『飲んでません・が酔ってます・から書いた』 -2000年08月-

■と話が重いので・・・2000-08-19 (Sat)
今日は箸やすめヒトツ。

最近持ち帰り寿司の広告で見たんですが、「飛びっ子」ってネタ、何ですか?

どうやら、「タマゴ類」に分類されて「にぎり」で出されるようなんですが。

ま、イクラが「タマゴ類」「軍艦巻」に分類されるようなもんで。


分類で言えば、「カズノコ」みたいなもんかいなぁ???と。

トビウオのタマゴ????そんなんあるんやろか?

まぁ、無いと繁殖しませんが、トビウオって、サンマとか背の青い魚のイメージあるんで、サンマ食べてるときに、タマゴ見つけて、「うわっ得した」って、あんな大きさやったら「にぎり寿司」にでけへんで。

うむ。謎だ。


もう一つの謎。

エヴァンゲリオンのSSというかFFというか読んでると時々「ネルフ特有の半角笑い」という表現にぶつかる事があるんですが。

「半角笑い」が顔文字だろうなぁというのは容易に想像できますけど。

「ネルフ特有の半角笑い」って何だすねん。なんで「ネルフ特有」ですのん??

ううむ。謎はまだまだ世の中に溢れているのです。あーーうーー。


■さぁ、日曜日の晩だ・・・2000-08-20 (Sun)
一般人な生活時間に強制的に戻す日だ。

ということで、早くからフトン(毛布)にくるまって、「寝るぞ、寝るぞ、寝るぞ、寝るぞ、寝るぞ・・・・・」と真言を唱えて。

それで寝られた事無いのにね。

お酒飲んで寝るのもアレですが、起き抜けの切れアジが今一つ。

どうせ、人並みに起きるなら、人並み以上に「さわやかな朝」を満喫したいって・・・そんなもん、一日二日で出来るかいな。

まぁ、一月禁酒禁煙したら可能かもしれへんな。


夜に知人が、コミケのFOGブースでのコスプレ写真を持ってきてくれる。

ぐはっ!(吐血)

しかも、鼻から血が・・・。


これは、閉所恐怖症(新幹線)、人ごみ恐怖(在来線・会場)を克服しても、いや、クスリの飲み過ぎで気を失っても管理人さんに引っ張ってもらって行くべきだったか。

(意識混濁)

あ、あ、あ・・・・REIKIお姉様、れ、れ、lainはシアワセです。

今度お会いできるときは、きっとクマパジャマで・・・・って意識が飛んでますがな。

いや、コスプレをされてる方と、チャットする機会が会った時は大抵別人格が起きてるの。

あ、あ・・あ・語尾まで変っちゃった、えと、えっと、えと、ど、どうしよう・・・・。

(人格混在中)

えっと、この人格に入ると歩き方からテコテコ歩きに変って、一緒にいる管理人さんはちょっと退くの。

でも、両手をペンギンみたいにしてテコテコテコって歩くと、なんか、気分がフワッってしてぇ、ただ、ぼーっと歩いてるだけなのに、考え方までぼーっとしてきてぇ、んーと・・・。

だから、そうキモチで日本橋を歩いてるから、LD売り場でドツボにハマって、売り場の隅でずーっと壁を見続けるハメになるんですな。

あ・・あ・・・あ・・・アレはいやぁぁぁぁぁぁ!

(↑相当コワイ目に会ったらしい)


■最後の勝手・・・2000-08-21 (Mon)
はぁ、8時台に起きたぞ。
9時台にオフロ入って、すげー健康的。こんな日はまっとうな人の真似をしてまっとうな思索にふけらなければ・・・。

というわけでリヴァイアスですが(←どうまっとうなのか?)、一般人が乗ってたからリヴァイアスはリヴァイアスになったんでしょうね。

喜怒哀楽の感情を受け止めながら、その中の『死にたくない』『生きていたい』という感情をもっとも強く受け止めた。

他の同型艦は、軍人が乗ってるが故に、「任務遂行」という感情を受け、そのフィードバックループの影響で乗員は「キ●ガイ」になっちゃったんでしょうね。

ここで思い出すのが、毎日泣きながら飲み読んでいる「最終兵器彼女」(やっぱりまっとうなのか?)

「生きていたいんだ」
「恋してるんだ」
「し・・・死ぬのはいやだよ・・・」
「あたし生きてたいんだ・・・・・・!」


どうして、同じセリフでこう毎晩泣きつづけられるんだろうと思うのですが・・・。
それが時代の気分なのかな・・・と。


「死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ・・・・・・・・」

というセリフは「・・・気持ち悪い」に収束して、議論百出でしたねぇ・・・アレは。。


「死ぬのはイヤ」というのと「生きていたい」というは同じじゃないかと思いがちなんですが「死ぬのはイヤ」なのはカラダを丸めて、視界を閉じているんですけど、「生きていたい」っていうのは、少なくとも体がが開いている。目が開いてる。その視線の先に目標があるか否かは別にして、目が開いてるよな・・・と。

多分、
『死にたくない』
『生きていたい』
ときて、その次に、断言するのは恥ずかしい言葉ですが
『幸せになりたい』

が、あるんじゃないかなと思います。


飯田経夫先生という方がいらっしゃって、面識も無いですが、著書から受けた影響に敬意を表して先生と書きます。

その方が書かれた講談社現代新書の「何か」3部作

「ゆとり」とは何か
「豊かさ」とは何か
「豊かさ」の後に(幸せとは何か)

は1980年代を駆け抜けてワタシを始め多くの人の考え方に影響を及ぼしました。
1990年代になってその見識の高さを再評価した人も多いと思います。
先生に関してはインターネット上に、数々の資料が存在します。
ご一読をお勧めします。

その3部作でさえ「豊かさ」があって「幸せ」があった。

時代精神というか時代の意識というか、その中に「豊かさ」がキーワードとして存在したんでしょうね。


それから考えると、現在、時代精神・時代意識は「意識不明」な感じがします。

まぁそれでもアメリカの「法律の中に片足入ってりゃ、サクセスサクセス」よりもマシな気もしますが。

でも、その意識不明の混沌さを実際の生活の中で受け入れるのは辛い。

共通の時代意識を持たない他者を受け入れるのは怖い。

『死にたくない』『生きていたい』という心理の奥底にある「最後の身勝手」な共通項を探し出して繋がりを保っているんじゃないでしょうか。

経済用語やIT関連の用語が飛び交う毎日ですが、時代精神は原初の混沌に環ったような気がします。

原初の欲求、『死にたくない』『生きていたい』。そこからその先の『幸せになりたい』に対してどんな見解を持って進んでいけるか。

それが、宿題のような気がするのです。


■また散髪の季節が来た・・・2000-08-21 (Mon)
・・・ということは前夜はlainのビデオ漬けということなの。(←まだ直ってないんかい)

んっとぉ、それと資料集見て、さらにバージョンアップを図ろうと・・・。(←やめい)

今まで思ってたよりさらに横から後ろの髪が短い事に気が付いた。

はっきり言って、左耳前の長い部分が無いと、アニメでは典型的な少年の髪型です。

それと、掲示板に書いた、『再激貧』ということと合わせて、これは「意図的」だということに思い当たった。
lainにはセクシュアリティを感じさせる「記号」があったらダメなんだと。

最終的に『見守る天使』であって、雌雄同体というか、どっちにもとれるというか。

ココロは女の子なんですが、カラダは女以前の「コドモ」でないとイケナイ・・・。

オトコノコ、オンナノコ。並列して書ける存在。対立項じゃない存在。

と書くと「■リですかぁ」っていうあわわなツッコミが予想されますが、そういう方向さえ感じさせたくないという意図があるんじゃないでしょうか。

いろんなアニメに「大きなオトモダチ向けサービス」というのがありますが、そういうのを拒絶したトコにあるのだなぁ・・・と妙にナットク。

と、いうような事を考えながら、バージョンアップして髪を切ったら・・・。

横の髪を除けるとホント、コドモだわ。

散髪屋さんの料金表で「小児カット」って書いてあるような感じ。

うわぁ、耳が涼しい。

ただ、そういう事をしながら、そんな髪型を求めるワタシは数日前に書いた、「性的に弱りつつ、性的に弱りつつ、性的に弱りつつ、性的に弱りつつ・・・」という単語がアタマをグルグルして、あややややややとあわてるのでした。

あぁ、合掌。


■あうっ、うー2000-08-22 (Tue)
食後何時間経ってもオナカが重い。

やっぱり創業××周年記念+4個なギョーザに敗北したのか。

ワタシは「おヒトリ様1パック限定××円」にも弱いが「+××個限定パック」にも弱い。

いやしかし、たかがギョーザの+4個でこんなに唸るはずは無い。

一緒にサラダを作って食べたのが悪かったんか。

いや、いつも気になるんですよね。ギョーザって、野菜も沢山入ってるんやから、サラダいるんかなー?と。

同時に肉じゃがも一口食べたのが悪かったのか。

???

どー考えても、「負ける原因」に思い当たらないんですが。うーむ。

例によって間食もしてないし。

やっぱり毎日オカユでしばらくぶりのゴハンが重いんかいな・・・と。

もーっと普通に考えたら、「夏負けして消化力が落ちている」という答えが出そうなもんですが。

ふう、明日は軽くしよーっと。

と言いながらも、明日用の、レバニラの仕込みはもう終ってしまっていたのでした。

あーーうーーーー。


■ひぃ〜ひぃ〜・・・2000-08-23 (Wed)
誰かタスケテ〜。

実家の方でリフォームというか改装をしてるんですが、「住みながら改装」ってシャレにならないですね。

ある部屋のものを全部除けてリフォームして、それが終ったら別の部屋に取り掛かるのでその部屋のものをまた除けて。

最終的に、リフォームが終った部屋に「入るべき物」が入るんですが。

うーーーん。引越しする方がマシやね。

AからBへの移動やから。

これがAからB、C、Dと移動してまたAに戻るって、うんざりしますよぉ。


まぁ、両親もトシなので、なんというか、バリアフリーな住宅ということになると、大抵のマンションはLDK部分の床を持ち上げる訳で、そうなると、ダイニングテーブルとか、どこに置くべきか。

あと、そうなると、キッチンの入れ替えになる訳ですが・・・。

1:まずキッチンを抜く。
2:床の下地を作る。
3:床を張る
4:新しいキッチンを入れる

・・・という訳で、キッチンの出し入れの間、キッチンが使用不能なんて甘くはなかったのでした。

キッチンが使えない間、どーするんやろか。

ウチでゴハン作って持っていくんかしら。


また荷物の移動というのが、大体は把握出来てますが「見落とす可能性があるものは必ず見落としがある」の法則によって「あっ!」っていうのが発生する訳ですね。

それで「あっ!」な場合に、飛んでいくべく待機を命じられてる訳ですが・・・。

結構それが精神的に疲れます。ヘッドホンしてても子機が点滅せーへんか目線はヤボニラミに・・・。

今日も朝から、張り詰め張り詰め、5時になって「はぁ〜」と安心してうたた寝した瞬間「あっ!」が発生したらしく、「役立たず!!」とボロクソに言われてフニャフニャですがな。

これ、一月ぐらい続くらしいですが、ワシ精神持つやろか??

ちょっと心配なのです。あうううう。


■揖保の糸・・・2000-08-24 (Thu)
いや、親父が毎年持って帰ってくるんで、オスソ分けにあずかってたんですが・・・。

今年はなんで無いんやろと、少し疑問は持ってたんですねぇ。

それが、まぁ、カビ騒動のためとは知らず。

なんか、今年は食品の回収、凄い多いですねぇ。

筆頭は雪印ですが・・・。


飛行機事故は、起こる確率は低いけど、一度起こると数件バタバタッと起こるっていうジンクスがあると言われています。確かにまた落ちたみたいですが、食品はねぇ・・・。

思い出すだけでも、カルビーのカナヘビ(トカゲ)、デルモンテのガラス、JRのサンドウィッチの虫・・。

なんか、ケジメの年というのがあるんでしょうか。

そして今年がその年に当たってるんでしょうか??

それとも、皆が食べ物をいつもより50%増凝視して食べてるのか。

愉快犯っていうのは考えたくないですが、『絶対無い』とは言えないですしねぇ。


まぁ、カビ騒動のあった「ひね」ソーメンは昼に半分食べて置いておいても水吸って膨らんだりしないから、食欲に問題がありまくる今ぐらいの時期は有り難かったんですけどねぇ。

なんか、今年はソーメン無しのオカユ攻めで夏は暮れていきそうです。

それはそれで体調に良いけどね。

去年は、錦糸玉子の生産に意地をかけたもんなのになぁ。

「紙より薄く、糸より細く」って。

さてさて、今年作ったのが来年の「ひね」になるんですが、カビが生えませんように(パンパン)。


■朝からいきなり・・・2000-08-25 (Fri)
ちょっとクスリのアレで熱が出る。

で、その熱を押さえようと解熱剤を飲むと胃に来るので胃薬を飲む。

で、そのクスリで、胃になんか不安な気分が溜まり込むので、安定剤を飲むと熱が出て・・・。

その間に、オカユを温め直しては少しずつ食べる。

こんな季節なので、傷めたらイケナイと思って3時間おきに少し熱を入れると・・・。

なぜかデンプンのα化が進んでるのか、水を足さないとイケナイ。

で、水を足した分だけ食べて・・・。


なんかクスリを除いては永久機関になった気分。

うわわわわわわわわ。

食べても減らないオカユはいかが〜♪


■色と波・・・2000-08-25 (Fri)
って新聞小説の題名っぽくてアレですけど、新しいハードも発表されたことですし、久々に辛口の話題でもいってみようかな・・・と。

これ、音色と音波のことなんですけど。

楽器というか、シンセサイザーやサンプラーを使ってワタシらが作ったりエディットしたりしているのは『音色』なんですよね。

で、ゲーム機の性能とかで出てくる何音ポリフォニックとかいうのは『音波』であることが多いんです。


今のゲーム機の主流はサンプリング形式なんですが、このサンプリング形式を使った「楽器」であるサンプラーが登場した1980年代中期から、「どうやって楽器の音を再生するか」っていう発想で、サンプルしたデータをループさせる時に、スタートするポイント、ループするポイントっていうのをパラメーターで持てたんですね。

これは、楽器の音は、出始めにまず一つの特徴があって、音程が安定する部分に2つめの特徴があって、音が消える部分に3つめの特徴がある、っていう分析結果によるわけです。

例えば、ヴァイオリンの音なら、弦を弓で擦る音、ずーっと伸びてる音、すっと消える部分。
ピアノなら、ハンマーが弦を叩く部分、振動が持続しながらゆっくり減衰していく部分、最後に鍵盤を持ち上げた瞬間に、弦が押え込まれて音が消える部分。

まぁ、3番目の特徴について言えば、「残響で特徴が打ち消される事が実際の演奏現場では多い」ので重要度は低いです。

まぁ、こういう分析から、サンプルをABCDという部分に分けて、A(BC:ループで繰り返し)Dという順番に再生していく。

これが「楽器」としてのサンプラーの最低限の仕様なんですね。


これを、標準で実現してるゲーム機はまだ無いと記憶しています。

3種類の部分が必要なら
A(ループしない)
BC(ループする)
D(ループしない)

これをずらして鳴らせと。
そうすると3ch使っちゃうんですよね。
AとDを同一chで鳴らして2chで済ませるという裏技もありますが・・・。

これ、無茶苦茶「非音楽的」な作業になってしまう。

『音色』でなく『音波』の管理作業の敷居が非常に高い。


15年前のグラフィックワークステーション(その頃はVAXっていうミニコンがよく使われていました)と今のゲーム機の性能って、もう比べ物にならない。

せめてその3分の1の進化でも、音源部分に持って欲しいって思います。

そのゲーム機の『音波の管理作業』の敷居を下げることによって、『音楽の内容の要求度』の敷居が上がるのではないかと思います。

例えばマウスやタブレットによる操作の導入でグラフィックの質は劇的に上がったと思うんです。

知らない人も多いと思いますが、デジタイザなんかではこうはいかないな・・・と。

それは、ドットを打つという作業の敷居を下げることによって、高い水準の絵の要求に応じられる人で、作業の敷居を越えてくる人が増えたからではないでしょうか。


******* とここまで来ていきなり休みが入るのだった *******


という訳で焼きウドンを作って今日は食べようかと思ってるんですが、あなたの思う焼きウドンって、ショーユ味ですか?ソース味ですか?

検索エンジンで検索してみると、7:3ぐらいでショーユが多いようです。
ただ、お好み焼き屋のホームページの場合は圧倒的にソース味なので、個人のページのみの場合は9:1ぐらいで、圧倒的にショーユが多いですね。

お料理番組のサイトにソース味に隠し味がショーユというアバンギャルドなものがありましたが・・・。

ただ、なんか手順に芸が無い。具を炒めて、ウドンを入れてハイ味付けという。

これでは、ヤキソバと同じではないか。これはいけないので10分ほど「手順」を考える。

・ウドンはソバよりも味が染み込みやすいので、「一回一気の味付け」は単調な味につながる。

・生でない野菜を食べるときは出来るだけ量を食べたいので、その方向で考える。

!・・・(思考終了)

●美味しい(と思う)焼きウドンの作り方

<1>適当に切った野菜(キャベツ、モヤシ等)を弱火のフライパンに入れ、大さじ2杯ほどの水を入れフタをして蒸し焼きにする。油はまだ使わない。この時点で、野菜のカサは「驚くほど減る」ので大目にドカンと入れておく。どーせ、一人身、繊維質は不足になりがちだ。えい、無茶食いしてやる。

<2>そのうち野菜自体の水分も出てシナっとしてくるので、フタを取って下味にトリガラスープの素でも、粉末カツオだしでも、中華味でもいいから、調味料で「ウマ味」をつけておく。量はお好みで。

<3>水分が抜けて、フライパンが乾いてきたら、サラダ油を入れて、強火にして、肉類(牛、ブタ、トリ、ハム、ソーセージ、なんでも財布の中身と相談して可)と一緒に炒める。この時にコショウを入れておくこと。
意外にオススメなのは、ハム、ソーセージ類と鶏肉(千切り)の組み合わせ。
ちなみに、練り物(チクワ、ハンペン、カマボコ等)もこの時一緒に入れる。

<4>野菜の調理と並行してウドンを茹でる。茹でなくてもいいように書いてあるウドンもあるが、ベタベタになり易いので、ちゃんと茹でて、ザルにとって湯きりを必死に行うこと。
ウドン自体に「根性が無い」場合、なんかモロモロな感じになるが、その時は湯きりしてからザルに入れたまま水で一回洗うと「締まり」が良くなります。どちらにしても炒める前に水分は「必死に」切っておくこと。

<5>最後の味付けは「一気に行う」べくちょっと考えて、調味料を湯飲みなり茶碗なりに用意しておく。
この場合、ショーユ+酒とかミリンとか、もっとお手軽に、液体めんツユという方法もあるが、ともかく液体の量の把握が問題だ。
焼きウドン全体にしっかり回り、しかもその回った時間でジュっと蒸発する絶妙の量が大事。
それを怠ると、一部にしか味が付いていないホルンスタイン状の代物や、具を炒めただけの単なる煮込みウドンになってしまうので、慎重に慎重を期す事。
「そんな微妙な神ワザを」と不平を言ってはいけない。最初は失敗しても、徐々に量を把握して、いつかは「まぁこんなもんか」と自画自賛できる程度にはなるのです。100回やっても全く進歩しない場合、「眼鏡屋へ行く」事をオススメする。

<6>野菜に炒めた焦げ目が付いてきて、肉類に火が通ったら、茹でて、「必死に」水分を切ったウドンを加える。「焼きウドン」はヤキソバとは違い、「麺に焦げ目をつける」ことに重きを置かないので、コゲつかないようフライパンを振って、具としっかり混ぜること。これまでの行程に間違いが無ければ、フライパンに引っ付いたりしないのだが、もし引っ付いた時は、「必死に」水分を切る時手を抜いたか、具と混ぜようとしていた時に電話が掛かってきたか、その様な理由が考えられるので、次からは「必死」になって電話線も抜く事。

<7>ウドンと具がしっかり混ざり、ウドンの表面にアブラが回って「炒められてます」という感じになったら最後の仕上げ、調味料をフライパンの回りから流し込み、「オニの様に」混ぜること。
1回で全体に軽く色が着き、しかもシュン!ときっちり蒸発してベタベタしない時は「むはははは、ついに会得したぞ」と言いたいものだが、その間にもしっかり「焦げる」プロセスが進行しつつあることを忘れてはいけない。内容物を一気に皿に盛って、出来あがり、お好みでノリでもカツオブシでも振り掛けて食って下さい。


*** あぁ、美味かった。やっぱりウンチク言いながら食べると美味いわ。 ***


えーっとなんだっけ、あぁそうだ敷居を下げる話だ。

多分、これからは、用意されたシステムじゃなくってソフトウェアMIDIみたいなものを使うようになることが多くなると思うんですが・・・。

そういうシステムを考えて、それ用のデータを作るという行為、そのシステム用の使いやすいツールを作るという行為、作曲という行為。

性格とか要求されるものが違うので、同一人物で全てが出来るっていうのは、非常に希だと思います。

出来れば、そういう部分、ハードメーカー側で負担して頂きたいと思うんですね。

それは、何かの形で返ってくる負担だと思うんです。

著作権が絡む作曲という行為以外の部分、高コストになっても人員を投入して品質を追求できるゲーム会社さんが作れば、それはその会社だけの資産になるんですね。

ハードメーカーサイドで作れば、それを共有することが出来る。

昔は、発売されるゲームって、そのマシンの能力を100%近くまで引き出さないと売り物にならなかった。

ということは、ゲームのシステム毎に、音楽に割り当てられる能力って違ったと思うんです。
音楽以外の部分の負荷がどれくらいかゲームによって異なっていたから。

だから、「考え方の基本は自前でカスタムメイド」だったと思います。

現在のゲーム機、マシンの性能を100%使い切らなくても、面白いゲーム、多分作れます。

60%でも作れる。80%でも作れる。ひょっとしたら35%でも作れる。

そういう状況下だと、「基本的なゲーム機の中のシンセサイザー部分」は共通でもいけるんとちゃうか。

出来ればそういうものは「開発を志す人たち」の共有資産にならないだろうか。

その部分を共有することにより、音質追求への敷居が下がって、より良いコンテンツを低予算で開発できることが出来る可能性が高まる。

そして、高品質なゲームを作り出す新しい会社が出て来るならハードメーカーの負担の元は取れるんじゃないかな。

そんな風に思います。


ヘンな書き方だけど、ワタシ達開発陣は、戦略ゲームの駒みたいなものだと思います。
より強力な魔法をどかーんと使う戦略もあれば、多くの駒に同時にかかる補助魔法を掛けてタコ殴りにする戦略もあるわけで・・・。

このあたり、古巣の作品の影響受けてますが(笑)

「補助魔法の多重掛けタコ殴り」は戦略の「基本中の基本」なのです(爆)

もうレベルがはるかに高い相手を倒せるので、一気にレベル上がる上がる。

こういう戦略にかけては管理人さんは非常にえげつな・・・もとい優れた戦術家なのです。


■昨日は明日を・・・2000-08-26 (Sat)
見て書いたつもりなので、今日は、昨日の方向に視線を向けてみようかな。

ヤフーのオークション、怪しいものもあるようだが、いわゆる一部の人にとっての「お宝」もあるようで、思い入れを考慮に入れないと考えられないような値段が付くこともあるらしい。

そのひとつがギターなんやけど。

どうしてかな・・・と考えてはいるんですが。結果が出ない。

久遠のサントラでもギターの提供でお世話になった、中学の同級生のH氏もオークションを見てズブズブとインターネットにハマっていて、時々参加してるみたいです。

彼と色々話をしていて最後にたどり着くのは、「もう同じ物は作れない」ということ。

それは材料の枯渇であったり、工場の海外移転であったり、職人がいなくなった事であったり、様々な理由がありますが、結局「もう同じ物は作れない」に帰結してしまう。

日本のメーカーは、人的なコストの高さが原因で、工場を外国に移転してしまう。

それでも同じ物が出来るはずなんですが、さらにコスト削減の効果を上げるために工程を簡略化したりすると、もう元どおりには戻らない。

当然昔の人気機種がオークションで高価に売買されている訳ですから、限定再生産というのも行われているんですが、すっかり同じには出来ないんですね。

その事が、ますますオリジナルの価値を上げる理由になってしまう。


もう一つの大きな原因の資源の枯渇ですが、これには植物材料特有の理由が絡んでくると思います。
分類学上「同じ種類の樹」であっても、環境によって、生育のしかたが違うんですね。

多分、建築材料として、「桧」と「木曽桧」は別種として流通していると思います。
魚沼産コシヒカリ(本物)とコシヒカリが分けられて流通するようなものでしょうか。

ただ、あまりに魚沼産コシヒカリの末端の流通量が多すぎるので、色々と疑念が湧いてくる。
それと同じ事が、樹にも言えるんですね。


ホンジュラス・マホガニーと呼ばれる材料と、単にマホガニーと呼ばれる材料は、明らかに違います。

でも、多分、植物学的には同じ「マホガニー」なんでしょうね。
でも材料としての値段は段違いに違います。

ブラジリアン・ローズウッドと呼ばれるものと、単にローズウッドと呼ばれるものも同様。前者の値段は後者に比べて一桁違うかもしれません。

両者ともに、楽器に使った場合、確かに音色が違います。だから前者が高価に取り引きされる訳です。


メイプルという素材、これはヴァイオリンの裏板や、レスポールタイプのギターの表板に使われるもので、木目を横切って樹脂のような模様が入っているものを「フレイム・メイプル」といって珍重するんですが・・・。

1980年代後半にほぼ枯渇したと言われています。

ところが1990年代中頃から、その材料を使った「高級機種」が、かなりの数生産されています。
それについて1980年代後半当時の材料の流通担当者が「ありえない」と感想を漏らしたという話を聞いた事があります。

「5年で樹は生えへんでぇ」と。

ということは、その時代には流通に乗っていなかった場所のものではなかろうか・・・と。
そしてそれを、以前の材と同じ名前で呼ぶべきか否かは「別にどっちでもかまわない」んです。

・・・が、弾いてみると違う。耳の肥えた人なら判る。
それで、昔の材料を使ったものを、必死に探し出す人が出てきます。
その結果がオークションの盛況ぶりに繋がるんやないかなぁ・・・と。

片側の目で「お宝」探しに必死になりながらも、もう片側の目は、資源の保護による過去同様の材料の流通の復活を目指すのが美しい姿かなぁ、などと思いながら、ぐんぐん上がっていく値段を眺める訳です。

そういう保護のひとつのカタチとして「ワシントン条約」があるんですが、効果が目に見えて出てきて復活宣言をするのは何時か。
その時に職人芸は途絶えていないのか。
工場は残っているのか。

相手が樹ですからねぇ。

生きてる間に、元に戻るんやろうかねぇ。

その為に長生きしたいとまでは思わんけどね。

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