みゃあのお家X指定小説大賞受賞!

おめでとう!大場愁一郎さん
 

◇◇ 受賞のことば ◇◇

◇◇ 大場氏全作品 ◇◇

 

 大場 愁一郎です。

 今回の『みゃあのお家・X指定小説大賞』、おかげさまで、大賞を受賞することができました!応援してくださった皆様、本当にありがとうございます!十八禁書きの端くれとして、最高に嬉しいです!!
 みゃあさんには特に、こうした貴重な場を設けて下さり、感謝感激です!いずれのエントリー作品も力作揃いで大変おもしろく、勉強の場ともなりました。

 ここで少し、拙作の解説をしてみたいと思います。
 今回投稿した『ライク ア シングル』は、『嘆くなり我が夜のファンタジー』の続編というか、番外編に当たります。当初は『ああっ女神さまっ』のファンフィクション作品をエントリーさせていたのですが、諸般の事情により、急遽オリジナル作品のほうを完成させることとなりました。
 内容は、シリーズを通した主人公である大場クンの数年後の世界を描いたものであり、ある日偶然、旧友の駒沢智秋ちゃんと出会って、二人は…というものです。

1120 [FF7]

デビュー作品

虜-涙のちパルプンテ☆- [DQ2]

本編 外伝-太陽の悪魔-

嘆くなり我が夜のファンタジー

Step1 Step2 Step3

嘆くなり我が夜のファンタジーAnother

Step1 Step2 Step3 Step4

ライク ア シングル

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

STRINGS No.3

前編 中編 後編

For your love [女神さまっ]

第一夜「ウルド」前編 後編
第二夜「スクルド」前編 後編
第三夜「ベルダンディー」1 2 3 4 5 6
午後、倖せのかたち

Welcome to my heart [女神さまっ]

前編 後編

From my love [女神さまっ]

1 2 3(現在、公開停止中)

V.G.M.M [V.G.]

本編

情欲の解放 [サクラ]

本編

時には子猫のように [サクラ]

本編

How old are you? [サクラ]

本編

 

 基本コンセプトはすでに完成していて、それに大幅な加筆修正を行い、現在の形となったのですが…この『大幅』という部分は、せっかく『X指定大賞』と銘打ったイベントに投稿するのだから、と意気込んだ結果です。
 思いつくまま、あれもしたい、これも書きたい…と、本人はボリューム満点!を目指して書いたのですが…あらためて完成したものを振り返ってみると、あまりにも長くなってしまいました。ここは要所であると同時に、反省点のひとつでもあると実感しています。
 今回の作品作りで得た経験、また、他の投稿作品で得たノウハウを活かし、今後の作品作りに反映させたいと思っております。もし再び、このような機会が巡ってきたとしたら、その時はなお一層、おもしろいものが産み出せるよう頑張ります。
 今回は本当にありがとうございました!!今後ともよろしくお願いします!!

 

◇◇ 大賞へ贈る言葉 ◇◇

 

大場さん、おめでとうございます!

今回は、今まででも最長不倒となる、全12話のストーリーということで、いつも同様、かなりびびりました(笑)。

とにかく、この量はただごとじゃありません。もちろん、参加作品中最長!ある程度、大場さんの実力を知っているはずの、私の予想を遥かに越える、素晴らしいデキでした。おそらく、この結果にも、だれも文句はつけられないと思います。

素晴らしい!

私がいつも驚かされるのは、ひとつの作品に込められる大場さんの熱意と思い入れです。

また、参加作品中、唯一のオリジナル作品が大賞となったことを、オリジナル書きの私としては嬉しく思います。

やはり、自由度という点では、間違いなくダントツですし、作品へダイレクトに作者の思いが反映されるジャンルだと思うんです。それだけに、世界観・キャラクター・ストーリーと、全てを白紙の状態から構築する、大変な作業ではありますが、それこそがオリジナル作品の醍醐味でもありますよね。

その点、この「ライク・ア・シングル」という作品は、たった二人の登場人物にも関わらず、非常に深い人間関係を描写しており、思わず読んでいて場面に引きこまれます。

また、驚くべきは大場さんの語彙の多彩さ(笑)。

計3回?4回?智秋ちゃんに至っては、数えてて分からなくなりますが、そのバリエーションの多さには感服するばかりです。為に、中心に据えられているSEXシーンが、実に濃厚に描き出されていました。

おまけに、互いの愛情表現は、本妻も霞んでしまうほど(笑)。主人公、ニクイですね。

ほぼ主人公視点ながら、主人公の智秋に対する想い、智秋の主人公に対する想いが、非常にバランス良く表現されており、「愛しさ」とか「せつなさ」を抱かされました。この二つを18禁で表現したうえ、濃厚さと両立させるのは、非常に困難なはずですが、大場さんにかかると、見事に共存してしまいますね。

 

この作品を一言で表すなら、「濃い」に尽きるでしょう。色々な意味で濃密で、いわゆる中だるみがありません。ただ、難点を挙げるなら、読者がそのパワーを最後まで維持するのが難しいということでしょうか(笑)。書いている作者より、読者のが気力切れするという作品は珍しいですが、あえて欠点を挙げるとするならば、この辺りでしょうね。

たとえば、このお話しは一夜のことだけを描いていますが、シーン構成を二つくらいに分けて、その間にクッションとなるべきエピソードがあったりすると、また違った感じになるかもしれません。

フルコースを食べる合間の、おつまみみたいな感じですか。贅沢な話ですが(^^ゞ。

また、大場さんの作品には、エピローグというべきエピソードが最後に挿入されているので、読後感がばっちりだということを挙げておきましょう。

とにかく、大場さんは送って頂いた作品、すべてがX指定という(笑)素晴らしい戦歴をお持ちですからね。今や、X指定をほとんど書けなくなっている私に代わり、すっかりこのページの顔になりつつありますね。様々な意味で、お礼してもし足りないくらいです。

 

大場さん、素晴らしい作品を本当にありがとう。これからも、精力的に新しい作品を生み出していってください。お願いします。

 

 

なお、この作品は、オリジナル「嘆くなり我が夜のファンタジー」の系譜に当たりますが、この後、すでに「Strings No.3」という作品が投稿されておりますので、みなさま、そちらもご覧下さいね。