2007年01月25日
ニュースメモ(2007/01/21-2007/01/27)
News【2007/01/25】
[society] 健康保険財政の長期推計~少子高齢社会における新制度の持続可能性~ (pdf)
健康保険料から税へ。
[society] 産業別の業況感について~業況感が悪い業種で中小企業の割合が多い~製造業および非製造業、大企業・中小企業ごとの景況感の変化。
[society] 地域を変える若年層の雇用創出
「ミスマッチ」の内容。専門知識よりも対人能力や人間的な素養といった定番の話から情報、接点について。
[society] 「ワーク・ライフ・バランスに不満」日本が1位、少子化にも反映か
「他人に頼らず自己解決する」と言えば聞こえはいいですが、これはどちらかというと「諦念」。
[society] 金持ちと貧乏人 不平等と低賃金という最悪の組み合わせが世界を脅かす
グローバリゼーションだけでなく技術革新も仕事を奪う。(むしろ、フラット化などと表現されるグローバリゼーション3.0そのものもインターネットの技術革新なくしては実現しなかった。)
[society] ある産婦人科医のひとりごと: 分べん台で1時間待ち 転送先探し、東京でも困難に (毎日新聞)
[society] 意識変化
コメント欄も熱い。これは…いよいよ「日本始まったな」ということでしょうか。医療の重要性は健康時にはほとんど意識していないから、ということが問題の不可視化を起こしています。
[partner style] 「恋人」を作ろう、または無血革命への道
コメントを含めて最近ではもっとも刺激的な非モテ議論かもしれません。
[mental] メンタルヘルス問題の変化
「欧米では過労死や過労自殺はあまり起きない」。健全な労働流動化の必要性。
関連: [society] 劣化する労働条件
【2007/01/24】
[society] 急増する埼玉県の高齢単身者世帯ー高齢単身者世帯の増加率は全国一位ー (pdf)
5年間で50%近く増加。
[society] 国民のためのものではなくなった「景気回復」 (pdf)
米国、中国と日本の状況。
関連: [society] 長期回復の実現が期待される日本経済 (pdf)
[society] 2040年、出生率1.75 結婚・出産の希望かなえば
少子化対策活性化のためのifとはいえ、まだそんなことを。
[society] そのまんま東氏が再チャレンジに成功だと?
首相の名言が続きます。
[society] 「国からお金を持ってきて県民の負担を軽くしていきたい」(横内正明、山梨県新知事)
たかり根性はまだまだ根強いなぁ、と。
[business] 少子・高齢化時代の成長ビジネスその(1)~新規産業Newsletter B2C+ Vol.1~
プライベートな家事・育児サービスは収入格差の大きい社会でないと実現しにくい面があるので、そこをどうブレイクスルーするか。集合保育や中食で集約するのが素直ではありますが。
[partner style] 「私の体が目当てなのね!」=「俺の金が目当てだったんだな」
ん…あくまでも前者は恋愛時、後者は結婚時ということになりますが、終了フラグということでは。自由化が進み流動性が高くなったからわざわざ安い時に将来を見極めた上で購入して育成する手間なんてかけてらんないという話は以前。
[partner style] 産めよ増やせよ! 美しい国、滅びぬように。
日経とかで近年「モチベーション」がしきりに話題になっているのに通じる話ですね。心の問題で解決するのがカネがかからなくていい。
【2007/01/21】
[society] 景気は良くなるも、家計への恩恵薄い~第9回「主婦の消費行動に関するアンケート」結果~ (pdf)
母集団が偏ってはいますが。
関連: [society] 遅れる家計部門への波及 (pdf)
[society] 新人口推計を契機に建設的な年金論議を(II)-「日本の将来推計人口(平成18年12月推計)」発表後の年金財政予測
少子化に加え長寿化が更に進むことで給付水準を一段と下げる必要。
[soicety] メディアの読みかた
メディアリテラシーについての良記事。空売りしといて株価の暴落に繋がる企業倫理違反をタレこむ…さすが投資ビジネスは考えてます。
[business] おてつだいネットワークス
「今ヒマ」で1日より更に短い単位で。
[subculture] 美しい国の日本文化礼賛とカワイイ革命
カワイイはソフト・パワーか。というかソフト・パワーって元は全然違う意味なんですね。
2007年01月23日
社会現象のハイプ曲線(2006-2007)
Societysocioarcでは2004年、2005年と、年末に「社会現象のハイプ曲線」というエントリでその年のsocioarc的トピックを振り返りながら、今後話題になりそうなトピックを挙げてきたが、2006年末は起し損ねたため、もうすでに2007年も3週間過ぎてしまったが、ここで取り上げたい。なお、社会現象のハイプ曲線とは、念のため繰り返すと、様々な社会現象においてメディアを中心に騒がれ話題になる時期と、実際に社会に大きなインパクトを与える時期にズレがあることを表現しようとするものである。
【社会】
2006年11月には「いざなぎ超え」ともされた「景気回復」が言われているが、主に大企業の輸出や設備投資上の話であり、大半の生活者は余り恩恵にはあずかれていないし、個人消費は引き続き伸び悩んでいる。これは労働分配率の低下とフリーターや派遣などの非正規雇用の増加によるものとされており、この点については今後も当面改善する見込みは薄い。山田昌弘氏の「希望格差」に端を発した生活者の「希望」についての問題意識は玄田有史氏の「希望学」、そして経団連の「希望の国」提言に繋がるが、肝心の生活者にはシラケムードも漂っている。
(参考)2006年の関連エントリ:
格差意識格差
より長いスパンで、「少子化」「人口減少社会」ということでは、国立社会保障・人口問題研究所からより現実的な将来人口推計が提示され話題になった。出生率は「景気回復」の影響か下げ止まり傾向も見せつつあるものの、社会的な育児・家事支援環境が貧弱でシングルマザーへの理解が低い日本では出生率を大幅に上げることは難しく、人口減少を前提として、外国人の導入を含め、少子高齢化に伴う急激な人口構造の変化に対してソフトランディングを目指すことが必要となる。年金を始めとした将来への漠然とした不安感も消費へのマイナス影響が大きいと思われ、その意味でも将来に向けた社会の姿を描いて行くことが重要だろう。
今後のトピックとしては、2006年も産婦人科をはじめとし、医師の現場から切実な声が上がり始めた「医療崩壊」が一段と深刻さを深めていくことは間違いない。同様に、「介護問題」についも、国は社会保障費の抑制のために介護の家庭内化を意図しているが、収入的に共働きが前提になりつつある家庭の現場では現実味が薄れており、低い介護労働環境による介護従事者の逃散、労働力不足と合わせ、今後多数の介護難民が生まれる可能性もある。
(参考)2006年の関連エントリ:
「サービス」は「サービス」か
【雇用・労働】
2006年の主なトピックは「ワーキングプア」と「ホワイトカラー・エグゼンプション」であった。「ワーキングプア」は、NHKが2つの特集を組んだことで言葉が広く知られ、Google Trendsでも分かるようにネット上で大きな話題となった。「再チャレンジ」を掲げた安倍政権も「フリーター」対策では大幅にトーンダウンし実行性のある施策を打ち出すには至っていない。「就職氷河期世代」とか「ロストジェネレーション」とか言われたい放題の今の25-35歳代だが、正社員ですら35歳を越えると転職が難しくなり、アルバイトや派遣でも35歳を越えると仕事が探しづらくなる中で、この5-10年で本格的にこの世代の経済問題が浮上してくることになる。
(参考)2006年の関連エントリ:
流動性と「即戦力」の関係
モチベーションと職業教育
一方秋から冬にかけて議論が沸騰したのが「ホワイトカラー・エグゼンプション」(Google Trends)である。これはマスコミによる「残業代ゼロ法案」などといった誤解を招く煽り文句が飛び交う中で世論がおかしな流れになり、最後は安倍首相の「少子化対策にもなる」といった生活者の労働の現場がまるで見えていない発言でジエンドとなったが、非正規雇用者と正規雇用者との格差解消とセットの話でもあり、参議院選挙後に改めての議論となる。理念は良いものの、労働力が「定額制」になればいかに使い倒すかという方向に行くのは避けられないため、まさに「少子化」への影響も大きい長時間労働の管理、「ワークライフ・バランス」の真の実現がポイントになるだろう。
(参考)2006年の関連エントリ:
ホワイトカラー・エグゼンプションに必要な2つの条件
【恋愛・結婚・コミュニケーション】
「非婚化・晩婚化」が一段と進行している。適齢期層の結婚願望自体はそれほど変わってはいないものの、結婚しないことのデメリットや社会的圧力が小さくなる中で、妥協までして結婚する気はなく、パートナへの要求水準は上がる一方であり、非正規雇用の増加や男性収入の低下に伴い、マッチングがますます難しくなっている。シングルが「標準世帯」形態になるという話もあった。もっとも、単に「シングル」といっても、恋人がいるか、親しい友人がいるか、といったところで事情(他人に承認されているという感覚)は全く異なり、その意味で「非モテ」「非コミュ」はクリティカルなテーマではあるが、ネット上では答えが出ているというか出ていないというのかやや堂々巡りの感がある。
(参考)2006年の関連エントリ:
恋愛市場主義とは何か
「見える化」
今後のトピックとしては、2007年4月の年金分割待ちにより離婚控えが起きているとされる「熟年離婚」がどのような動きを見せるかが1つある。また、「熟年離婚」や「非婚化」とも関連の深い「孤独死」問題もじわじわと広がりを見せていくことが予想される。
【ビジネス・その他のトピック】
社会構造やライフスタイルの変化に伴うビジネス動向(富裕層、高齢層、少子化、シングルなど)や、サービス・ホスピタリティ関連のマネジメント、マーケティング、イノベーション、生産性といったトピックを引き続きフォローしていきたい。
(参考)2006年の関連エントリ:
ホスピタリティ・DNA (続・サービス化する社会)
消費者天国のカラクリ
2007年01月19日
ニュースメモ(2007/01/14-2007/01/20)
News【2007/01/19】
[society] 日本の将来推計人口
中位仮定で2055年に8993万人。
[society] ワーク・ライフ・バランスと男女共同参画、少子化問題
雇用や勤務の柔軟性、夫婦関係満足度、正規と非正規の処遇格差の是正が重要。
[society] 日本型成長モデルの確立に向けて (pdf)
経団連提言。
[society] 高齢者と金融資産 (pdf)
ばらつきが大きいが金融資産2000万円以上に厚み。
[partner style] 夫婦同居しない社会
シングルが標準世帯の時代へ。
【2007/01/17】
[society] 「豊かさ論」の変遷~豊かさ追求から幸せ追求への過渡期~ (pdf)
戦後を中心に「豊かさ論」の変遷。これからの指標は「豊かさ」から「幸せ」か。確かに、「幸せ」が「豊かさ」(特に収入)とリニアにリンクしていないのは先日の電通総研のレポートにもありました。ただし、「幸せは心が決める」からといって絶対的な貧困に目をつぶるようなことにならないように気をつける必要はあるかと思います。
[society] 残業代ゼロ法案 政府、通常国会提出を断念
「提出する環境にない」って単に選挙への影響を嫌気しただけのようにも。
[society] 日銀の信頼性低下に繋がりかねない追加利上げの実施
消費が強くなるという根拠を説明できるか。
[society] 2007年度日本経済見通し 軽い景気後退局面入りも、07年度下期に再拡大へ (pdf)
下期に再び力強い景気拡大に転じる。
[society] 「近居」:親の近くに住めば、育児ストレスは和らぎますか?
子育てに対する社会的な支援機能が限定されているため、親を活用する「近居」の形態が増えている。
[partner style] 白河桃子の「“キャリモテ”の時代」(第8回)男性のターゲット設定 「両雄並び立たず」の法則
ネットでは専業主夫志向とか、「女性が(収入の上で)上」でも全然気にしない人を結構見かける気もするんですが。
【2007/01/16】
[society] 2007年を斬る: 人口減社会の実像(前編)
[society] 2007年を斬る: 人口減社会の実像(後編)
急激な人口構造の変化(高齢化)こそが問題でありソフトランディングを目指すことが必要。
[society] 伸び悩む賃金と消費の底堅さ (pdf)
「消費の底堅さ」というよりは、賃金が上昇する見込みは薄いから、消費を維持するためには、生活者の消費マインドが重要、という話。
[society] 国民生活に関する世論調査(平成18年度版)
昨日のオリジナルが出ました。
[society] 迷走するホワイトカラー・エグゼンプション
「予測可能性」(適用範囲が明確化できる)という視点が実行する側としてはなるほどと。ただ本人同意は運用が結構クセモノな気も。
[society] 崩壊の瀬戸際/減る産科医 忙殺の連鎖 お産SOS 河北新報社
医師はホワエグの対象になるんでしょうか…? (時間に裁量の余地はある?)
【2007/01/15】
[society] 生活不安 過去最高 67%
[society] 生活で不安、過去最高の67% 内閣府調査
オリジナルはまだWebには公開されてないみたい。先日も、孤独死問題の「ひとり団地の一室で」の再放送がされていましたが、高齢化が進むことで生活不安が高まるのは避けられないかも。個人消費の停滞や中高年男性の自殺率の高さにも繋がってくる話。
関連: [society] 円安を後押しする家計マネー~国内貯蓄の海外流出は広がっている~ (pdf)
参考(?): [book] 遺品整理屋は見た!
[society] 小売業のプロによる消費低迷分析
ポジショントークかあるいは企業経営とマクロ経済は別物ということか。上の社会不安の話に繋げると、金利上昇が嬉しいのは家のローンを払い終わってそれなりに貯金もあるけど、定期収入がなくなって不安な引退世代、とか。やや苦しいですが。コンビニの主要利用者層は20-30歳代男性ですが、高齢者に期待しているということでしょうか。
参考: [business] 岐路に立つコンビニ業界、新たな成長の原動力は見つかるか (pdf)
[society] 「東洋経済」の奥谷禮子氏へのインタビューについて
論点と疑問点。頭が上がらない?のは人を派遣してもらってるからとかでしょうか?
[society] トリックスターとしての新星[奥谷禮子]氏。平成のマリー・アントワネット「下流社会だの何だの、言葉遊びですよ。そう言って甘やかすのはいかがなものか」
最初に得た情報、インパクトの強い情報を基点に物事を考えてしまうアンカリング効果、ってやつですかね。ホワエグ年収400万円以上提言とか(もっともこちらは成功してるとは言いがたいですが)。
2007年01月13日
ニュースメモ(2007/01/07-2007/01/13)
News【2007/01/13】
[society] 2007年景気・市況見通し
日本は輸出が減速し個人消費が伸びる見通し。
[soicety] 一人当たり賃金はなぜ上がらないのか?~大企業行動の視点から考える~ (pdf)
高齢化に加えて企業が支払う保険料が増加しているため、個人から見た賃金は上がらないが、一人当たりの企業の負担は増加している。
[society] 日銀、追加利上げの方向 消費堅調と判断
お前の目は節穴ですか。
[society] 労働時間問題の改善に向けた地道な取り組みを
20,30歳代の約4分の1が脳・心臓疾患の発症との関連性が強いと判断される長時間労働。
関連: [society] 連合総研「暮らしと社会についてのアンケート」調査結果概要(上) (pdf)
[society] 最低賃金の引き上げによって格差は縮まらない
最低賃金に見合わない人がハードルが高くなり締め出されるという指摘。
[society] ホワイトカラー・エグゼンプションは労働時間規制とは関係なかったはず
[society] 現代の奴隷――労働者は時間を売っている
[society] 奥谷禮子氏の愉快な発言実録版
[society] 【労働者へ果たし状】人材派遣ザ・アールの奥谷禮子社長、「過労死は自己管理の問題」と労働者批判 労基署は不要とも
[society] ゾンビの経済学
ホワエグおよび奥谷禮子氏関連。別に労働問題サイトを志向してる訳ではないのですが、「最大多数の最低限幸福」を考えた時にどうしても関わってきてしまいます。
【2007/01/11】
[society] 「世の中」と「身の回り」の経済状況についての意識調査 経済気分2007 ~「来年の景気が良くなる」と答えた人は、昨年より15.8ポイントの大幅減で29.9%に~ (pdf)
2006年の景気感覚はむしろ後退?
[society] 高齢者雇用の重要性
安心してカネを使って貰うための雇用。まず健康であってではあるでしょうけど。
[society] ワークライフバランス (pdf)
「ライフ」には家事・育児だけではなく、家庭生活、地域活動、学習などの活動が含まれる。
[society] 残業代ゼロ法案、提出へ 厚労相「対象は20万人」
年収900万円以上ということで、大半の若い人には関係なくなった模様。反響が大きく年収要件を出さざるを得なくなった。
[society] 日本人は働きすぎって本当でしょうか
えーと。
1)労働時間の短い非正規雇用者との平均になっているから、非正規雇用が増えることで、平均時間は短くなっている。20,30歳代の正規雇用者に限れば増えているということ(これはデータがあるはず)。
2)「サービス残業」への監視が厳しくなり、実際の労働時間が記録に残らない形になっている可能性。
【2007/01/10】
[society] 格差問題への処方箋
「民間から共同体が再生」するための道筋が迫力に欠ける気もしますが…。
[society] はてなブックマーク > 【溶けゆく日本人】子供以下の親 身勝手な論理、平然と|生活|生活・健康|Sankei WEB
生活者に対して強い態度に出にくい学校や役所でごね得というか自分だけよければ良いという個人主義が横行しているのは確かそうですが(心でっかちによれば日本人はもともと個人主義らしいですし)、産経新聞でこの手の記事を良く見かけるのもまた意図が気になるところ。
関連: [society] 給食費未納、4万人分20億円超 初の全国調査
[society] 社員全員がホワイトカラーエグゼンプションの会社で働いてたことがあります
日本的企業はかつてセーフティネットの固まり、でした。ちょうど東洋経済の最新刊が「雇用破壊 もう安住の職場はどこにもない」ですが、煽り好きなことで。
[society] ホワイトカラーエグゼンプションが話題になる昨今
正論ですが労働組合組織率が20%を切っている現在では労組を前提とするのは辛い感。(非正規化拡大ではなく)転職のしやすさという点での流動性を高めることが必要。
[society] 労働は時間ではない
これまた正論ですが、朝礼とか「部下に示しがつかない」とかで年俸制や裁量労働制でも定時出社(終業時間はエンドレス)になってる状況じゃあ「時間そのもの」な気も。横並び慣習をなくす必要がありそうです。
[society] 柳澤厚労相ホワエグの本質を語る
んー。創造的な仕事とされてる人でも時間がかかるものとそうでないものがありますので本当は厳密に分けるのは難しいのでは。例えば、『提案』と『コンサルティング』の違いのアイデア出しと調査・分析だと、前者は余り時間に依らないですが、後者は効率の差こそあれ時間がかかる、という具合。「努力を否定はしませんが、才能あるものが努力を怠っているとでも?」みたいなやつで、効率の良い人が時間かけるのが一番いい(できる人に仕事が集中する)訳なので、朝礼とか横並び慣習を排除しても時間の要素は必ず残るのかなと(もちろんその場合もちゃんと成果で見られるのであれば良いですが)。
[society] ホワイトカラー・エグゼンプション見送りの流れに思う
鶏と卵と。まずは労働契約法の行方、でしょうか。
[business] 消費活性化の鍵は「手が届く贅沢」にあり!
ブランドもののバッグとかを買ってるメインが必ずしもセレブということじゃなくて庶民だということを考えれば、ま、大体の贅沢はメリハリつければ手が届くということですよね。こだわり消費。
[partner style] はてなブックマーク > 痛いニュース(ノ∀`):派遣女性34歳「結婚相手は年収1000万以上。ニート・フリーターはありえない
年収とか職業とかは容姿や性格とかと違ってレア性(非現実性)が客観化・可視化されやすいだけで、要望の高さはお互い様。趣味を許容する要望ってのは現実性はどうなんでしょうね。単に重視する項目、とかじゃなくて、結婚相手に求める要素のコンジョイント分析みたいのってされてないのかな。
関連: [society] 朝日新聞、オタク非婚問題を特集
【2007/01/08】
昨日は千葉市美術館まで足を伸ばして「【特集展示】 草間彌生・荒川修作・篠原有司男 / サトウ画廊 1955-1981 ~若く、熱い日々~」。草間彌生はともかく、最近再評価されてる方たちなんですね。
[society] ベトナムの94% 「07年良くなる」 日本は19%
BRICsの次と言われ成長著しいベトナムと成熟期にある日本で状況が違うのは当然はありますが、そこで「希望の国」ですよ。
[society] ラストチャンスの10年~名目4%でサスティナブルな社会の構築を~ (pdf)
「インフレになったらもうけものぐらいの気持ち」で。
[society] ホワイトカラーエグザンプションで露呈した安倍政権の限界
理念はいいけど、運用が問題ということで全く同感。本当の問題は人材が流動的でないことにあるも非常に首肯できるところではありますが。
関連: [society] 狂童日報 - ホワイトカラー・エグゼンプション
関連: [society] 「残業代不払い」で少子化対策という倒錯
[society] 「希望の国、日本」に書かれていない絶望的な未来
書かれていないことは重要、と。なるほど。ま、IT業界では買収したい会社があるか、って話もあるでしょうが。
【2007/01/07】
昨日は滑り込みで「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」を観に行きました。ビデオアートの第一人者ということですが、スローモーションものが多いのでせっかちな都市人にはちょっと辛いというか…というよりも、もっとゆっくりしろ、という作者のメッセージなのかもしれませんが。どれかこれというのを1つを挙げるなら、Webにも載ってる「ミレニアムの5天使」でしょうか。
[society] はてなブックマーク > asahi.com:残業代ゼロ 首相「少子化対策にも必要」 - 政治
[society] はてなブックマーク > 痛いニュース(ノ∀`):【残業代ゼロ】 安倍首相 「日本人は働きすぎ。少子化対策にもホワイトカラー・エグゼンプションは必要」
[society] 安倍首相の大ボケ
「名言」リストに追加されそうなのがまた1つ。ワークライフバランスの改善なら、何故一番管理しやすい労働時間で管理(=上限時間の徹底)しないのか、ってのが普通の感覚かと。
関連: [society] 少子化を「解決」するホワイトカラーエグゼンプション!安倍総理の正しさを理解できない人たちへ
[society] 残業代ゼロ見送り論、与党に強まる 厚労省に戸惑い
[society] 残業代不払い制:通常国会提出見送り論強まる
初めに年収条件を800万円なら800万円で打ち出してしまえば関心を持つ人も少なかったのかも。
関連: [society] ホワイトカラーエグゼンプションの本来の趣旨
[society] 「医療崩壊」から「医療再生」へ勤務医が声を上げる
大手メディアでも。
[society] 地方はもうムリなんじゃないか
ダム建設時の廃村みたいなものでしょうか。ごく少数世帯なら補償できるかもしれませんが…。
[business] 日本経済 ~2007年の消費を読み解くキーワード~ (pdf)
高齢者層のアクティブ消費(旅行、健康など)と若年層のこだわり消費(1人2極化)。先日NHKの朝のニュースでも同じようなこと言ってたけど元ネタかな。
[work] 考課者訓練のススメ
いかに人を評価するのが難しいかが分かります。
[partner style] 雑記帳:「結婚したくない」が急増 成人式調査
大学進学率が高い中で遊びたい盛りの20歳ではイメージできないのは普通では。25歳ぐらいで聞かないと。
[partner style] 青年層のメールによる異性とのお付き合い調査 (pdf)
ケータイメールのレスポンス時間感覚はPCよりもずっと短い。
2007年01月05日
ニュースメモ(2006/12/31-2007/01/06)
News【2007/01/05】
年末年始は「スーパーエッシャー展 -ある特異な版画家の軌跡」と「鉄コン筋クリート」を観に行きましたがどちらも楽しかったです。エッシャー展はだまし絵以前の時代を初めて観たのとDSによるガイドも新しい。鉄コン筋クリートは町を始め絵が良かった。
[society] 定年70歳時代へ 厚労省、促進策に奨励金も
人口減少に伴う労働力減少への対応と同時に、社会保障の企業への移転としても。
[society] 「少人口」前提に国家像 政府、少子化対策を全面見直し
重い腰を上げる。
[society] 高齢者の生活と意見(国際比較)-収入源、高齢者政策か若者政策か
[society] 高齢者意識-子や孫とのつきあい方・同居志向(時系列・国際比較)
国によって結構違うものですね。
[society] 経団連ビジョン「希望の国、日本」
年初のホットな話題としてはこれですか。ま、内容は政府に寄り添っているだけというか、精神論は好きじゃないですが、経済・経営関連はそこまで無茶苦茶でもない感。経団連の提言の問題は概して大企業中心で考えてると、具体的なシステムになってなくて大体「各社の労使で決める」ことになってるものがことごとく中小企業の現場で「想定外」の運用になってしまうことです。
関連: [society] 新年早々これかよ・・・・ 御手洗ビジョン
関連: [society] 「希望の国」と「美しい国」との類似性:御手洗ビジョン
関連: [society] 非国民通信 御手洗ビジョン
関連: [society] 美や希望の威を借る
関連: [society] 商人の「分」
関連: [society] 客に説教するの?
関連: [society] 商人にも三行半の分
日本の生活者は外需中心の製造業にとってはもはや客ではないですよね。
関連: [society] 逃げ出さないための希望
エクソダスするのは誰か。
[society] 「美しい国」の真髄5選
[society] 日本の真髄3選
[society] 日本の真髄
どんどん黒くなっていく日本の真髄笑った。karoshiはれっきとした国際語になってますしね。ほんとこちらも国際語になってるカワイイ国の方がいいのでは。
[soicety] 格差社会と若者たちのホンネ
名言集。
[society] 「安倍さんには芸がない。日本人は時々狂ったように抽象的なことを言い出す」(塩野七生、日経インタビュー)‥‥女史この他にも名言を大連発!
劇場型政治が良いとは思いませんが、政治に関心を持つという意味ではまだその方がマシなのかも。
[society] 今年のキーワードは難民
医療崩壊の足音。健康だけは気をつけたいものです…。
[society] 「ロスト・ジェネレーション」について
失われたものとは何だったのか。