『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2000年09月-

■新聞の・・・2000-09-28 (Thu)
村上龍のインタビューを読んで唸る。

「いじめや恐喝にあってる人は学校に行く必要無い。」

その通りですな。

常習的な犯罪の被害者ですから。わざわざ更に被害に遭いに行く必要はないと思う。

まったくもって、その通りなんですけど・・・。


ひょっとして、常習的な犯罪がまかり通る、そんな学校やったら、もー必要無いんかも、と思ってしまった。

視点を逆に変えると常習犯を作ってるという見方もできる訳です。

いじめは?

犯罪者でもない限り、たとえ多数決でも人権は侵されへんで。

無言の同意に基づく多数派の人権侵害は法に照らすと犯罪ですな。

常習犯多数の被害者一人の構図。

やっぱり常習犯を作ってる事は変らんわね。


・・・それはキケンな考えの飛躍や。


でもなぁ、最近教師がコドモに媚びてる感じもあるしなぁ。

同期に安全パイな公務員って教職ついた奴もおるしなぁ。
全員がそうとは言わへんけど、そういう考え方が、特に不況になって以来はびこってる面はあるわね。
ただ、「教師って職業」だけやなくて、「教師って人間」も、求められるからね。
「職業としての教師」しか見てへん人がなるのはねぇ。

実際に、なぜか授(以下3行削除)


とりあえず、教師や学校関係者は「警官」や「消防士」と同じく公務員なので、イジメや恐喝を見たら張り倒すぐらいの気持ちでがんばらなアカンということか。
(↑それも凄い飛躍やと思う)

警官や消防士が今目の前の一瞬のキケンに対処してるのに対して、教師は次の世代のキケンを回避するために最低9年間かけてコドモを預かるということかも。
(↑それはひょっとして当を得た見方かも)

ただし、拳銃、日本刀などで武装して恐喝してた場合は正直に110番するよーに(笑)

こんな事は無いと思うが、ミサイルランチャーとか、手榴弾の場合は自衛隊ですので(爆)



今はガッコは「人間としての教師」には生きにくい場所になってるのかもしれません。

閉鎖的な体質は昔からあったんで、推測しか出来ませんし、それもワタシの目、経験というフィルターを通しての事です。


ワタシの知ってる一番立派やと思った先生、早死にしてます。

社会人になって随分になるワタシらは呆然としました。

それより前に順番の様に亡くなりはった「年長組」の先生がた、学者に成りきれんかった学者みたいな先生とかが多かったです。

年を取ってはって、講師でいてはった筈なんで、「穏やかな人はどんな風に逝きはったんやろ」そう思いました。

苦しまんと、霧が晴れるように逝ったんやったらえぇんやけどなぁと。

わずか数年で、一緒に肩を叩いて飲みあう様な年齢の先生が亡くなって。

順番が違うやないの。

一体ガッコはどないなったんやと思いました。

不況の真っ只中で、何が変ったんやと。

絶対に信念を曲げず、でも自分の「誤り」ははっきり認めて、その上で慣習とか暗黙のとか、そういう正邪がハッキリしない閉鎖的な部分には、少数派になっても決して屈しなかった先生でした。

リベラルで物事を正面から見据えた立派な人でした。

意志のはっきりしない多数の、あやふやな同意に流されるような性格に成らなかったのはその先生のお蔭です。

多分、その出会いが無かったら、作曲家(家がつくのはヤなんですけど)「風水嵯峨」は生まれなかったと思います。

今頃、普通の会社員して、趣味で楽器買ってたでしょうね。


そういう素敵な出会いのあるガッコを作って欲しいし、素敵な先生には長生きして欲しいものなのです。

そんなガッコ。作るんて難しいんですかね。

ということで、教育関係者は、頑張って下さいな。


■なんか・・・2000-09-29 (Fri)
この2〜3週間で、急に寒くなってきたような感があります。

新聞の折り込み広告の「北海道物産展」も「あ、イクラが、カニが、ウニが、ぐはぁ!3種山盛りの弁当が」・・・。
「秋やでぇ〜秋やでぇ〜山盛りお買い得やでぇ」と叫んでるような。

まぁ、これを読んでる人には北海道の人もおって、そんなん食べ飽きたというのもあるかもしりませんけど。

ワタシが一人、季節感について駄文を書いても、同時に沖縄と北海道と、ひょっとすると海外からも見ることが出来る。

なんか、涼しくなって云々って思っても、一人よがりなんかなぁとヘンな感覚が抜けません。

トラフグ1匹3800円ですか・・・。

なんかスーパーの広告と風の温度で季節を知るというのも、なんだかなぁ。

関東ではこれが「アンコウ」になるんでしょうか。


ちなみに管理人さんの好物は「アンコウの肝」だそうで。

でも、考えたら好き嫌いを言わない管理人さんがキライと断言するものが「レバー」で好物が「アンコウの肝」というのもなんかヘン。

もう、付き合いが10年超してるのに、今日までそれに気が付きませんでした。
(↑アンタがアホやねん)


ふぅーんホームセンターも夏物投げ売り、秋冬物にシフトって感じですか。

調理器具でたとえると、焼肉ものからナベ物に。

保冷ものから保温物に。


うげげげげっ!
ちょっとコワいものを見つけました。

某社の電動給湯ポットですが、「急速沸騰985W」だそうで。

ほとんど1kWやないですか。

1kWのPA(業務用アンプ・スピーカー)って、結構な広さの野外ステージに使えるで。

2kWって頼んだら、山のように機材が来ます。

ちょっと記録を見ていると1972年ワトキンス・グレンコンサート、観客動員数60万人で26.4kW。

まぁこれにはウソがあって、アンプの出力=消費電力ということはありませんし、多分この時のアンプはマッキントッシュMC3200という真空管アンプなんで、さらに出力あたりの消費電力は大きくなるんですが。

まぁそれでも今のパワーアンプで言えば、消費電力1kWの奴が、40個もあれば出せる音ですわ。

給湯ポット40個入りのダンボール箱って、コロコロ(正式名称知りません)に乗せて一人で運べるで。

会社の昔の開発室にこんなポット持ち込んだら一瞬で「使用禁止」を言い渡されるやろうなぁ。


何がコワイと言って一人で両手に持って2kWの電力を消費するものが持ち歩ける。いや走れる。

例えば、ちょっと古いオフィスビルで開発をやってる会社にライバル会社の「電脳テロリスト」が清掃員のフリをして入り込み、その会社の壁の表側にある「同系統」のコンセントに差し込んで「せーの」で湯沸かしGo!・・・。

で、電源落として去って行くという。

これが2人組やったら4kW攻撃が出来る訳で・・・。

うーん。お金儲けでパソコン使ってるところは無停電装置を用意する方がいいですね。

いやぁ、kWって単位は、クーラーのカタログでしか見たこと無かったんで「ずがーん」というショックがありました。

しかもなんと、特価4980円。

10万円もあったら、「オニの電源落し軍団」を編成できるがな。

10人編成で19台、18.7kW。一人がタコアシ配線用のコード持って。

さて、みなさんの働いてるオフィスはこの攻撃に耐えられるんやろか。

その前にタコアシ配線が火を噴くというのはごもっともなことで。


■キューブの伸び悩みで・・・2000-09-30 (Sat)
業績予想を下方修正したら・・・。

アップルの株価が一時半値になったそうな。

日本では東証はストップ安っていう制度があるから、まぁここまでな事はないでしょうが。

ナスダックジャパンとかえーっと、名前忘れた。

あぁいう新しいとこは、底値知らずなんやろか。


それにしても、それが「ダイナミックな経済なんやったら」、すんません、ウチ、ダイナミックでない方お願いします。

別段、技術力が無い会社やないし、そらiMac景気が連発で続く訳なんかないで。

コンピューター企業なんで、デイトレーダーあたりが、25%から30%で買い支えると思たんですが。

デイトレーダーはPCを使ってるみたいですね(笑)

日本企業で今の株価が一日で半値になったら、どうなるんやろうか。

パーツメーカーが、パーツの入荷止めるかな。

案外平気なのは、今までの値段が正しくバブルやったんかもしれませんね。

ただ、アメリカがバブル状態からずずずずずっっと通常状態に戻るとき、「当たり前の値段」の日本企業まで巻き込まれて墓穴の底まで一直線っていうのはイヤやねぇ。

向うは「普通の状態」に逆戻りやけど、こっちは「墓穴」やもんねぇ。

もうぼちぼち証券会社さんも「アメリカが、アメリカが」って連呼するの止める時期に来てるんとちゃいますか。

向うはバブリー、こっちはただ今ガマンの最中。

尺度が同じやと思ったら、あきませんな。


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