『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2005年10月-

■相手が・・・2005-10-17 (Mon)
・・・決まったか。

いや、日本シリーズの話、ロッテ優勝おめでとうさん。

ソフトバンクかロッテかで見所が変わると思うてたんやけどね。

ソフトバンクはよぉ打つからねぇ。

あの打線を抑える先発は難儀するかな後半まで行ったら球児(誕生日が同じ)が押さえてくれるやろなぁ、それを見たいなぁ・・・と思うてた。

こっちがリードしてたら向こうのクリーンアップは大振りしてくれるから交通事故みたいなん以外の一発は食らわへんやろう。

「本塁打厳禁」の三振を見たいなぁと思うてたんやけどね。


ロッテかぁ・・・。

先発は向こうが安定してて、セットアッパー以降はこっちが安定してるかなぁ。

くしくも似たモン同士の日本シリーズになるわけか。

「敵情視察」と称してネットで見とったんやけどね。

主審のブレがゲームの行方を左右しそうやね。

2試合見てる限り、パリーグのピッチャーはストライクとボールがはっきりしてて、見逃し三振が少ないような気がしたんやよね。

あ、それだけはっきりしてたら赤星と金本は簡単に四球選んでしまうがな・・・って思った。

あと結構内角のストライクとボールがハッキリしてる。

うわっ、そのストライク見え見えの内角球は今岡の大好物・・・って場面もあった。

当然こっちの癖を研究して甲子園に乗り込んでくるんやろうけど、投手戦になりそうな予感。

そうなったら10勝投手5人抱えるロッテが有利やろうし、打ち合いになったら後半をパシっと〆られるこっち有利かなぁ。


特に気になったんは低めの判定。

球1つ外れてボール・・・ちゅうのを覚悟して低めの直球投げるんがロッテの投手。

逆に球1つ外すなら、矢野は外角に外す。

直球やったら低めは球半分。

このあたりの判定でピッチャーの立ち上がり具合が変わりそうやね。

リードするキャッチャーにとっては1番の敵は相手のバッター、2番目の敵はアンパイアなんかもしれん。

見逃し三振が多かったらセリーグ有利、少なかったらパリーグ有利っていう見方は極端かなぁ。

ともあれ、先発の安定度のロッテ、それに対して出塁率が異様に高いこっち。

先発の防御率が高いロッテ、中継ぎ以降の奪三振率がフタケタのこっち。

同じ「ピッチャー王国」同士の対戦への期待は高まるのです。

あとはどっちのホームグラウンドも「風」が強いことかな。

こればっかりは天の采配、ちゅうことで。

■ブルースセッションに・・・2005-10-20 (Thu)
・・・乱入してきました。

予想通り「浮き」ました。

でも、セッションはワタシという「異物」が入って荒れて面白くなったんやよねぇ。

どう説明すれば良いんだか・・・。


ワタシは「ルーツ」が明らかで無いギタリストでありキーボーダーでありベーシストなんやよね。

初めて「お稽古」とは無関係に買ったアルバムの事は今でも覚えています。

サンタナの「ウェルカム」。

ブルース系ラテンロックの「カルロス・サンタナ」がジャズに傾倒し始めて、ジャズ系クロスオーバーギタリスト「ジョン・マクラフリン」と一緒に作ったアルバムなんやけど。

ロック+ラテン+ブルース+ソウル+ジャズ+インド音楽・・・もうごちゃ混ぜ、阪神名物ミックスジュースやがな。

これがルーツというか、「卵から孵ったヒナ」が真っ先聴いた音楽。

そのヒナがどんな風に育ったか・・・がワタシですわ。


だからねぇ、ギタリストとしては「どこにでも乱入するけど、どこでも居心地が悪い」っていうホームレス状態ですわ。

「ギタースタイル=ワタシ」という孤独状態で、愛用のギター「A子」と愛用のアンプ「メサ・ブギ+アンペグ+フェンダー」で出る音だけが自分の存在証明と言うか・・・「ワタシはここに居るぞー」ですわ。

ブルースセッションでは明らかにワタシのギターは唄い過ぎるし、しかもタタミカケの音数が多すぎます。

でも、そのスタイルを変える気は無いと言うか、変えられないんやね。

ジャズのセッションでは明らかにロックっぽいのが目立つ。

でも、周りに合わせる器用さを持ってても、合わせたらワタシやなくなる。

だからやっぱりスタイルを変える気はぜーんぜん無い。


アッチコッチで浮いてばっかりですわ。

そやけどね・・・セッションに集まる人も「今日は冒険してみようかな」って思う人がおるんやね。

でも、みんなが決まった枠で演奏してたら「無難にしよう」ってなるんやね。

ワタシがペンペン草も生えないぐらい荒らした空き地では、みんながほんのちょっといつもより冒険してくれる。

それが楽しいんやよね。

だから「浮く」のが判りながらセッション行くんかなぁ。


昨晩も「A子」は唄って、たたみかけて、泣いて、ワタシの指先に付いてきてくれました。

もう作られてから40年以上経つベテランさんやけど、「その種類のギターの長女」って誇りは忘れずに鳴ってくれました。

ワタシが「A子」に出会ったのはもう十年近く前、塗装もボロボロになって、それでも「A子」はギブソン家の長女としての誇りを失わずにワタシの腕の中で「それまで追い求めてた音」を出してくれました。

一晩悩んで、身請けに行った帰りに、昔一緒にバンドしてた女の子と合って「ついに10年探して見つけたよ」って報告した女の子の名前を貰って「A子」と名付けたんやけど。

買った値段より修理の方が高うついたけど・・・そして、敬愛する「ジム・ホール」の愛器と同じ塗装にした為に、年式の割りに「売り物としては安い評価」をされてるけど・・・。

「A子」は今日もベッドの横のギタースタンドで、ワタシを見つめ続けてくれてるんですわ。

さて、相棒と次はどこのセッション荒らしに行こうかなぁ・・・。

■うわぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・2005-10-23 (Sun)
・・・動けッ動けッ動けッ、動いてよ、今動かなきゃ何にもならないんだよ・・・だから、動いてよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!

・・・・・・・・。

ちちちち沈黙。

・・・せめて阪神暴走しろ。

桟原に「コントロール無視して投げろ」って送り出せ。

向こうにケガ人が出る?

そんなんガマンじゃぁぁぁ!肋骨骨折53番赤星。

阪神の選手は避けるのが上手い。

だからといって内角攻めを執拗にするかぁ・・・。

交流戦でソフトバンク相手にした時、それがパの野球って思い知ったけどやね。

はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。


大体昨日の審判が対角線にシブーて、今日の審判はストライクゾーン高めって何やねん。

解説者は「高めに浮いて連打されてますねぇ」って言うけど決めダマを全部ボールに取られたら、甘いボールしか投げられへんやないの!

第三戦の解説は「今日の審判は×××ですねぇ」と平気で言う小山希望。

以上、血圧が上がるのでオワリ。

■えぇ、負けました・・・2005-10-27 (Thu)
・・・ハイ負けました、たっぷりたっぷり負けました。

エラーと四死球とバント失敗は小さな事だけど「確実に野球のカミサマ」の恵みを引き離すと知ったシリーズでした。

阪神のシーズン中の悪い場面ばっかりを編集したみたいなシリーズでした。

まず、予告先発に軽率に乗ったのがつまづきの第一歩かな。

先発を予告したピッチャーの「打たれた場面」ばっかりをタップリとビデオで研究してそれを再現したんじゃないかなぁ。

そのピッチャーの「良い場面」を見るよりも精神衛生上良いし、投手の崩れ方には個性があるからね。

「こうなれば崩れる」って場面を演出すれば、やっぱり崩れたみたいだし。

「こうやって点を取れ」って言うよりもその直前の「こういう場面にしろ」の方がハードル低いしね。


来シーズンの為の苦くて良いクスリだったと思って、日本シリーズのビデオを繰り返し見て、それとそっくりな場面を今シーズンのビデオから抜き出してそれも見る。

それが阪神が「来年こそ忘れ物を取り返す」方法だと思うなぁ。

そうあってくれることを祈った今日の敗戦。

■一度書いたことを・・・2005-10-27 (Thu)
・・・もう一度書くのはガラじゃないけど。

恩人の魂が乗り移って「書け、書けぇぇぇ!」って言うので書きます。

靖国神社の事。


あそこは英霊を祀っている場所でもなんでも無いです。

少なくとも、自分の家族が祀られてる人にとっては。

あそこは泣く場所なんやよね。


ワタシのオヤジは昨年の2月に死にました。

極楽浄土に生まれ変わるなんて信じてません。

生まれ変わるならメデタイ事だよね。

じゃ、どうして親しい家族、友人ほど泣くのよ。

それは、形式として家の宗教を尊重してるけど、そんな奇跡を信じるにはあまりに今の世の中、科学教育が行き届いてるからよ。

おっ死んだオヤジのカラダは分子か原子か、ともあれ安定した状態で世界に散らばった。

今、すぐ側にその分子の1つがあるかもしれない。

その確率的事実に対してワタシは畏怖心を持っているし、思い出を大事にしてる。

だからオヤジの月命日にはお経を読む。

1つの分子より2つの分子10の分子100の分子が側に居て欲しい。

だからお経を読む。

それが1にして全てのワタシの想いなんよ。


第二次世界戦中に日本軍がこんな悪いことをしたというのを見せる資料館。

あそこは戦争で亡くなった人の遺族が行って泣く場所ですか?

泣いてる人はいますか??

あれは思想教育のための場所でしょ??


思想では人を泣かせられないんやよ。

逆に言えば亡くなった人間の為に泣く場所は思想信条よりも正直なんよ。

内閣総理大臣は「亡くなった人の為に靖国参拝をしてる」わけやないんよ。

あの場所に泣きに来てる今も生きてる国民の気持ちをくんで参拝してるんやよね。


それを外交の武器に使うのは、あの場所で泣いている老いた人々を侮辱するのに等しい・・・。

どうして東洋の礼節を知る国々がそれを「知らない」で済ませられるんやろか。

確かに第二次世界大戦では各国に亡くなった人が多く居る。

そして各国に泣きたい人はやっぱり居る。

靖国が・・・って声を挙げる国は、思想、信条を越えて「遺族が泣ける場所」を用意してますか?

それこそ「博物館」じゃ無くって必要な場所なんと違うの?

そういう場所があるならば、日本の総理大臣もそこへ行って鎮魂の祈りを捧げるやろうね。

そういう場所を用意してないなら、まず用意する事やと思うね。


もう一度書く。

思想信条宗教外交手段よりも「人間の涙」は正直や。

どんな宗教の影響下であっても「より近くより親しい人間がより多く泣く」。

その事実を忘れたら、人間としてオシマイや。


■この前テレビで・・・2005-10-30 (Sun)
・・・やってた「ネットと愛国心」やけど、ちらっと見ました。

なんで「愛国心」の字のバックにはためく旗が「旭日旗」やの?

フツー「日の丸」とちゃうの?

これだけで番組の意図が見え見えやないの。


番組としては「ネットは右傾化してる」って方向に持って生きたいんやろうけどね。

「右傾化」してるんじゃないの、テレビ報道がもう信じられない・・・って思っているだけなの。

ワタシもその番組をリアルタイムに見たわけじゃないのよ。

でも、一度放送されてしまった番組が「あやや」な内容だったら、「もう知らないフリは出来ない時代」になってるのよ。

もっとズバっと言えば「放送を発信する以上、それ相応のカクゴとチェック」が無いと「やっていけない時代」なの。

「そのカクゴを持て」

・・・そう言いたい今日この頃

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