずいぶん前から疑問視されてますし)。
関連: [society] NHKの昨日の番組「日本の、これから」
関連: [society] 日本の、これから 「納得?あなたの働き方」
関連: [society] NHK「日本の、これから」の感想
参考: [business] 高橋 伸夫著 「<育てる経営>の戦略」を読む

[society] NHKどうする日本「介護問題」……介護を商売にする輩が多すぎるのでは?
「処分」は本音出過ぎ笑った。制度・システムをシンプルにすることで、中間のムダを取り除く、あるいは中抜きをすることが必要、と。

[society] 官庁訪問者に告ぐ! 霞が関(の人事担当者)はこんな人材を求めています!
ここでの「コミュニケーション力」は政治力、交渉力、調整力といったものでしょうか。にしても「倫理感」が最低でいいのか。

[society] はてなブックマーク > heartbreaking. 恋愛できないことには、少子化についてなんて考えられないでしょう。考える順番間違ってるんですよ
整形やコミュニケーションスキル向上を支援するというのはアリかもしれませんね。そうなると支援対象の選定のための恋愛障害者認定がジョークではなくなってくるかも。

[communication] はてなブックマーク > 痛いニュース(ノ∀`):人間は中身より見た目。「見た目だけで全てを判断しても良い」という意見も
この話題、繰り返し出てきますね。要点は「『見た目』には造形以外の様々な要素が含まれている」「造形が幼少期の経験によってしばしば内面に反映される」「見た目は足切り」ってところですか。

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2007年06月22日

ニュースメモ(2007/06/17-2007/06/23)

News

【2007/06/22】
[society] 経済財政改革の基本方針2007〜「美しい国」へのシナリオ〜 (pdf)
サービスビジネスのイノベーションや生産性の話も挙げられてますな。
関連: [society] 日本経団連の提言

[society] 第13回法人企業景気予測調査(平成19年4-6月期調査)について (pdf)
大企業、中堅企業、中小企業の全てで景況感がマイナスに。

[society] 需給ギャップがプラスでも物価が伸び悩む理由
まだまだプラス幅が小さい。

[society] 貧しさのために生活必需品が買えない経験の国際比較
日本は生活必需品が買えない貧困層は他国に比べ少ない。

[society] ネット難民調査
生の声が参考になる。仕事が遅くなり帰宅できずにネットカフェで夜を過ごすのはネカフェ難民とは呼ばないでしょうけど。

【2007/06/20】
[society] ワタミが気づかせてくれている介護問題
[soceity] はてなブックマーク > こころ世代のテンノーゲーム - 介護はワタミで!ってどんなブラックジョークだよ
民間でやる以上ビジネスとして成立しなければ意味がありませんから、訪問介護は富裕層向けの特別サービス(贅沢品)にして、標準は施設介護で、ということにするしかないのでは。

[society] ゲーム的メタリアルと労働のメタリアル
現実は、まともな選択肢すらなく、その受動的な選択も交換可能なものでしかない、と。続きが楽しみ。

[society] 「医療崩壊」が深刻化 国の「対策」に批判
いや、これは開業医のメリットなくないですか。

[society] 東京河上会 公開シンポジウム 現代版「貧乏物語」を聴く
豊かになったからこそ、貧困の問題が浮かび上がってくる。

[society] 男女共同参画
先日「ヒット率99%の超理論」を読みましたが、選挙なんかも特にそうなんでしょうけど、身の回りの人の意見だけではなく、より大きな社会全体、大衆のニーズを捉えないといけない、ということでしょうか。

[business] お金では部下は「やる気」にならない
プロスポーツ選手を例に出すなら、カネそのものはモチベーションに繋がらないかもしれませんが、カネという客観的な物差しで承認を与える事でやる気が出るということなんじゃないでしょうか…? いろんなところで企業別の平均年収が公開されている中で、他の企業よりも自分の収入が低ければ、自分の社会に対する貢献はその程度なんだ、と思うかもしれませんし。
関連: [business] はてなブックマーク > 高収益企業なのに「給料が上がらない」の声 - 日経ものづくり - Tech-On!

[partner style] アメリカの結婚の今
日本も後を追っていると言えそうです。

【2007/06/19】
[society] これからの雇用戦略 ─ 誰もが輝き活力あふれる社会を目指して
[society] 多様な働き方の実態と課題 ─ 就業のダイバーシティを支えるセーフティネットの構築に向けて
[society] 日本の企業と雇用 ─ 長期雇用と成果主義のゆくえ
労働政策研究・研修機構の成果物として、他にも計8冊分の書籍が豪快にpdfで公開。これは読み切れない。DLが集中しているのか、繋がり難いことがあるようです。

[society] すぐそこにある地獄・・・
人件費の高騰で、効率化が極限に行き着いた産業が苦境に。労働力不足による倒産地獄を避けるため、移民の導入を、ってことですが、まずはまだ北海道・東北など地方では有効求人倍率が1を切ってたりする訳ですから地域間移動で解決するのが先では(ミスマッチのために人がいても解決しないという主張もありますが)。あとは全体として物価が上がる方向に動いてデフレが解消して行くことが先にあるべき気がします。もちろん、中長期的には絶対的に労働力が足りなくなって来るのかもしれませんが、それこそ、であれば企業が海外に移転するということでは。

[society] 切込隊長さんのご指摘を受けて老人介護を考える(前編):戦後日本における老人介護の歴史
介護の社会化の歴史。
関連: [society] キチガイが政治の中心に来て、その方面を良く知るキチガイに仕事を丸投げしないと駄目だろうな

[society] 本当は怖い? 社会責任投資(SRI)
必ずしも投資のパフォーマンスだけでなく、自分のポリシーを反映する対象として投資先を選んで行くということもあるのかなと。

[society] クローズアップ現代 ネットカフェ難民
6公4民は江戸時代でも厳しい方だったんじゃないでしょうか。1に株主、2に顧客重視の中で、賃金の生活保障的な意味合いは弱くならざるを得ない状況が伺えます。

[society] 日本が世界の負け組みになる日
法人税率高いから企業が日本から逃げる、という話は経団連を始めとして一般に語られますが、グローバル企業は別として(すでに日本より他のアジア圏の方がビジネス規模がでかくなってたりするためにアジア地域の中心をシンガポールに置くのは自然)、国内企業はそう簡単に逃げられるかな、というのはあるかも。

[society] その後の「希望は、戦争」
戦争が起こる事で困るのは「持てる者」であるということ。

[society] なぜ、うちの子がピラミッドの上でないのか? 保護者とトラブル、訴えられたら…
[society] 「子供起こして学校いかせて」 バカ親の「理不尽」要求
理不尽な要求と見る事もできますが、訴訟王国の後を追っているとも言えます。

[society] 赤ちゃんポストの裏技
手っ取り早い国籍取得方法として。へぇ。

[business] 新規事業開発マネジメント
リソース、マーケット、マネジメントが3点セット。

[work] サバイバルという言葉が嫌いなら使わないで話そうか
個人的には煽り体質なのでどうやって危機感を共有するかを考えてますが、一方で会社は平和そのものでなかなか危機意識が持たれてなかったりするんですよね。

[work] ポストモダンプロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントも感情労働のフェーズへ。
関連: [work] 「感情労働」時代の過酷

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2007年06月21日

家庭のサービス化と残される課題

Partner Style | Society

socioarcではこれまで「サービス化する社会」「ホスピタリティ・DNA (続・サービス化する社会)」「モジュール化する社会」といった一連のエントリで、社会の様々な機能がサービス(言うまでもなく「無料」ということではなく、「サービスビジネス」として、ということ)として提供されるようになるということ、そしてそういう時代に必要になるであろう資質や能力について書いてきた。

社会の構成単位である家庭にもまたサービス化の波は進行しており、かつてのような家庭が様々な機能を抱え込む形態は、現在は困難になっている。男性の収入が伸び悩む中で、専業主婦はもはや豊かな家庭にのみ許される「贅沢品」のライフスタイルとなり、ダブルインカムでようやく家計が成立する状況が広がりつつあるし、また、人口減少社会による労働力不足という点からもで女性の労働力を活用していくことはごく自然でもある。

そして、こうした中では家庭のサービス化の流れはますます不可避となるだろう。労働力維持のため夫婦がフルタイムでかつ長時間の残業を行うことが当たり前になっていくと、単純に、家事や育児といった家庭に割く時間や身体的・精神的余裕がないのである。実際、中食・外食といった炊事の外部化に加え、掃除・洗濯といったサービスが現実的な価格で利用可能になりつつあり、育児サービスの時間的拡大が合わさればより負担は小さくなる。

[society] 働く妻「家政婦雇いたい」―妻、週末の掃除洗濯は嫌、夫、留守の家に他人は…。

カネとカオの交換の時代(*1)から仕事も家事もフィフティフィフティになる中で結婚の意味合いが変化するのは当然で、どうしても結婚しなければならないモチベーションは低下し、結婚は容姿や人間的魅力に優れた「選ばれた人々」の中で、かつパートナを欲しいと思っている人だけの限られたものになっていくだろう。人の考え方はそんなに急に変わるものではないから、(いい人がいれば)結婚したいというニーズ、人生のパートナが欲しいというニーズ自体が激減することは恐らくないだろうが、「いい人」を見つける事は困難になる一方であり、そうした意味で非婚率の上昇は避けられそうにない。

[partner style] はてなブックマーク > 深く考えないで捨てるように書く - では誰も結婚しないかというと

(*1)山田昌弘氏は「少子社会日本―もうひとつの格差のゆくえ」などで男性の低所得者層が増加している事が未婚率の上昇を招いている(つまり「カネとカオの交換」色は依然として強い)と指摘しているが、生活手段としての結婚の必然性が薄まれば、パートナに期待する水準として「是非結婚したい」という積極的水準は変わらないとしても、これまでの生活を変えてまで「結婚してもいい」という消極的水準は極端に高くなるから、いずれにせよ同じ結果になりそうである。

もちろん課題もある。1つは血の繋がった子どもが欲しいというニーズにどう応えるかで、結婚はしたくないが(というよりできないが)子どもは欲しい人は少なくない。しかし、精子バンクや卵子バンク+代理母には否定的な意見も大きい。その意味で、子どもが欲しいと言うニーズが特に日本では非婚化に対する最大の歯止めになっている部分もあるが、人口減少への対策としては、非婚化が問題であるというよりも、本来は少子化の方が問題であるのだから、将来的には不妊治療という枠を超えて精子バンクや卵子バンク+代理母のサービスへの道が開かれる事になるかもしれない。

また、弱くなりつつあるとは言え、社会的圧力は当分根強いし、職場における不利益(結婚していないと昇進できない)といったこともあるかもしれない。また、税法上の不利や非婚化対策としてより積極的に「独身税」的なものが科せられることになる可能性もある。こうした不便に対する「サービス」としては、互いの生活に一切干渉せず(顔も知らない)、財産契約や相続も全くいじらない(ように契約する)、純粋に法律上だけのペーパー結婚契約(*2)を提供するマッチングサービスが考えられよう(現状、夫婦別姓の問題はある)。

(*2)現在でも海外滞在や国籍取得などのためにそういったサービスはあるようだが。

しかし、目下待ったなしの最大の課題はやはり医療や介護だろう。超高齢化に伴う医療・社会保障関係費の急激な増加を何とか押さえたい国としては、ベッド数の削減、在宅介護や介護予防の重視などによってこれらの機能を家庭に押し込み返そうとしているようにしか見えないが、これはもはや今となっては現実的ではないのではないか。冒頭でも書いたように、夫婦がフルタイムで働くことが当たり前になる中では介護などに割く余裕がなくなっているのだから。

[society] 医療制度改革と施設介護サービス

労働力確保の観点から家庭のサービス化の流れが必然だとすれば、従来型の家庭、特に主婦/主夫が高齢者を世話することを前提にした医療・介護システムでは容易に破綻しかねない。夫婦フルタイム共働きの家庭、シングル単位の家庭を前提とした制度設計が求められているのではないだろうか。

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2007年06月16日

ニュースメモ(2007/06/10-2007/06/16)

News

【2007/06/16】
ずいぶんネットから離れてました。

[society] "国際競争力"って、そもそも何?
国の競争力と企業の競争力は別の話であり混同して議論してはいけない。まずは国内のデフレを解決すること。
関連: [society] 「国の競争力」は何の役に立つか (pdf)

[society] 高まりつつある外国人労働者受け入れ論議〜新推計人口が意味するもの(2) (外国人労働者編)〜 (pdf)
外国人労働者は必ずしも高齢者・女性・若年層とバッティングしていない。

[society] 出生率回復で現役世代の負担は増加する
戦力化するのに時間がかかるため。もっとも、子育ての社会化というのはもともとそういうことかと。

[society] 魚介類、価格上昇続く背景 世界的な「魚争奪戦」で減る輸入量
消費量が減少も、価格上昇が続く。

[society] 毎日新聞がコムスン問題について正しいことを書いている件
介護のサービスレベルを徹底的に下げて富裕層向けには別のサービスを提供するか。そうでないとすればそもそも原資が足りないということになります(現場に来る前にカネが落ち過ぎて配分がおかしいという話もありますが)。
関連: [society] コムスン、グッドウイル叩きだけでいいのかな?
関連: [society] コムスンが叩かれれば叩かれるほど
関連: [business] なぜコムスン・グッドウィルは成長できたのか?
関連: [society] コムスンで介護を食い物にしたグッドウィル折口氏の“犯罪”
関連: [society] コムスン不正問題メモ
関連: [society] 社会保険庁とコムスン

[society] 日払派遣の労働力を利用する側について考える
物流や情報通信が発達して必要な時に必要な分だけモノ・サービスを手に入れることが容易になったことで、どの業界にもカンバン方式的な「在庫」減らしが可能になっており、すでにB2C/B2Bともに価格がそれを前提としたものになっている、ということでしょうか。この方向性は更に進む事はあっても戻すことは容易ではなさそうですが、ヒトは工業生産物とは違って本当はそれほど柔軟には行かないので社会システムとしてサポートすることを考える。
関連: [society] 年金電話相談 回答要員は「素人」で大丈夫?

[society] 第二新卒、逆転の面接力 こんな人たちが選ばれている
年齢的には院卒とそう変わらないはずですが、第二「新卒」っても対応は転職そのものなんですね。

[society] 働きたくないでござる!
統計的には「働きたくても働けない」のが大半なのは確かですが、そうした主張が本当に働きたくない人の肩身を狭くしてる部分はあるのかもしれません。

[society] 広がるノー残業デー 仕事効率化、私生活有意義に
もともと残業なしに終わる仕事量であれば、なくすに越したことはありません。

[society] はてなブックマーク > J-CAST ニュース : 消費者金融「お客選別」のあおりで パチンコ業界厳しい!
さすがに誰も同情しないよな、これは。それとは別に、ここ10年で激減ということは、消費者金融関係なくても斜陽化が進んでる訳で、年齢構造も変化しているのでしょうか。

[business] 人件費を巡る業務リストラクチャリングについて
人員削減、人件費の変動費化、モチベーション・生産性改善における留意点。

[society] サービス業の生産性向上に向けて - 無形資産の蓄積を
サービス業の生産性向上の話は大好物ですが、ただ単にぶら下がってる人が多いってこともあるような気がしますけどね。「サービスサイエンス」も読んでみましたが先が長そう。

[work] 人間力とは何か
「行動」の背景にあるものを見抜く。

[partner style] 「非モテ」に「モテへのアドヴァイス」が無効である理由
socioarcでは承認問題と呼んでるものでしょうか。恋愛以前ということ。女性だとふらっと告られたりするかもしれませんが、特に男性の場合、基本はまず他の方面で承認を獲得する、ということになります。

[subculture] 東京23区 出張! 添い寝DEメイドさん
家庭機能のサービス化ということでは面白いのですが、これはサービス提供者もリスクが高く、利用者の満足度も限定的になりそうなので辛いかな。

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2007年06月05日

ニュースメモ(2007/06/03-2007/06/09)

【2007/06/05】
週末は「ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡」を観て来ました。部屋の実寸大模型たちがカネかかってそうですね。

[society] サーチ・ナウ:高齢者医療と介護
んー自宅で死にたいと思う人って多いのでしょうか?

[partner style] 20代~30代「結婚したら子供は1人、いなくてもいい」が8割
晩婚化・非婚化と、子どもを欲しい人数の低下の両方が少子化を進めていることがアンケートでも裏づけ。

[partner style] 社内恋愛がなくなる時代!?
付き合った後にこじれるとアレってのは昔からでしょうが、初期のコンタクトが難しくなっているんだろうなと。

[partner style] 人生充実、元気でしゃべらない 結婚できるのはこんな女性
「充実力」に色んな要素が含まれてしまっていてMECEになってないような。

[partner style] はてなブックマーク > 金融日記:結婚と言う名前の女の壮絶なビジネス
どちらかというと高年収男女同士が価値観とか性格とか、カネ以外の理由で結婚してるし高年収男性は高年収女性が周りに多いために、ビジネス環境的には難しくなってる感はあります。

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2007年06月02日

ニュースメモ(2007/05/27-2007/06/02)

News

【2007/06/02】
公私に忙しく、すっかり間が開いてしまいました。とりあえず今週分。

[society] 他人を信頼できない国“日本”を変えていくために
うーん。他人を信頼できない傾向は最近になって出てきたものでしょうか。

[society] 少子化でも盛り上がる子ども向け市場 (pdf)
少子化でも1人当たりの単価があがり、xポケットもあるので、短期的には市場拡大も。もっとも、家庭にとっては、子ども1人当たりで「人並み」にするのに必要なカネがより多くなる訳で、子どもを複数持つことへの抵抗にもなりそう。

[society] 人口減少社会における少子化対策を考える (pdf)
非婚化・晩婚化の改善は人の価値観に働きかけることであり現実ではない。多様な価値観は前提とした上で、もう1つの要因である、結婚している世帯が子どもを持ちやすい環境作りに重点を置くこと。

[society] 失業率の低下が消費増につながらない理由
失業率は低下しても、平均賃金は低下傾向。

[society] お金の問題を放棄して、承認問題の解決はありえない
特に日本の男性は今でも家庭を背負うことが社会的に期待されているので(少なくともそう思い込んでいる男性は)、社会的承認とカネは切り離せない、と。何故今これだけ意欲やモチベーションがビジネスの場面で議論になっているかと言えば、いかにカネを出さないでどうやったら人を動かせるかが関心事だから、ってのと通じる話かな。経済的問題を精神的問題にすりかえるなということ。

[business] 本当の企業価値
新興市場の根拠が不明確な時価総額で買収できてしまうリスク。もっとも、日本の株主がそんな怪しいのとは交換するのを嫌がりそうではありますが。

[business] 生き残れるのか? コンビニらしいコンビニ
レジに3人並んだら他の作業をしている店員がレジに入って常に待ちを2人以内にしようとしているのを見るとその辺はもう標準化されているのかな。個人的には、常連対応は、むしろ顔を覚えてて欲しくないというか、あたかも事務的に対応してくれた方が抵抗感ないんですが。

[communication] 何故、コミュニケーションはこんなにしんどいのか(特に非コミュテストを受けた人にとって)
非コミュ指数とコミュニケーション環境」に関連した分析。現代のコミュニケーション環境の難易度レベルが上がっているとして(間違いなく上がっていると思いますが)、果たして人間側は社会的な淘汰によって段々とレベルアップしていくものなのでしょうか(ゲームとかで子どもの初期ステータースが上がっているように)。それとも、DNAに刻まれていてそうそうは改善しないものなのでしょうか。

[communication] 女が男をほめない理由・男が女をほめない理由
褒めるにしろ、叱るにしろ、人自体ではなく、具体的な行動について褒める or 叱るのがビジネスコミュニケーションの基本かな。

[mental] はてなブックマーク > ITエンジニアを襲う「新しいうつ」の正体とは? - @IT自分戦略研究所
300人規模で年間3、4人が自殺は確かに余りないかもしれませんが、新しい、んでしょうか? 仕事の質によるものか、圧倒的な勤務時間の長さか、自分で解決できない閉塞感か。
関連: [mental] はてなブックマーク > 俺が今感じてる閉塞感をリアルな言葉にしてやるよ

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